歳を重ね、心の中にちょっとだけ仕事に対する余裕と落ち着きが(?)生まれてくる。
そしてそれが味となり家に生かされていく…ゆっくりとゆっくりと…それでいいのか?
…「歳を重ねるということは、着実に余生は短くなっているんだよな!」

ということで、数年に一回は、あるかどうかわからない自分のやる気Switchを押してもらいに尊敬している人会ってくるのが私の常。ということで…
今年は、シンケンスタイルの迫社長へ、ちょっと遠いけど鹿児島まで行ってきました。

3日間と長いのか短いのかわからないが、実に充実した時間を過ごしてきました。
はっきりとわかりやすく、単純明快にいいお言葉をいただきました。
これからの日本の建築の流れ、会社の経営、お客様との向き合い方などなど、
モデルハウス、スタディハウス、実際に暮らされている住まいなど10数軒拝見し、
迫さんやスタッフの方々のとっても前向きな考えも聞かせていただき
この上ない充実した幸せな時間を過ごしてきました。



最終日の半日は、市内の照国神社・知覧の特攻記念館を40年ぶりに見学に行き、
その頃同様胸が熱くなり目から水が…恥ずかしいくらいに。(このあたりは後日)

小さな家・性能もそれなりに良い家・可変性のある家など、創和建設と同じような考えで、
違うのは弊社が全ての家を施主様に合わせて外注設計主体で作りたがるのに比べ、
標準的な仕様・納まりを守ってほぼ一種類の家を作っていくシンケンさんのスタイルであること。ただ、最もたいせつにしていることは「住み心地」で、共通でした。



やる気Switchありました(笑)しっかり押して…その答えが『小さな小さな家のモデル』に生きてきます。そのご報告は夏ごろになります。

毎度お馴染みの家づくり学校さんの雑誌「埼玉での家づくり」。
今回も、雑誌掲載の打合せを兼ねて、恒例の川越訪問。

仕事とは言え、この仕事大好きです。
何しろ約2年に一度のペースで川越も街を散歩できるのだから。
今年の川越の街の印象は「ここ、どこの国?」というくらい
海外の方が多かった。観光国・日本の強さと円の弱さを実感。
これだけ円が弱ければ皆さん来るよな〜。



という訳で、今年の川越の写真をたくさん載せておきます。
それでは…本屋さんで見かけたらぜひ買ってくださいね。



仕事に慣れることはとても大事。ただ、それがやがて慢心につながっていく。

創和建設の監督、大工さん、みなさん優秀。普通の工務店では手を出さない
難しい自然住宅もウェルカムでやっています。
経験値が上がれば上がるほど「こう、納めとけばいいんだよ」と、
一見適切に思えるが、実はもっといい納まりがあったりする。
そして何より、自信がつけばつくほど初心に帰れないこともあり、1番大切なシンプルな
答えに辿り着けない場合もある。

瑕疵保険の構造&防水セミナー…家にとって最も大切なこと
それを、もう一度「みんなで考えよう、話し合おう」会。

創和建設の現場監督と大工さんが17名集まり2時間のセミナー開催。
先生は、甲府からJIOの深松さんと東京の検査官に来ていただきました。

(初心に帰ろう‼︎初心忘れるべからず‼︎一生勉強‼︎慣れにはリスクが伴う‼︎)仕事の基本です。

それでは、真剣に現場セミナーを受けた様子写真を見てください。
みんなから疑問点の質疑や新しい法改正のことなど前向きな意見が飛び交った
とてもいい時間でした。社長、それを見ながら大喜びでした。

今回はタイトルが不自然、偶然テレビでやっている宮藤官九郎脚本・阿部サダヲ主演
のドラマから…。見てはいませんが、昭和から現代へタイムスリップした男の物語。

たまたまその時期に、雰囲気のいい昭和の藤野のロータリーの写真が出回って来ており、そこに創和建設の前身も写っているという…。日本がそんなにゆたかではなかった頃、携帯もパソコンもなかった時代、みんな経済的に豊かになるために大人は上をずっと目指して頑張って、若者はフェアレディZに乗りたくて、ギターを買いたくて、そんな物欲でも頑張れた時代、海外から車・音楽などどんどん入ってきて吸収していった時代。手がかかるが個性的なものも溢れていた。現代には現代のいいところもたくさんあるのですが…そんなザ・昭和の藤野や相模原の写真です。

まあ、立派に田舎です。それにしても、昔の写真は雰囲気がある。レトロ感100%。
それでは、そんな懐かしい写真をいくつか下欄に。
「不適切にもほどがある」の番宣の一コマ「昭和に帰ってトゥナイト見たい〜‼︎」、その年代のわかる人にはわかる楽しい一言…実に不適切(笑)。




山梨県大月市の高台に完成した無垢とシラスと漆喰の大型自然住宅。
そのサイズや大胆な抜け感から、住宅と施設の融合のような趣きがあります。

IMG_1905 S__103309339

この家は、都内(日野市)にお住まいの施主様が、生まれ育った故郷に作った
人生の後半を豊かに楽しむための風変わりな箱です。
久しぶりにお邪魔したこの家は、外には立派な畑がやベンチなど、
家の中は楽しんで暮らされているであろうことが容易に想像できる
ダイニングキッチンまわり、使い込んだ数々の楽器が並べられ、
まさに大人の秘密基地の自由なそしてセンスのいいリビング。

IMG_1910 IMG_1911

そしてここだったら、大音量で楽器を鳴らしても全く心配ない…
そのくらい隣家とは離れています。

IMG_1919 IMG_1930

寿命が80年を超え、定年後の20年をどう働きどう生きていくか!
私たちも、そんなことを考えていかなければならない年齢になってきました。
(と言いながら、ずっと仕事をしていくんだろうという気持ちもあり…)
創和建設には、小さな小さな終の住処のご相談が多いですが、
中にはこのようなパワフルに楽しんで生きていく方もいます。

IMG_1946 IMG_1943

このお客様との出会い…突然、八王子営業所にドラえもんののび太のような子供が
嬉しそうに楽しんでいる挿絵とともに『大人の秘密基地プロジェクト』という
企画書を携えて「こんな家を作って下さい!」とニコニコされていたのを
昨日のことのように思い出します。これからずっと何年もかけて、経年変化で徐々に施主色に染まっていく家。
改めて感じる自然素材の心地良さ。それぞれのお客様にはそれぞれの理想があります。
常識に囚われない10人10色は大切ですね。

設計開始の際には、ぜひ皆さんの心の秘密基地をお伝えください。