2015年03月03日
「粟(あわ)の家」のお客様…いい感じに暮らされてます。
相模原市・粟(あわ)の家の里山暮らし…
里山の「木の家」のお手本のような家の住まい手Hさん、
久しぶりに伺い、とてもゆったりとに暮らされていました。
大きな空間の真ん中に薪ストーブが置かれ、
その煤け具合から「薪ストーブ料理」に精を出してるが
良くわかります。(料理の先生なので)
少し和の山小屋風の風情も感じさせてくれる粟の家、
古~い先代からの無垢のタンスもとても馴染んでいて、
より一層感慨深いモノもありました。
蓄熱土間・薪ストーブ・ゴエモン風呂・藤野電力など
エコそれも自然エネルギーによる省エネ、
これだけいい暮らしをしていながらも
1ヶ月の電気代は2000円を切るようです。
暮・ら・し…という言葉がとても似合う優しい「粟の家」…豊かです。
創和建設のいくつかの(家)プロジェクトの中で、もっとも
土に近い農的プロジェクトであり、人のつながりももっとも
強いイメージ。当然、すべての家に蓄熱土間があります。
「粟の家」…「ホップの家」…「○○の家」と続くこの企画
やがて風景となって私たちの前に姿を表してくれます。
☆山梨県都留市「都留の家」の基本設計が大詰めを迎えています。
北都留森林組合さんのご協力で、施主が伐採の現場から参加、
地元中の地元で間伐した木材を使った地産地消の家づくり。
プレカットきざみも、地元・甲斐東部プレカットセンター。
中田さん・小俣さんの協力にて「本当の地産地消住宅」に。
こうなったら、大工さんも弊社の中から山梨県人を選びます。
間取りもカタチも強烈に面白い感じになっていました。
面白いという事は、裏を返せば間違いなく現場は苦労する。
そして一番苦労するのが施主さん。ただ、施主さんもやりたがり。
「都留の家」…こうご期待。
…たぶん強烈に面白いです!
2015年03月01日
平屋に暮らす・連のいえプロジェクト…「樺(かんば)の家」のお庭の工事はじまる。
4軒の(平屋プロジェクト)の3軒め「藤野・樺(かんば)の家」
外構・植栽の工事がはじまりました。
里の家にとても似合う自然な景色になりそうです。
青い空の下、背の低い家は周囲とのバランスも美しく、
そこにあえて「造りこむということを感じさせないように造りこむ」
八王子市の高尾山の麓から来られた造園屋さん(港屋さん)が、
寡黙にコツコツと作業をすすめています。
完成前ですが、まずはその雰囲気だけでも伝われば…
造りこまない様に造りこむ自然さを
完成後のいい季節の折には再度登場予定
お隣も、3月には造園に入ると聞いています。こちらも楽しみ。
創和建設の家プロジェクトの中でも、初めての平屋限定。
こうして「連のいえ」という平屋が3軒が完成し、
しばらくして最後の4軒目に着工することになると思います。
「康の家」…「芹の家」…「樺の家」…「?の家」
さぞ、いい景色が出来上がっていくのでしょう。
広い敷地の土地分譲は企業経営としてはどうかと思いますが、
我ながらとっても幸せな建築会社ですね~ホント!感謝です。
2015年02月27日
国交省・地産地消の住宅グリーン化事業→たぶん?もうすぐ!
数年続いた今年3月までの「地域型住宅ブランド化事業」
そして今度はブランドがグリーンに変わり、復活の様相。
やることは同じで、長期優良住宅&無垢材の家づくり。
おまけに低炭素住宅もあり(長期優良住宅のローコスト版)
以前より裾野が広がる?~簡単で緩くなるといった方が正しい。
ただ地産地消や国産木材の匂いが薄れていくのは如何なもんか?
(国産無垢材と低温乾燥に、もっと補助金の割り当てをするべきで、
長期優良住宅の方は、もう少し補助を下げてもいいのかな?)
それだけ、前回のブランド化の補助金が使いきれなかった。
敷居の高さや書類の面倒臭さが原因だったのかも。
と、少し批判的な文章は書いたとしても、
創和建設は施主様のおかげをもって、毎年ほぼアッパーまで
地域ブランドの受注をいただき、今では長期優良にも慣れました。
はじめは「長期優良住宅なんて紛い物!」などと毛嫌いしていたが、
建てた施主さんは、皆さん口をそろえて同じことを言います。
…「この家、冬でもとても温かいんです(笑)」
結論…「う~ん、やってよかった、そしてこれからも…です。」
長期優良住宅が悪いんじゃなくて、長期優良だからと言って、
ケミカル住宅しか作れないと思い込む私たちが悪かった。
「そのつもりになれば、縛りの中でもいい家が出来るじゃん!」
国は、脆弱でゴミがでる住宅は、やはり最終コストが高くつくので、
これからも長期優良住宅へ向かう国の方向性は変わらない。
建てれば売れるバブルも化石となり、家あまりの時代に突入。
これからは、長い年月生きてくれるヨーロッパのような家づくり。
その中の選択肢として、伝統工法の古来からの建築があり、
もう一つブランド化やグリーン化のような建築があるのかな?
ツーバイフォー住宅も一時期の勢いを失い、
増改築がしやすい在来工法の持続可能な家づくりが増え、
延べ床面積の坪数も小さくなっていくのでしょう。
「国の補助金目当て?」
それも悪くない。…結果、地元の山も水もきれいになり、
林業や製材に携わる人たちの仕事も増える。
すでに5年目を迎える、そんな補助金目当ての
「無垢&自然素材&長期優良住宅」の仕組み、
このサイトで「地域型グリーン化事業」の詳細が出るのも、
秒読み段階になってきたようです。
「結果オーライで、考えている家よりも良くなるんだったら、
国からもらえるものは、なんでもありがたくもらっちゃいましょう」
今、家づくりを目指す方…史上最高の低金利の凄い時代の現在、
どこも考えられないくらいお得です。
2015年02月23日
内郷の里…「ホップの家」みんなで楽しんでます。もうすぐ完成!
ホップの家 完成(…もうすぐ!)
ほぼ完成!創和建設の農的暮らし・内郷の里プロジェクト
…その2軒目にあたるホップの家の本体工事が完成。
場所は、相模原市緑区寸沢嵐の里山の150坪の斜面です。
お隣のゴエモン風呂の「粟の家」に負けないくらい面白い。
外構や薪ストーブ・藤野電力などを残しあらかた完成。
今日は、今のところの完成写真を掲載します。
外観等は、外構が一段落してから改めて載せます。
「この建物の建築写真は枚数が多いですね~。なぜ?」
「たぶん、施主・設計者・施工者のみんなが遊んじゃってる?
いや言葉が悪い、みんなで楽しんじゃってるのだと思います。」
そんな、関わったみんなが楽しんじゃってる「ホップの家」です。
こんなにスケルトンでも長期優良住宅。
メインの通りは窓は少なくメリハリ。
バカデカイ吹き抜け…見せ場です。
北面も南と同じく風が通る大きな窓と土間。
その土間から見える内観もスッキリいい。
丸窓と化粧梁がガッチリと組んであります。
天窓は明かりだけでなく熱気も調整。
タイタニックの舳先バルコニーって呼んでます。
ムーミンの入口…って呼んでます。
間接照明も…なんだか遊んでます。
ボーズのスピーカーは構造火打に設置。
流木の玄関取っ手は、これから取り付け。
これで、梁や枠がすべて隠れたりすると、望んでいない
デザイナーズ系の少し冷たい住宅になっていきます。
特にサッシなど配列をまっすぐに縦横端部を合わせたり、
納まりを犠牲にして格好ばかり優先すると、
それはより顕著になり、無垢材と自然素材の
香りが一挙に低下していくから不思議ですね。
このような家は「少しの遊びがあって調度いい」くらい。
「どこかに緩さがあっていい塩梅」なんだと思います。
昔から、名人はどこかに隙をつくるなどと言う人もいます。
丸窓、尖ったウッドバルコニー、玄関照明もセイルライト
たぶんイメージとしては里山に船をつくったよう。
職人さんの中には「家はお洒落なカフェっぽいけど、
この家は1日いても何故か飽きないですね」という人も。
たぶん理由は、大きな空間と、調度いい木のパーセンテージ、
そしてすべての色が素材の本来持っている色を使っているから。
そして何より楽しんでつくている自由な家だからなんだと思います。
2階のがらんどうの居室で立ち話しをしている風景を1階から見上げ
「ほんとにカフェみたいだな」「ある意味、街中自然住宅のいい見本」
「田舎暮らしでも街暮らしでも、木の建物の価値はそう変わらない。」
これから、どんな暮らしをしていかれるんだろう。与えられた間取りで、
建築家の言うとおり暮らすのではなく、自分勝手に思うがままに…。
そんなことを考えさせてくれる、みんなが自由で楽しい現場でした。
追伸…楽しいという言葉の影には、まーるい壁を何度もやり直した
面倒でつら~いお仕事を一生懸命やった職人の苦労もたくさん…。
そしてもうすぐ、最後の「内郷の里プロジェクト」のカタチが見えてきます。
2015年02月19日
山梨県「北杜の家」…竣工、そしてお引渡し!
北杜の家…竣工!
八ヶ岳の麓~山梨県北杜市の自然住宅が完成!
太陽熱温水器を屋根ではなく、庭に置くほど広くて陽当りがいい。
山梨県といっても…ほぼ長野県。
着工は昨年の梅雨時期、そして2月18日の今、やっとお引渡し。
とても長~い工事になりました。(いつものように…)
長田棟梁がコツコツ集中して一人でつくったこの家は、
寒いこの季節だからこそ、ありがたみが良くわかります。
創和建設のある相模原市からは中央高速で90分、
遠くはないがそんなに近くもない。ただ、渋滞知らず。
相模湖藤野→上野原→大月→山梨塩山勝沼石和→甲府
→南アルプス→韮崎須玉→北杜小淵沢と空気のいいところばかり。
寒いからこそよくわかる
蓄熱床暖房と無垢材の柔らかな暖かさ
純白な貝てき漆喰の柔らかな気持ちよさ
「そう、この家は何故か家も空気も柔らかいんです。」
設計から施工まで自然体、
無理をせずに、心地いいモノだけを自然体で集めた感じ。
便利さを後回しにして、まずはゆったりと暮らすことを最優先に。
家づくりについて回る「理屈や意図」ということを感じないんです。
施主や設計者のこだわりが過剰に鼻につかない家なんですね。
の ん び り 暮 ら せ そ う
私は、そう何度も現場に行くわけではありませんが、
現場へ行くたびに雪が舞い(でも不思議と道路は大丈夫)、
そして最後の最後、お引渡しのこの日も…う~ん、やはり雪か(笑)
これから歳を重ねていい色に変わってく北杜の家の完成写真です
↓
北杜市は、美味いカレー屋さんとパン屋さんがいくつかありました。
ただ、一番食べたのはパーキングの天ぷら蕎麦とおにぎりでした。
長坂の職人さんたちにも大変お世話になりました。
とても親切丁寧に仕事をしてくださり感謝です。
創和建設は、どういう訳か昔から北杜市近辺からの依頼はあるが、
それよりもっと会社に近い大月~甲府あたりの仕事が少ない。
北杜という町が、木の家づくりや別荘が多いこともありますが、
会社から甲府まで1時間足らず…新築でもリフォームでも、
家づくりに関することなら何でも…大月・都留・甲府あたりの
お客様お声かけください。お待ちしています。
最後に、設計管理のアンビエックスさんと天然住宅さん、
そして誰より施主のKさん、ありがとうございました。これからも…
創和建設株式会社