このブログで2度目の登場…瀬戸内の直島

今回は、先月号の日経ア―キテクチュアの記事

この連休、やることがなくて結構一生懸命読んでます。

「直島の奇跡」と題され、表紙を含めかなりのページを割き紹介されています。

知ってる人は昔から皆知ってる芸術島の「直島」

100万人の集客には、地中美術館・ベネッセミュージアム・ウ―ファン美術館

などの個性溢れる美術館も数々がありますが、それに伴い素敵なカフェが

できたり、町並みの保全活動の「家プロジェクト」などなど素晴らしいの一言。

町おこしに前向きな地元と移住者を含め楽しげな住人に

安藤忠雄などのビッグネーム、そしてそこに大手企業がくっつくと

こんなになるんだ~のお手本のような「芸術島~直島」です。

こんなに不便なところなのにやたらスケールが大きい。

意図的に造られた感はあるにしても、そのすべてが繋がっていく

エネルギーの大きさと、25年にも及ぶ辛抱強さには頭が下がります。

 著しい成長を見せる大企業が引っ張る町おこし=直島の奇跡。

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この日経は、他の月も興味をそそる楽しい記事が多く、

「ひとをつなぐ住宅」「短命建築の教訓」「改修で街の顔を再興」…

                 なども楽しく拝読させていただきました。

「奇跡の島…直島」 なんといっても四半世紀の継続が一番の奇跡ですね。

☆そう、まずは理念より少しづつカタチにすること…ハードルを1段下げて!

先日までの忙しさと一転、日本中お遊びの空気です。

創和建設㈱もカレンダー通りお休みを取らせていただきますが、

やはり弊社では、連休中仕事をしている人間がいます。⇒私

家庭サービスや子供を連れての行楽の年代も遥か昔に過ぎ、

(子供は特にある年齢を超えると一緒に出かけてくれないのです)

「自由」にはなるのですが、遊び方がわからない自分にふと気づきます。

       「自由って、どういう訳か不自由だ~!」

6月の世界遺産認定で混雑する前に富士山にでも登ろうか…そりゃ疲れそう。

しかたがないから、まあ、たまにはどこかにボーっと行きますか。

この休みを利用して新しい「スモールハウス」の企画なんぞも考えたりして、

でも必要に迫られていないのであまり真剣にもなれず空想どまり、

ユーチューブで好きなJAZZライブを見ながら、そんな小さな幸せをかみしめて…

弊社の毎年恒例の猫のカレンダーにはこう書いてあります。

      

        「今が一番、今を喜び、今を楽しむ」

                                 

                        そう、ベタに「今でしょ!」と自問自答!

ガルバリウムと漆喰・白洲壁の「凛の家」の庭づくりやってます。

現在大詰めで、創和建設・山下が頭になってガンバっています。

庭石・砂利敷き・車庫コンクリート目地抜き・タカショ―のウッド調車庫

植栽・石張り・バイクガレージ・枕木など新設・移設を含めて、

かなり大掛かりな仕事です。

まだ途中なのですが、植栽によってどんどんアルミ材の存在が

消えていきました。車庫じたいがあまり良いものではないので…。

ただ、大切な車も保護しなければいけないし、洗うのも面倒。

タカショ―の木調カーポートの色はいいですね。実にシンプルで大人しい。

通常のアルミ車庫に比べると、ちょっと高額ではありますが。

話は変わりますが、この建物は夜が特に美しいんです。。

シンボルツリーを下から照らす間接照明が威力を発揮し、

ガルバリウムと漆喰の質感と相反する植栽が淡く光りながら揺れています。

外装ガルバリウムメーカーのカタログの巻頭を飾ることになった

山梨県上野原市の「自然住宅・凛の家」の久しぶりのお知らせでした。

それにしても弊社の建物は、相模原・上野原・八王子・日野・調布・川崎など

どこも目立たない裏通りが多く、残念なほど目立たない。広告力少な~です。

それだけ静かな土地を選ばれる方が多いという事ですね。

出来ればもう少し目立つ場所に…誰かの商売人としての独り言です(笑)

もちろん、建築というものづくりの世界に生きる私たちとしては、

一般より楽しい住まいを建てていただき、皆様に感謝・感謝・感謝です。

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人と車の分離、そしてメインとサブのメリハリなど

              調度いいバランスの庭になりました。

人間長くやっていると頭の中も少しづつ変化していき、

それと同様「家づくり」に対しても変わっていきます。

若いころは、心も尖がっていて、なにしろデカイ家に住みたい

収納もたくさんあって、趣味の部屋なんかもあって…

そう見た目もまわりから突出して目立つ家を望み、

生活感を感じさせない家づくりを一生懸命考えたりします。

私自身、1番好きな建物は「コンクリート打ち放し」でした。

それが人生半分を過ぎてちょっとづつ、ちょっとづつ変化。

まずモノが減っていく、そして掃除もめんどうになり、

子供も巣立って家族との関わりも180度変わり…

洋服も買わなくなり、プラスの生活が差し引きゼロの生活に。

こんな感じで、

若いころは衣もどんどん重ね着していくのですが、

ある頃からどんどん捨てていき心も身軽になっていくようです。

この「捨てることの上手な方」が「上品」ということに繋がるのかも。

こんな年寄の家(褒め言葉)

周囲に馴染んだ住まいを考え、それでもちょっとしたセンスを感じさせ、

「落ち着いた家」を目指す。特に屋根まわり軒まわりの納めなど…。

ある意味どんどん普通になっていく。

収納も必要以上に多くしない。余分なモノはあえて後付け収納にして、

モノが減っていけば収納も撤去、空間を広く出来るよう可変性を待たせる。

当然内装ドアの数も減り、セパレートの空間も少なくなる。

肝心な建物のサイズは、最低限生活に困らないくらいの広さ。

心豊かな「スモールハウス」を目標に(税金も安いし)。

このような事がわかるのに40年近くもかかりましたが、

私たちの施主さんの中には、20代でこの言葉を口にする方がいます。

その若さでこの価値観って、とても凄いことだと思います。ご立派!

小さくとも良質な家、そして突出する事なくそして無個性ではない家、

人や環境の変化に対応できる暮らし方優先の家。

こんな家をつくっておくと、後に後悔が少ないです…たぶん。

生活しているのだから、生活感があってもいいんです!

そう、カタチだけの薪ストーブだけの小奇麗な空間より、

その隣に薪が置いてあり、炎が見えていた方がそりゃ素敵です。

居心地が良く、長持ちする家を目指しましょう。

              

                      暇なので、こんなの書いてみました。