神奈川県中郡大磯町…創和建設にとっては、とってもお客様が多い土地です。
相模湾に面し、伊藤博文や吉田茂の別荘があったことでも有名だが、
じつは山縣有朋、大隈重信、西園寺公望、陸奥宗光、岩崎弥之助、安田善次郎と、
現代の日本をつくってきた多数の偉人の別荘があった町。
ほんと「笑っちゃうくらいすげ〜」。北面に丁度いいくらいの小山を抱え、
背の高い建物も少なく、なんだか高貴な雰囲気も漂っているように見えます。
駅舎やその周りも、懐かしいの一言で、とてもいい感じです。

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そんな大磯の町で2軒目になる家が無事上棟を迎えました。
設計は、1軒目と同様(市川創巳さん)。
住宅街とは言え、大磯の風景に負けないよう、一つの風景となっていくよう、
きっちりした仕事をしていきます。
大工さんは、現在、巨大プロジェクトに加わっている関戸棟梁(息子さんの方)。
「丁寧に、やるべきことを順番にキチンとやる。」とても頭脳明晰の棟梁です。

現場監督は東松山の家に続き、創和建設の山口が指揮します。
それにしても、アシンメトリーの屋根がとても綺麗な大磯の家。
高千穂さんのシラスそとん壁も、この家はちょっと変わった色なります。
それも楽しみにしてください。

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ここ大磯の町は、周囲の町に比べ、とても個性的。
小さなお店が残っている…巨大モールがない。とっても素敵‼︎
私たちの大好きな路地裏の光景が沢山ある。
薄っぺらいつくられた町ではなく、昔からずっと人が主役の町。
いい感じにお年寄りと若い人が入り混じっているようです。
駅から現場までの道は、歩いていてとても愉しいひとときです。
「ここのどこかに、中村好文さんの小さな家があるんだよな〜」と、
くるたびに青い空と小高い山の稜線を見上げてしまいます。
↓こんな素敵なお店が、たくさん残ってますよ↓

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いい町に〜いい家…最高です(笑)。
最後に、木下家邸宅やサンダースホームなど、大磯駅に行くたびに必ず見に行ってしまう場所があります。
それも載せておきます。

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藤沢の家のお引き渡しとペレットストーブの火入れ式が行われました。

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2月の1年の中で最も寒い季節ですが、ここ湘南の藤沢の街はそうでもない。
着工から半年、無事お引き渡しとなりました。
建築家・現場監督・電気・水道といつものように全員集合でお引き渡しイベント。
この家は、横にも縦にも大きく開けた大解放の間取りと、アウトリビングの外テラス
と中の土間が気持ちよく繋がる曖昧な空間がとても気持ちがいい。

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そしてこの日はもう一つのイベントがありました。
厚木のセルフィッシュさんによるペレットストーブの火入れ式。
薪ストーブの家が多いと言われる創和建設ですが、何気にペレットも多いんです。
ペレットストーブ…近隣の事も考えると、ここ湘南にはペレットがちょうどいい。
ここ藤沢の家は、国産ペレットの愛知のトヨトミさんの製品を設置しました。
自然な素材で仕上げた空間の中で、参加したみんなも感じたであろう、
ペレットストーブ本体の小窓から見える炎で、体も心も温まったようです。

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そして、半年通った藤沢の家の最後この日、帰りの道すがら一軒のお店に…。
四十数年前の日本がバブルで踊りまくっていた時代に友人たちと通っていた
茅ヶ崎のサーフショップの“goddess“さんへ…建物は残念ながら変わっていますが、
goddessは今も健在‼︎スタッフの方「コロナは、ホントに厳しかったのよ〜」
と言ってました。

ショップの中をウロウロしながら、頭の中は当時に戻って「うーん、懐かしい」

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このショップが横浜・山手のドルフィン同様に有名になった、
ユーミン(当時、荒井由実)の天気雨という曲の歌詞の一部…
「サーフボードなおしに“”goddess“”まで行くと言った…
白いハウスをながめ相模線にゆられて来た…茅ヶ崎までのあいだ
あなただけを想っていた」そう、この“goddess“です。
ある年代の方にとっては、湘南はパシフィックホテルとゴッデスがツートップかな?

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ショップは新しくなっていましたが、昔の建物の写真もしっかり飾ってあり、
数十年振り足を運ぶ私たちをしっかりと若かりし頃に運んでくれます。
当日の午前中には、やはり四十年振りという八王子のお客さんが来たらしく、
「今日は、なんて日だ‼︎」と、店員さん大笑い。
この日の私は、今も変わらないあの懐かしいロゴのTシャツだけ買って戻りました。

「goddessさん、タイムスリップさせてくれてありがとう。」

相模原市の里山に着工する(仮称)『いなさの家』。
3月初旬の澄んだ空気の中、地鎮祭が執り行われました。

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お引き渡し後に住まい手さんが邸名を決めていただけるまでの仮の名前。
いなさとは東南の意。まさにこの土地、なだらかな斜面を抱えてながら、
暮らしの一番美味しい方角である東南がこれでもかというほど開いている。
ほんとに「これでもか」というほどなんです。

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設計も、この方向を100パーセント生かすよう考えられています。
太陽と微風の恩恵をたくさんたくさん享受できる心地いい暮らし。
暖かいリビングと、そこから繋がる眺望のアウトリビング。
「気持ちがいい家になるんだろうな〜」と今から感じさせてくれます。
私たち創和建設のスタッフも、設計の市川さんと共にとっても楽しみ。

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相模原市『いなさの家』の家の完成は、夏の声を聴く季節になります。
この家の窓からは、前の畑に続く対岸の山並ラインそして青い空…
そこには、きっときっと、お宝のような風景が待っています。

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最後に、地鎮祭当日の南側の風景と空(そら)の写真をちょっとだけ。

今年の最初の完成建物は、八王子市と藤沢市。

2軒の家は、ともに完成見学会を開催しました…施主様のご好意で。
この、完成見学会…皆さんの家づくりに大いに役に立ちます。
建築のご相談をした時に、工務店やハウスメーカーから何を提示されるか?
カタログ・モデルハウスなど、コスパ関係なしの高額な家を見せられることが多い。

実際、建って引渡しを受けたら、想像とまったく違っていた…よくある話です。
どうすれば「いい家が建てられるのか?」それは簡単。
ご自身の“大好き“を見つけること。
そのために、引渡し間際の飾らない素のままの家を見ること、匂いを嗅ぐこと。
外観だけでもいい、これをいくつか見ていくうちに好きな家と設計者が見つかる。

ご自身で、ネットでいろいろと調べまくるのも、納得することに繋がり悪くない。
ただし、間取りを考えご自身で図面を書くのは辞めた方がいいです。
設計費とは、建築家の労務費だけでなく、そのセンスを買うのですから。

建築家が設計し、完成見学会を開催した『八王子の家と藤沢の家』。
再度、抜け感と素材感に満ち溢れた2軒の完成写真を公開いたします。

八王子の家
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藤沢の家
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みなさん自分の大好きを見つけて、ぜひいい家を建ててください。

神奈川県相模原市緑区日連…このあたりは創和建設の家づくりがもっとも多い場所。
そして、この地域はどう言う訳か、じつに建築レベルが高い。
伝統工法の昔ながらの懐かしい家から、現代的なデザイナーズハウスまで…。
どの建物にも言えることは、工務店設計ではなく外部の建築家が設計する事。
良質な住宅を作る一番の近道です。

これは、ありそうで、なかなかないこと。
時間をたっぷりかけ、そしてその時間と建築家の才能にもコストがかかる。
同じような家を、バンバン作っていく、建売分譲住宅とは一線を画している町。
多分、20年後くらいにその価値が目に見えてくるのだと思います。

この『日連の家』も、建築家(studio ikbさん)がガッツリ絡んで、
とても楽しい家になっています。
何しろ土間の面積が大きい。建築の変わり種が多い藤野の町でも、
空間がステップしており、変わった家の一つに数えられると思います。

創和建設の代表が良く口にする「抜け感のある空間」そのままです。
水平方向、垂直方向、ともに対角方向が気持ちがいい。
「この家、どうなってんの?」と思わず口に出来る家。

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完成後には、またここでご紹介いたします。