2014年11月24日
農的暮らし・内郷の里「ホップの家」…上棟!大開放住宅になります。
農的暮らし…内郷の里プロジェクト
相模原市緑区の旧・相模湖町の少し奥に入ったところに、
少し前に完成した「粟の家」に続いて上棟した「ホップの家」。
上棟の日の夕方、式典のために顔を出した私の印象は?
建物を見上げながら思わず「カッコいい!」の一言。
スッキリとしたカタチの中に、ド迫力の大きな吹き抜け。
そこにドンと構えるであろう薪ストーブとストレートの煙突。
これから、とても楽しみなこの家は、石川&大塚棟梁が担当。
上棟した軸組を見ただけで、本当に楽しみになってきます。
それにしても「ホップの家」って、大酒のみの印象を受けますが、
じつはそれを栽培しているだけ…らしい?。
420坪の広い敷地に3軒と、とても贅沢な区画割、
「ホップの家」からお隣の「粟の家」までは大声を張り上げないと
なかなか聞こえそうもないほど離れています。
広大な斜面地にポツン・ポツンと家が散らばっている…
それもまったく違う方向を向いて…田舎暮らしでは理想的な配置。
この、それぞれの勝手さ加減が、なぜか微笑ましい。
そんな、あっちの方を向いちゃってる「ホップの家」。
それにはちゃんと理由もあるのですが、そんなのほっといて、
「カッコ良くなりそうだ!」と喜んでいる創和のスタッフ一同です。
そう、家ってバランスなんですね。綺麗なカタチをしています。
自然住宅(無垢と自然素材の家)の工務店・建築会社創和建設公式サイト
相模湖の自然素材の家は、ここで8軒目…嬉しいことです。
パワービルダーに比べれば、コストも時間もかかります。
このような家を建てていただける施主様に感謝です。
それにしても「内郷増原地区は、いいところ」ですね。
2014年11月21日
相模原市…柚子(ゆず)の家の外構工事やってます。
相模原市にて竣工したばかりの「柚子の家」
アプローチ&植栽の工事が、ほぼ大詰めを迎えています。
石と煉瓦と植栽と生垣、北側のプライベートの庭にウッドデッキ。
すべてが建物に負けないくらいの庭造り…
建物にビッタシの庭造りになっています。
邸名の所以の柚子の木も植えられて、あとは生垣の植え込みのみ。
自然住宅が主体の創和建設では珍しい部類に入る「高気密高断熱」。
ただ、近未来的な造作ではない、高気密と言えども木を意識している住まい。
コテコテ感の少ないすっきりとした佇まい。
素材だけで勝負しない、デザインの大切さがよくわかります。
建築写真はもう少し経ってからの公開で、今のところはザックリ外観のみ。
柚子(ゆず)の家
「カッコいい家になったな~」と我ながら思っています。
自然住宅(無垢と自然素材の家)の工務店・建築会社創和建設公式サイト
高台にあるこの家の北側からは、高尾山が一望に見渡せます。
ここ「季のいえプロジェクト」は、4軒の集合体。
ヤマボウシの家~トネリコの家~柚子の家~そして来年完成の家は?
ここから見える景色は素晴らしい…ただ、周囲からここを見ても素晴らしい。
創和の「家プロジェクト」の一番いいところは、後ろの方の言葉なんです。
…一戸の家から周囲の環境へ…
2014年11月18日
相模湖ドッグランカフェ「F・プロジェクト」…部分解体完了、いよいよ大工さん。
相模湖ドッグランカフェ
神奈川県相模原市緑区千木良でのリノベーション物件
「F・プロジェクト」と名付けられた古~い納屋の改修工事。
パーマカルチャーを勉強されている施主さんがセルフで参加。
見るからに面白そうな現場です。この「面白そう~」で参加しました。
解体工事が終わり、これから大工さんと施主さんでタッグを組んで
コツコツと家づくり・カフェづくりに励んでいきます。
相模湖対岸の内郷地区の景色もそれは素晴らしく、
駅から遠いという不便さを差し引いてもお釣りが来ます。
柱と梁の軸組だけになった納屋は、それはそれで雰囲気があります。
設計のビオフォルム環境デザイン室の山田さんや板場さん、
大工の佐藤さん、そして原と私とで中間打ち合わせ。
この写真からでも「楽しそう~」が伝わってきます。
来春になるであろう「F・プロジェクト」の完成を…そうお楽しみに。
自然住宅(無垢と自然素材の家)の工務店・建築会社創和建設公式サイト
この納屋がいい感じのカフェになる完成形を想像しながら、
八王子・立川方面からもワンちゃん連れの皆さんが、
こぞって大垂水峠のぐにゃぐにゃ道を越えてやってくる。
「フィールド・オブ・ドリームス」のラストシーンのように…ニヤニヤ!(笑)
2014年11月16日
雑誌に載ります「建築知識ビルダーズ」~建築のプロしか読まない雑誌ですが…。
先月、雑誌社(建築知識)の方から依頼を受けました。
「建築知識ビルダーズ」掲載!
この雑誌は、一般の方はあまり購読しておらず、
設計事務所やゼネコン、そして建築科の大学生など、
その道のプロの方が多く読んでいるもの。
私たちも、時々興味ある記事が載っている号は、
愛読していました。とても勉強になります。
今回の取材は、
「創和さんの建物をいくつか掲載をお願いしたい」との希望で、
郊外型のそんなに大きくない開放的な住まいの特集記事らしい。
弊社の数ある建物の中から彼らが選択されたのは、
①地熱の家 ②粟の家 ③木と土と太陽の家 ④命が輝く家
の計4軒。スタジオikb+ときなり舎の設計物件が2つづつ。
その4軒には共通項があり、
そんなに大きくない~間仕切りやドアが極めて少なく空間が広い
~外とのつながりを感じることができる~すべて土間を抱えている
~建物が、間取りというより、住まい方を意識している etc.
都心と違うので、やはり郊外には大空間が似合うという基準なのかな。
年末か年明けには全国の書店に並ぶようですが、その時はまた…。
敷居が高く、堅苦しいイメージのあったこの雑誌ですが、
どちらかというと柔らかなイメージの建物に焦点を当ててくれたこと、
時代の流れか?意外でもあり、とても嬉しく思います。
原稿チェックも終わり、見開き2ページづづの計8ページのボリューム。
とても専門的に仕上がっています。(冷静に事実を明記みたいな…)
会社が貧乏なので、お金を出してまで雑誌掲載をしないのですが、
このように無料でとりあげていただけることは大変ありがたい。
建築知識の来ていただいたスタッフのみなさん、建築家のみなさん、
そしてなにより掲載にOKをくれた施主のみなさん、ありがとうございました。
今日は、建築雑誌掲載予定のご報告でした。
2014年11月13日
藤野「果樹のある家」…梁丸太の加工の立会いに…
先日、いまだに名前の決まっていない2軒のうちの一つ
(シュタイナー学園にほど近い斜面地に建つ自然住宅)
の邸名が決まりました。(果樹を植えられる関係で)
「果樹のある家」
この家は、名前は優しいですが、林業や製材所にとっては
~ここだけの話(笑)何故か厳しいらしい…。
材寸が太く長いこと、そして伐採時期もぎりぎりであることなど。
そして数日後、そのお世話になっている林業者さんから、
「良い山の間伐材に手を入れていいという連絡があった」と報告があり
みんな大喜び…じつに太い!、年期が入っている。120年モノ!
その丸太落しを、施主・建築家・そして私たちで見学に…。
地元丹沢北麓の青根の山の間伐材は、電話の通り見事でした。
中村&鷹取のダブル棟梁でつくっていく骨太のこの家は、
まわりの自然と家々とで、とても雄大な景色を見せてくれるでしょう。
加工に時間がかかるので、予定通りの上棟日が可能かどうか…?
最後に、ここのお子さん、カメラを向けると急にニッコリ笑顔。
この日の一番の驚きは、デカい木よりもこっちかな?…素晴らしい。
一軒の家が半日足らずで加工完了という家づくりもあれば、
このように手間暇かけて数十日もかけて加工の家づくりもあります。
大量生産・大量販売の世の中で、辞めていってしまった林業や
製材所の皆さんにも、一時期よりは陽が当たる時代になりそうです。
最後まであきらめずに、苦しい商売のなか続けてきた人たちに、
もっともっと大きな陽が当たればいいですね……ウッド・ジョブ!!