2011年05月16日
「地産地消の住まい」…神奈川県産材(津久井産材)住宅の木材視察
今日は、相模原市緑区名倉の「風のいえ・プロジェクト」で計画している
「津久井産材利用」の材木の視察に「青野原」へ行って来ました。
本当の「地産地消」を目的とした材木選び(藤野でないのが残念)です。
名倉地域の材もどこかで使いたいと思っています。(古民家の材と一緒に)
施主様・設計事務所をはじめ、創和建設のスタッフや中村棟梁も集合です。
「青根・青野原・串川地区」は素性のいい材木が手に入る地域で、
どうにかして、その地の材木で継続して家が建てられないかと…
特に「杉・桧」等がどれだけ使えるか確かめるための視察です。
結果は、弊社の棟梁が太鼓判を押すほど二重丸でした。(笑)
間伐材を含め、真直ぐにのびた杉や桧がたくさんありました。
「間伐材と林業~現況として林業の採算が採れないことにより、
森林まで不健康になっている。間伐材の有効活用によって、
次世代へ繋がる持続可能な循環型社会を目指す。」
ちょっとえらそうで、漢字が多めの文章ですが、
製材所の皆様は口をそろえて、次のようなことを言います。
「この木材は日本の他の土地に負けてない。だから、運送費の
かからないこの材を使ってもらう。何十棟も建てるわけではないから
素性のいい木も吟味して出荷できる。最終的に山が綺麗になる。」
良い木があるから、地元で建てる。間伐利用など、数は少ないが
あたりまえにやっているから言える言葉ですね。
創和の大工の棟梁も
「これだけキレイに詰まった材なら、(杉・桧)共、化粧でも文句なし!」
この一言で、藤野駅から徒歩12分程度にある「風のいえ」の方向決定です。
ひ と 安 心
「国産材」⇒「神奈川県産材」⇒「津久井産材」…と職人さんを含め
~ホントの意味での「地産地消の住まい」になりそうです。
7月頃より着工です。
今日、関戸棟梁より素敵なプレゼントをいただきました。感動!
大工さんの道具はこの(墨つぼ)にしても(カンナ)にしても綺麗です。
創和の打合せ室(応接間がないので)に、大切に飾らせていただきます。