12月号の「神奈川県のたより」

私たちの住む相模原市緑区に直接関係する記事も多く、

いくら政令指定都市とはいえ、動く先は同じなのだろう。

●第2面のほぼ全部を割いた「神奈川水源環境の保全と再生」

豊かな水を育む森林の保全・再生を目指して

水源の森林づくり・丹沢の保全と再成・渓畔林整備

間伐材の搬出促進・地域水源林整備の支援 等。

そのための財源として、水源環境保全税28年度まで延長。

建設業界は、今まで以上に地産地消を実施する方向へ。

 

●紙面の最後を飾った「神奈川エネルギー構想」

原子力発電に過度に依存しない・環境に配慮・地産地消の原則

そして(創エネ・省エネ・畜エネの組合せ)で、

電力消費量の20%以上を目標に掲げる。

集中型のエネルギー体系から分散型のエネルギー体系へ移行する。

建設業界は、今まで以上に太陽熱をはじめとする熱源に目を向ける。

○現在建築中の「藤野・風のいえ」のお客様方

地元産材の利用・地熱・蓄熱・太陽熱・薪ストーブ 等々…貢献(大)ですね。

無難な住宅だけを考えていると、できない(冒険)にも挑戦しています。

☆ハウスメーカーも、ひと頃の高気密化住宅から無垢住宅に移行しています。

ナショナルなどの建材メーカーも無垢の質感に、なるべく近ずこうとしています。

かなり前から、気密性の高さが「シックハウス」と相反することに危機感を感じ、

背中合わせの結露と窓を開けられない生活と気密住宅の関係も心配。

24時間換気という、ろくに換気をしない設備に信頼を寄せざる得ない家づくり。

売る側の都合の「高気密・高断熱」が錦の御旗に見えてきてしまう怖さ。

ラップで包まれた呼吸出来ない家の中には、体に悪いモノが充満。

気密…それ自体悪いことではないが、それなりの住宅設計をしないとダメ!

特に開口部の大きさと位置、そして吹抜け等の「風の通り道」。

そして全てを数値化する家づくりが正しくはないことが序序に露見するこの頃。

なんでも数値化することで、家づくりがとてもつまらないモノになっていく。

建築…とくに設計畑の人間のこだわりが、気密以外の全く別のところにあり、

昭和の時代のそれも質のいい家は、現在でも見ごたえがあることを考えても、

これからの業界の大きな流れが「人と自然と無垢」なんだろうな。

昔も今も…

責任感のある職人の腕前と心構えなしで、いい住宅はできないんでしょうね。

これからも、最低限のモラルを持った家づくりを職方さんと目指していきます。

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ローコストの自然住宅のプロトタイプを目指した住宅。

相模湖の住宅地の高台に建つ4棟の自然住宅の1棟目。

開放的な間取りとシンプルな外観。

そして窓の配置で、居心地のいい住環境をつくりだす。

北側のプライベートなデッキから見下ろす、遠くに見える山々。

リヴィングは、吹抜けに据えられる薪ストーブでポッカポカ。

体に負荷をかけない材料のみを使い、そこはこだわる。

間取りより暮らし方に重点をおいた「季のいえプロジェクト」

現在、その1棟目が建築中…3月竣工予定です。

(エア・パッセージシートの材料も入りました)

外柵の生垣も半分ほど終わり、住宅完成後のシンボルツリーと

果樹の木と小さな畑が、その風景に色を添えます。

足し算が可能な家っていいですね。

現在「大地を守る会」の会員さんの家も、2軒目に予定されています。

(スタジオ ikb)さんが設計に入っています。やはり楽しい家になりそう。

●いろいろ意味で長方形の形になりました
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●外装の下地も杉板で、合板は使いません
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●この状態でも、お日様の恩恵をたっぷり
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●軸組みが土台の桧を除き、全て無垢スギ
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●1階の吹抜けから杉の野地板が見えます
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●エア・パッセージシート~結露を抑えます
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●この家「住まいも家族もバリアフリー」です
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○現在4区画のうち2区画が売却済みです。

残り2区画…こんな家づくりを望まれている方。

(保育園・幼稚園・小中高校も至近。スーパー・病院も近いです)

ぜひ、(藤野駅前)創和建設㈱までご連絡を…喜んでご案内します。

●相模原の市営住宅が青野原の地に上棟。

市営住宅というと、普通はRC造ですが、

建築場所が青野原ということで木造建築です。

旧津久井町内のなかででも、地産地消と県産材の本場。

まだ始まったばかりですが、これからの地域産材の一翼

を担う美しい里山(青野原地区)です。

市営住宅に限らず、大型の木造建築も増えていく予感がします。

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●創和建設・土木部

丹沢山系のお山の仕事が終わり下山です。

携帯も通じず、クマよけの鈴をぶら下げての仕事だったらしい。

着工時、材料運搬のヘリが落ちるという悲しい出来事もありましたが、

無事完成しみんなも下山です。長い間お疲れ様です。

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今月は忙しいながらも、毎日ブログを更新しようと決めたのだが、

(休日にまとめて4つ、5つ書き貯め時もありましたが)

ここに来て~さあ書くことが無くなったゾ!

とりあえず「リフォーム」について書こう(困った時はリフォーム)

創和建設のホームページにも載せている

(山梨県大月市の古民家のリフォーム…この街は、宿場ということもあり

 町屋や農家の古民家が藤野・上野原に比べてもたくさん残っています)

最初は、施主さんの要望で全ていまどきの家にしたいとのこと。

2部屋の間仕切りを取り払い、白い大きなLDKに変身の予定。

壁や天井を解体して、柱や梁が見えてくる⇒ああ、もったいない!

すぐに、施主さんにご相談⇒ぜひ残しましょう。見せましょう!と一声。

古び塗装を施し、壁を塗り込めばとてもいい雰囲気になります。

ボードにビニールクロスも悪くないが、この古民家には合いません。

ご予算がオ―バ―しそうだったので、これもご急きょ相談。

⇒セルフビルドを少し入れましょう⇒なんて自分勝手な工務店(笑)

床に無垢を入れられなかったのが、少し残念ではありましたが…。

快く首を縦に振っていただき、大幅変更。

そしてそして、みんなで創りました。古い材木も一生懸命磨いて、

白い壁も丁寧に塗り込んで、もちろん耐震補強もやって…。

さぞこの家も喜んでくれていることと思います。

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そしてお引き渡し⇒満面の笑顔で喜んでいただけました。

リフォームにもそれぞれのカタチがあります。

低予算でも十分素敵にできる可能性を秘めています。

ここは何代も引き継がれてきた住まい~もったいないので

  

    ( 古・民・家・再・生 )

今月のお客様(8名)で、そのうち3名の方のご意見ご要望に

私自身少し考えさせられることがありました。

ここ何年か「里山の田舎暮らし」をメインに、

「自然にかこまれた静かな環境で暮らす」ことを最優先に考えた

家づくりと土地探しを目指していたのですが、

今月初めの都内のある方から、「藤野の土地」のご要望が以下の通り

「創和建設さん、土地は60坪以下(それ以上あると庭の手入れがめんどう)

 駅から徒歩圏でありバス停が近い方がいい。(車を運転しないので)

 騒音は家づくりで消すから、あまりひどくなければ気にしない。

 そして、ローンも長く借りたいので、年齢的にいつまでも待っていられない。

 現在の賃貸に関しても、あまり引き延ばしたくない。最低1年以内引っ越し。

 最低限の日あたりと風通しがあれば、設計で最大限に生かして下さい。

 地盤に関しては、現在の技術でなんとでもやりようがあるだろうし、

 地盤保証もついているということなので、全く心配していないです。

 近隣は駅前や繁華街に隣接していなければそれでいいです。

 できれば、移住者の多い土地にこしたことはない。それも同時期が…

 1軒だけが地元の昔からの方々に仲間入りをするのはキツイです。

 そして1番の目的は、いい家づくりをすること。健康な家を建て、家族

 みんなが無事に暮らせて、将来子供が大きくなった時、

 この家に残りたい、帰って来たいと思ってくれればもうけもの。

 住み替えで売却時も少しでも高く売れればさらにもうけもの。

 そのための資産価値の高い家を建てたい。売る時にマイナス要因に

 なる家はご免です。それに関しての多少の出費は覚悟しています。

 建売風にだけはしないつもりで設計士さんに頼みます。」

 キッチリとこんな感じでした。

地盤のことといい、スピード観といい、環境・家づくりなど

いろいろなご経験をされたのだろうなと一同感心しました。

その人にとっての「いい場所」というか、価値観の違いも良くわかった

1か月ではありました。勉強になります。

そういえばこのあたり、「田舎暮らし」も「通勤」にも便利なんだよな。

両方とも100点ではないかもしれないが、70点くらいのの立地条件。

(この距離感でこのコストと静けさ、そして移住の方がとてもたくさん)

全てが相性。施主と土地。施主と近隣。施主と設計士や工務店。

(子育ての家・終の住処・2地域居住・田舎暮らし…)

    千差万別…人それぞれです。