2013年08月08日
伊那(長野)大特集3連発…第1弾 「イエルカさんの薪ストーブ」
今日から長野県伊那市の大特集です。
(と言っても行ったのは1日だけ、それも早朝から夜まで老体に鞭打って…)
最初は以前から楽しみだった「イエルカさんの薪ストーブ」
前もってお電話でそのうち伺いますと連絡、やっと叶いました。
チェコから日本に来られ山奥で仙人みたいな暮らしをされてます。
最近特に多くなった薪ストーブ・ペレットストーブのある家。
弊社の全新築棟数約60%以上に薪ストーブかペレットが入ります。
異常と言えば異常。耐えられないほどの厳寒地ではないのですが、
それだけ皆さんの意識が、自然エネルギーに向いているのか?
はたまたエアコンの吐き出す熱を毛嫌いしているのか!
移住してこられる方や建築家とのお付き合いも大きいと思います。
不思議です。そう、家を建てていて…雪国でもないのに不思議なんです。
一応神奈川県なのに、この薪ストーブの普及率!
1日だけの伊那の旅、
まずは長野県の中川村にあるイエルカさんのご自宅へ…
予想通り迷って、通り沿いの一軒のログハウスへ尋ねたところ
「私の家の隣がイエルカさんちですよ」と親切に教えてもらったのですが、
「隣の家~?家が見えない」…それほど何もないところだったのです。
イエルカさんと悦子さん、お忙しい中、嫌な顔一つせずにっこり笑顔で
気持ちよく迎えていただき、このざっくりした個性的なストーブの話を…。
と思いきや、ストーブのお話しはほんの5分程度、
「もっと焼き物をやりたいんだ」から始まり、村民の皆さんや村長さんとの関わり、
そして悦子さんと一緒に移り住んだこの南信州の中川村が大好きなこと。
「ここは山が深く空が狭い、けれどとても美しい。皆さんは感じているかどうか、
日本の山や木々は外国に比べてとても綺麗なんです。」とイエルカさん。
「大好きな映画館や図書館が無いのが心配だったのですが、今ではネットで
見れるし、人との関わりも楽んで毎日を送っています。」と悦子さん。
ともに大好きな場所で大好きなことをしながら生きてこられたのでしょう、
お二方ともとっても若々しいの一言!
帰りの車の中「来て良かった」とお二人を思い出しました。
その思い出した顔もお二人の笑顔です。
その人を思い出すとき笑顔が浮かぶ人って、いいんですよね。
丁寧にいれてくれたとっても美味しいコーヒーと果物をいただきながら、
2時間近い時間があっという間でした。ありがたいことに、
私自身、ゆっくり流れる景色と時間の中でココロの洗濯ができたようです。
ここ何軒かで施主さんが好んで設置するイエルカさんのストーブの魅力
それは薪ストーブの個性だけでなく、お二人の人柄が何より素敵だから!
なんだろうなと改めて感じた充実した時間でした。
最後の見送りにも出てきていただいたイエルカさんの一言。
「藤野のみんなによろしくね(笑)」
そうなんです、ここへはどういうわけか藤野の方が何人も来ているんです。
こうして私も薪ストーブの話をほとんど書きませんでしたね。
土間の広い自由な空間には、とても似合う薪ストーブです。
こ洒落た空間ではなく、外と中の繋がりのある自然な空間に…。
それではイエルカさんの温かい薪ストーブです。
お住まいの古民家も雰囲気があります。
イエルカ・ワインさんのサイト、ちょっと覗いてみてくださいね。
見て見て感がなんにもないない自然体なサイトです。