2011年08月12日
The 地元!(神奈川県産木材)…相模原市緑区青根ノ森
今日は相模原森林ビジョンのの中心地「青野原」にて打合せでした。
きれいな畑と森と山と川とキャンプ場がいっぱいあるところです。
私たちの住む「藤野」からは車で20分くらいかかります。
本日ここを訪れた理由は、
「神奈川県産材で家をつくる…風のいえプロジェクト」の中の2軒目、
先日地鎮祭を終えたばかりの(K様邸)の材と木組みの打合せと材の確認。
3軒目のやはり伝統工法の木組みのいえ(M様邸)の設計打合せと確認。
また、ここで井上製材さんが取り入れた「材木の低温乾燥機」の視察。
が表向きですが、先日と同じく「顔が見える家づくり」も含まれます。
参加者は、弊社の2名のほかに
設計のビオフォルム環境デザイン室さんから3名
3軒目の施主であり設計士でもあるMさんが3名
井上製材さんから3名
建物を直接つくる弊社の棟梁をはじめ職人さん3名
2軒の打合せのこの人数の中に、数えると建築士が6人ってスゴイ!
先週に続き合計14名が車座になり…多すぎて途中で2手にわかれましたが、
とても充実した1日を過ごすことができました。
(青野原名産のブルーベリーとトウモロコシが美味しかったです。)
丸太置き場での(井上・父)の話で始まり⇒これがいつもいい感じで
山と森林をきれいな状態で次世代へ引き継いでいくこと。(いい塩梅に)
100年長持ちする家を作るには100年生きた木を使うこと。(50年は若木)
柔らかい土壌より厳しく硬い土壌で育った木の方が強いこと。(人も一緒)
など、参考になることを、職人としての気どらない自分の言葉で話してくれて、
カッコイイ目標や理屈ではない子供の頃から身についた智恵が盛りだくさん。
(今年・3回ほど聞いていますが、いつもプラス1のプチ情報が加わります)
最後はいつも「自然と人間の共生」の大切さが心の奥底に残ります。
このマルタを指さしながらの「井上・父」の言葉がとても楽しい!
低温乾燥機の中も覗き、天然乾燥後~乾燥室での機械乾燥(35度の低温)
短い日数でも含水率は20%を割っていました。天乾は本当に理想ですが、
水びたしの天然乾燥は100害あって1利ナシ…それは時間とお金が必要です。
お客様が、自分の家を「津久井産木材」にて建てていただける。
それも自らすすんで喜んで…そして森や山が美しく浄化される。
少しですが、そこで働く林業の人達も(笑)になれるような気がします。
藤野と青野原・青根は車で20分ほどです。ともに以前は津久井郡。
「人も材も全てが地産地消…ザ・地元」 です。ぜひ胸を張れる地元に。
日本中が「ザ・地元」になれば、素晴らしいですね。
政治家や役所の皆様、県産材の補助金の延長、宜しくお願いします。
実際はトレ―サビリティを気にしなければ安く建てられます。ただし、
「相模原森林ビジョン」の成功のためにも「補助金」で背中をプッシュ!
「藤野の自然住宅限定土地」を販売、それが一歩づつカタチになって行く。
それも「地元の材でつくる」や「自然エネルギー利用」などと一緒に。
…………… た ・ の ・ し ・ み ・ で ・ す ……………
(お知らせ)
先日のサリナ・ジョーンズに続き、お隣「相模湖」で
チェンミンの(二胡)コンサートが9月4日にあります。
二胡・ギター・チェロ・パーカッションの四重奏。
とても素敵な音色です…そしてとても美人です。