2017年01月01日
はじまりの家で、ふと…。
明けましておめでとうございます。
昨年末に完成した相模原市大野台の゛はじまりの家 ゛
自然素材と無垢というスタイルはいつもの創和建設の家となんら変わりはないのですが、ちょっとだけ違っているのは、そこに色があること。それも無垢のざっくりとした素材感を損なわない雰囲気を残したままに。そこには最近の無垢を真似た既製品の綺麗すぎる面材とは違う本物だけが持つ柔らかさと温かさがあります。
壁の真っ白な漆喰と外部の白洲そとんを上手に組合せ、そこに施主の手持ちのアンティークな家具や小物と手作りアイアンのランプシェイドが加わりました。
木のそのままの色を全面に押し出しスッキリとキナリに暮らすのもよし、この家のようにがらんどうでつくりドンドン足していって自分の色に染めていくもよし。結果、たくさん家を作っていると自称プロの私たちが忘れがちになること…「どちらにしても、作りすぎちゃいけないんだ」ということを思い出させてくれます。
住まい手によっては、小屋をつくるだけで十分な方もいます。良く話を聞いて、こちらの思ったことを伝えて、その方にとってどのあたりが最良なのかを考えていくことが大切。設計に入る前のほんの1ヶ月あるかないかの僅かな時間…設計者ともども丁寧に、そして肝心なところはぶれずに関わっていければと思います。(ちなみに、染色にはセンスが必要で、どちらにするか迷われた方は、素材の持つ本来の質感や色にしておくと、大きな失敗はありません)。
*みはらしの家~相模原市 藤野
*はじまりの家~相模大野台
昨年はブログや実績写真(東京・神奈川・山梨での7軒ほど)をさぼることが多かったので、今年はもう少し頑張ってみます。
本年も、創和建設と創和リフォーム工房をよろしくお願いします。