2014年01月22日

「康(こう)の家」の完成写真です…見てね!

相模原市緑区日連に完成…「康(こう)の家」

ちっちゃなちっちゃな4軒の平家プロジェクト

「平屋に暮らす…連のいえ」の1軒目の地産地消の住宅。

今年の創和建設の自然住宅限定の家プロジェクトの代表選手です。

先日の「風のいえ」や「湖のいえ」と同様に長~い時間をかけます。

自然素材、それも平屋に近い住宅限定の販売土地、

その他の要望のお客様にはご遠慮願うという変な企画。

ある方から、「この企画って半分趣味?」と言われました

                  …趣味じゃないです、もちろん仕事です!

このような、わがままな企画に最初に参加していただいた、

康(こう)の家の家主さん、立派な家をつくっていただきました。

(それ以前には、背の高い洋風の2階建てを望まれるお客様が数組、

首を縦に振る気持ちを抑えて丁重にお断りさせていただいたこともあります。)

こうして1軒目の完成を目のあたりにして…後悔なしです!

あと3軒が並んだ時の景色を思い浮かべながら、ニンマリしています。

100坪アッパーの土地に建つ(木の家)の存在感は、やはり素晴らしい!

↓どこまで伝わるか、それでは「康(こう)の家」の竣工写真です。

遠くに山梨の山並が見える、畑のど真ん中の立地

長~い犬走り土間と深い軒が、いかにも住みやすそう

2階のキャッツウォークから見下ろしたリビングダイニング

伝統的な真壁構造の漆喰壁と薪ストーブがみてとれます

大きな桧化粧梁と、高い天井の杉板の質感が気持ちいい

おとなりの和室から西側を見た内観、大黒柱も存在感大

ここは昔のように、和室の壁は柔らかな土壁でつくられています

アイランドという言葉がまったく似合わない手作りの木製キッチン

トイレには無垢の腰壁と、施主様作の素敵なボウルが見えます

薪ストーブの恩恵たっぷりの、とても大きく迫力のある吹き抜け

ヒバを張ったハーフユニットのお風呂、とても明るくいい匂い

建物全体が相模原(津久井)の木(杉・ヒノキ)の香りが心地いい。

無垢と漆喰で仕上げた、開放感いっぱいの「康(こう)の家」。

連のいえの1軒目を、想像以上に見事に飾ってくれました。

南に面した屋外には大きな樽の雨水利用の仕組みも備え、

そよ風のソーラーシステムや正面に構えるピキャンの薪ストーブが、

カタチだけではない性能も優れた伝統工法の骨太住宅に花を添えます。

そして、見学会が終わると同時に、ここのお隣には「連のいえ」の2軒目

「芹(せり)の家」の基礎工事がはじまりました。もちろんこちらも平屋。

最初の「連のいえ」のコンセプトに1番近い建物になります。

それほど大きくないが質の高い平屋~この言葉がぴったりの「芹の家」

1軒…2軒…と数が増えるたびに価値が上がっていくであろう

足し算の家プロジェクト。これも建築家が一人であるという産物です。

最後に、木の家は手入れが必要。便利とは少しだけかけ離れています。

そんな面倒なことも、この場所・この企画を選んでいただいた時点で、

どの施主様もご了解済?…た・ぶ・んですが。

「康の家」は、これから外構や車庫の工事に移ります。

暖かくなり植栽が完成したおりには、再度写真を撮らせていただきます。