2014年09月24日
完成見学会のお知らせ … 翠の家 と 花風の家
現在急ピッチですすんでいる2軒の自然素材の家
相模原市緑区小渕の高台に建築中の
「翠(みどり)の家と花風(はなかぜ)の家・完成見学会」
見学会は10月19日(日)の予定。
ここの特徴は(神奈川県と山梨県の木を通しての協力)です。
相模川と桂川の流域が、民間レベルで手をつなぎ、地元材を支給。
あるようで、今までなかったんですね、この仕組み。
東京・神奈川・山梨の県境に位置するこの場所だからできたという、
立地がありきの地域ブランド化事業です。
相模原・津久井森林組合さんと上野原・北都留森林組合さんという、
2つフラッグシップの存在がとても大きかったのだと感じています。
いい雰囲気の住まいが2軒並んでのお披露目です。
薪ストーブ&太陽熱のそよ風システムも設置。
街中(なか)の割に「やりたいこと、やってます~」…です。
街場のなかでも一風変わったこの2軒の家は、
ナチュラルな質感を大切にしながら、完全な洋風ではない趣になっています。
南欧風(なんちゃって○○風)もどきとかではなく、質の高い家づくりを目指し、
地元の杉と桧でシンプルにつくりこむ事に拘りました。
残り1ヶ月…平野・鷹取の2人の棟梁と応援の大工さんたち。
建築家が管理する仕事は、それでなくても難しいのですが、
すべての素材を丁寧に、両名ともとてもいい仕事をしています。
清々しく、気持ちがいい家…です!
当日は、建築家と弊社のスタッフにて「木の家・勉強会」なるものを開催。
私たちも、来場者のご意見を参考に、これからの家づくりの参考に…。
詳細は、来月お知らせしますが、とりあえずのお知らせです。
(先日の、NHKの小さな旅では、ふじののいいところがたくさん紹介され、
改めてこの町は、土地ではなく人なんだということを感じさせてくれました。)
数人のお客様から、藤野を検索すると変な(面白いと個人的には理解)ことが、
真面目にたくさん出てくる。とても珍しくとても興味が湧いてくる…と言われました。
それこそ、少しづつですが、前に進んでいるということなんだと思います。
まだまだ田舎でなんにもなくて、自分の描いたことがカタチにしやすい町。
そしてそれを受け入れてくれる土壌がある町や人のお蔭なんだと…ふと。
2014年09月19日
内郷の里…「粟(あわ)の家・薪ストーブ火入れ式」
2014年09月15日
(仮称)相模湖ドッグランカフェ…着工!
相模湖・ドッグランカフェ…着工!
夏の暑さも少しだけ和らぎ、朝晩は気持ちがいいこの辺り。
相模湖の千木良地区にて、古い納屋がカフェに変わります。
それもドッグラン併設!
まさにセルフビルドいっぱいのリノベーション。
改修前のお浄めは、神主さんの代わりに創和の志村がタクトを振って行い、
施主様ご家族・設計者さん・現場監督・大工さん・解体屋さん・
基礎屋さん・水道屋さん・電気屋さんと打ち合わせを兼ねて参加。
当日の打ち合わせでは「これはもったいないから残そう」など、
最初の予定より少しだけ変わったこともありました。
このような古い家を活かして何かを始めるということは、
つい最近までは移住者の専売特許のように感じていましたが、
ここの施主様のように、この近くで生まれ育った地元に近しい
若い方が自らの意志で再生を望むという方も最近では増え、
むかしに比べ価値観も変わったな~と、たいへん嬉しく思います。
これから数か月…この納屋がどんな風に変貌を遂げていくのだろう。
施主様の満足いく家になりますように…。
現場監督は、最近ではリフォーム・リノベーションの比重が増えた
原監督が担当します。
リノベーションは新築に比べ、各社個人の力量がものを言う。
そして、現場での良い方向への決断もものを言う。
参加したみんなの顔も、嬉しそうでもあり、そして厳しそうでも…。
日本全国、家に対する価値観も徐々に変わっていってます。
リノベーションに耐えうる家は、そう新築時にホンモノである事が条件ですね。
2014年09月10日
相模原市に「命が輝く家」…竣工!
遅ればせながら、先月見学会を開催した「命が輝く家」のお披露目。
眺めのいい斜面に建築したこの建物。
建築場所は神奈川県相模原市緑区牧野地区。
地産地消の木材・スキップフロア・土間のある家・自然素材
イエルカの薪ストーブ・古材利用・セルフビルド…他にも夢がたくさん。
仕上げも、無垢杉・高千穂の白洲そとん壁・漆喰壁…など盛りだくさん。
ただ、この家の価値はそっち方面ではないような気がします。
ゴタクはならべずに、まずは完成写真を掲載します。
「牧野・命が輝く家」…完成です。
このての家のいい所は一番最後の写真に集約されています。
家の中を通り抜ける心地よい里山から風を感じながら、
無垢の柔らかな杉の床に、ゴロンと寝転んでいる子供の姿。
とても気持ちが良さそうな…
真夏の暑い季節を忘れさせてくれるような…そんな風景ですね。
この家は…そう…どこか懐かしい匂いがします。
木の床の中でも…杉の温かみや柔らかさは格別です…ゴロン!
2014年09月06日
廃校になった雰囲気のある木造校舎(旧・小渕小学校)…解体前の見納め会!
数年前に藤野中央小に合併のため使われなくなった旧・小渕小学校
とても雰囲気のある昭和の匂い全開の木造校舎。
牧郷ラボが入っている旧・牧郷小学校と双璧の懐かしい建物。
歩くたびにギシギシ床が鳴っている「ザ!田舎の学校」です。
正門~校庭~玄関~職員室~教室~音楽室~二宮金次郎などなど
小さいころに見ていた風景がそのまま残っているのを見ながら、
各世代たくさんの卒業生が集まり昔話に花を咲かせていたようです。
10月には無くなってしまうこの校舎…じつに残念。
校庭の隅っこでは、ミニバックホーであちこち穿り返している
怪しい一味(弊社のお付き合いしている電気屋さんの諸角君)。
じつは、ある年代のタイムカプセルを埋めた場所がわからなくなり、
頼まれてあちこち試掘しているとの事。(最後の写真)
その後、見つかっただろうか??
タイムカプセルと言えば…船越栄一郎がいい味出してた
すでに解散したファンモンのpvの(告白)という曲を思い出す。
この曲や「ラブレター」は、まずpvありきで…そう売れました。
お隣の八王子出身ということで、毎回依怙贔屓してました。
サッシをアルミから木製の古びた感じに変えれば、すぐにでも
映画の撮影にも使えそうな…そんな小学校でした…じつに惜しい!
古いモノを残していくのはとてもお金のかかる事。
そして今は耐震・耐火という大切であると同時にやっかいなことがある。
それでも裏に見える鉄筋コンクリートの校舎に比べ、
歴史の重みも加わって、その佇まいは格段に美しい。