2010年10月11日
人類最大の負の遺産「アウシュビッツとビルケナウ」
今日はお休みということで…映画の夜。
「シンドラーのリスト」
とても長い映画ですが、マラソンのように長い分、最後の感動も大きい。
子供たちが、大人になる前に一度は見た方がいい映画だと思います。
実話なのですが、その背景がとても強烈!
「人類最大の負の遺産…アウシュビッツとビルケナウ」
ただ、ユダヤ人というだけで(大量殺戮・人体実験)その数150万人!
それも、労働力にならない子供たちから…。
「オスカー・シンドラー」
ドイツの実業家でナチスの党員でもある。
ユダヤ人を助けるため、自らの工場に「ユダヤ人」を雇用、
シンドラーに救われたユダヤ人たちは、彼らの持っている唯一の財産
「自分達の金歯」を集め「指輪」をつくり、シンドラーに贈ったそうです。
「杉原 千畝」
日本の外交官、リトアニア領事としてシンドラーと同じく、
ヨーロッパで迫害されていたユダヤ人を救った。
日本政府の命令をことごとく無視して…「命のビザ」…
自らの意思で寝る時間も惜しみ、ビザの許可をだした。
帰国するための動き出した汽車の窓からも休まず書き続けました。
その数実に6000人分。帰国した杉原さん、もちろん外務省を免官。
その後、不遇の人生を送ったとのことです。…おかしな話ですが。
いくつかの切手にもなっています。
「オスカー・シンドラーと杉原千畝」
この二人に共通するもう一つのこと。
二人とも「ヤド・ヴァシェム賞」…諸国民の中の正義の人が贈られ、
エルサレムの丘に記念碑が…一人の命はこの地球より重い!
世界遺産でも資料館でも「負の遺産、負の歴史」も大切ですね。