2011年12月04日
「REGAL 八王子」
いつの時代のどこの街にも「その街の顔」になる建物があるようです。
受け取る側の感性にもよりますが、それぞれの想い出とラップして、
セピア色の風景と酸っぱい匂いと一緒にいつまでも心に残っています。
特に10代後半の、あまりに自由だったころのその場所は鮮明です。
そこは、学校であったり、喫茶店であったり、デパートかもしれません。
近々、八王子そごうが閉店となります。
八王子といえば、学生の街で変化が大きいせいか、古き良き建物が
いつのまにか無くなっていることもしばしばです。
オジさんやオバさん達のヤンチャな頃の想い出がそれといっしょに…。
駅近の「朋松」という名喫茶店がなくなってがっかりした方も多いはず。
この駅の周りには、顔になる喫茶店も多かったような気がします。
今は、個人的に「リーガルショップ」は、いつまでも残って欲しいかな。
集合ビルの一角ですが、その古レンガの具合が何とも言えず良い。
ここのローファーに憧れつつも、高校生のおこずかいでは手が届かず、
いつか「コインローファー」をこの店で買うんだ、と心の中で呟きながら
ショーウィンドの前を通り過ぎ、手にした時は鼻がピノキオ状態。
いまでも、たまに店の前を通りながら横目でしっかり
「REGAL」の文字を確認すると…何故かうれしくなります。
昔も今も、古くなればなるほど価値が上がるって、なんかいいですね。
↓今日はリーガルなのでイギリスの香りムンムンの「エルトン・ジョン」
(ユア・ソングをはじめ、名曲ぞろいですが、ベ二―&ジェッツや
この歌がおさめられているアルバムがまず頭に浮かびます。
黄昏のレンガ路 (グッバイ・イエロー・ブリック・ロード)