2010年10月31日
「移住の街…北海道伊達市モデル」
「移住の街 北海道伊達市モデル」
千歳空港から一時間と少し(ちょっと不便)、平成14年頃から始まった
官民一体で「移住による街の再生」で全国的に有名になった街が
それまでは、有珠山爆発などで予算を組むことが出来ないほど
切迫していた街の財政も、その政策により持ち直し「元気な街」
他の自治体が、企業や工場の誘致へ動いたのに対し、
伊達市は「定年後の田舎暮らしを望む方」を中心に見据えました。
「都会のゴミゴミした中を抜けだし、自然の中で人間のあるべき姿で
のんびりとセカンドライフを送る」
「自然エネルギーを生かしたエコの生活の中で、おいしい水と野菜
「企業の誘致より 人の誘致」
こんな目標をたて、「官民一体」で邁進した結果マスコミにも大きく
取り上げられ、現在かなりの成果を残しているようです。
ただ一口に「田舎暮らし」といっても、裏を返せば「不便」が
ついてまわり、難しいことが多々あるのですが、
それを解消するための「具体的な努力」もたくさんしているようで…
1. 良質な400㎡以上の土地の供給(もちろんお金はかかりますが)
2. 建ペイ・容積・高さの制限(街並みをくずさず、空を広く見せる)
3. 60歳以上の高齢者限定の料金の安い「愛のりタクシー」の設置
4. 次世代のための「アンダー50歳」のすすめ(これ凄い!)
5. 自治体によるパンフや案内の積極的な配布
6. おためしの「移住体験施設」の建設(損して得取れ?)
7. メイン道路の緑化(街を美しく見せる)
こんな感じで、私達のような「民間」でも出来ることですが、
「官民一体」というのは実に「カタチ」になるのが早い。
日本の「トカイナカの街」がお手本にできる成功者。
そんな北海道のトカイナカ「伊達市モデル」の紹介でした。
いくら 北海道の中では 暖かいといっても 北海道だからな
ココまで来るのには みんな大変だったんだろうな~。