2014年11月13日
藤野「果樹のある家」…梁丸太の加工の立会いに…
先日、いまだに名前の決まっていない2軒のうちの一つ
(シュタイナー学園にほど近い斜面地に建つ自然住宅)
の邸名が決まりました。(果樹を植えられる関係で)
「果樹のある家」
この家は、名前は優しいですが、林業や製材所にとっては
~ここだけの話(笑)何故か厳しいらしい…。
材寸が太く長いこと、そして伐採時期もぎりぎりであることなど。
そして数日後、そのお世話になっている林業者さんから、
「良い山の間伐材に手を入れていいという連絡があった」と報告があり
みんな大喜び…じつに太い!、年期が入っている。120年モノ!
その丸太落しを、施主・建築家・そして私たちで見学に…。
地元丹沢北麓の青根の山の間伐材は、電話の通り見事でした。
中村&鷹取のダブル棟梁でつくっていく骨太のこの家は、
まわりの自然と家々とで、とても雄大な景色を見せてくれるでしょう。
加工に時間がかかるので、予定通りの上棟日が可能かどうか…?
最後に、ここのお子さん、カメラを向けると急にニッコリ笑顔。
この日の一番の驚きは、デカい木よりもこっちかな?…素晴らしい。
一軒の家が半日足らずで加工完了という家づくりもあれば、
このように手間暇かけて数十日もかけて加工の家づくりもあります。
大量生産・大量販売の世の中で、辞めていってしまった林業や
製材所の皆さんにも、一時期よりは陽が当たる時代になりそうです。
最後まであきらめずに、苦しい商売のなか続けてきた人たちに、
もっともっと大きな陽が当たればいいですね……ウッド・ジョブ!!