今日は相模原森林ビジョンのの中心地「青野原」にて打合せでした。

きれいな畑と森と山と川とキャンプ場がいっぱいあるところです。

私たちの住む「藤野」からは車で20分くらいかかります。

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本日ここを訪れた理由は、

神奈川県産材で家をつくる…風のいえプロジェクト」の中の2軒目、

先日地鎮祭を終えたばかりの(K様邸)の材と木組みの打合せと材の確認。

3軒目のやはり伝統工法の木組みのいえ(M様邸)の設計打合せと確認。

また、ここで井上製材さんが取り入れた「材木の低温乾燥機」の視察。

が表向きですが、先日と同じく「顔が見える家づくり」も含まれます。

参加者は、弊社の2名のほかに

設計のビオフォルム環境デザイン室さんから3名

3軒目の施主であり設計士でもあるMさんが3名

井上製材さんから3名

建物を直接つくる弊社の棟梁をはじめ職人さん3名

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2軒の打合せのこの人数の中に、数えると建築士が6人ってスゴイ!
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先週に続き合計14名が車座になり…多すぎて途中で2手にわかれましたが、

とても充実した1日を過ごすことができました。

(青野原名産のブルーベリーとトウモロコシが美味しかったです。)

丸太置き場での(井上・父)の話で始まり⇒これがいつもいい感じで

山と森林をきれいな状態で次世代へ引き継いでいくこと。(いい塩梅に)

100年長持ちする家を作るには100年生きた木を使うこと。(50年は若木)

柔らかい土壌より厳しく硬い土壌で育った木の方が強いこと。(人も一緒)

など、参考になることを、職人としての気どらない自分の言葉で話してくれて、

カッコイイ目標や理屈ではない子供の頃から身についた智恵が盛りだくさん。

(今年・3回ほど聞いていますが、いつもプラス1のプチ情報が加わります)

最後はいつも「自然と人間の共生」の大切さが心の奥底に残ります。

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このマルタを指さしながらの「井上・父」の言葉がとても楽しい!
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低温乾燥機の中も覗き、天然乾燥後~乾燥室での機械乾燥(35度の低温)

短い日数でも含水率は20%を割っていました。天乾は本当に理想ですが、

水びたしの天然乾燥は100害あって1利ナシ…それは時間とお金が必要です。

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お客様が、自分の家を「津久井産木材」にて建てていただける。

それも自らすすんで喜んで…そして森や山が美しく浄化される。

少しですが、そこで働く林業の人達も(笑)になれるような気がします。

藤野と青野原・青根は車で20分ほどです。ともに以前は津久井郡。

「人も材も全てが地産地消…ザ・地元」 です。ぜひ胸を張れる地元に。


日本中が「ザ・地元」になれば、素晴らしいですね。

政治家や役所の皆様、県産材の補助金の延長、宜しくお願いします。

実際はトレ―サビリティを気にしなければ安く建てられます。ただし、

「相模原森林ビジョン」の成功のためにも「補助金」で背中をプッシュ!

「藤野の自然住宅限定土地」を販売、それが一歩づつカタチになって行く。

それも「地元の材でつくる」や「自然エネルギー利用」などと一緒に。

…………… た ・ の ・ し ・ み ・ で ・ す ……………

(お知らせ)

先日のサリナ・ジョーンズに続き、お隣「相模湖」で

チェンミンの(二胡)コンサートが9月4日にあります。

二胡・ギター・チェロ・パーカッションの四重奏。

↓この曲「創和の見学会」のお昼休みで流すこともあります。
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とても素敵な音色です…そしてとても美人です。

弊社(創和建設)の年間の新築物件の割合ですが、

東京・横浜方面からの移住の方が約8割を占めます。

理由をお聞きすると、「田舎暮らしをしつつ都会へ通い…

80坪を超える敷地を持って、休みには庭いじりや畑を楽しむ。

なによりも、家にいながら美しい野山を眺め、鳥の声を聞く。

地元の人たちや同じく移住の方々と人間らしい交流を深め、

子育てや終の住処としてもゴミゴミした都会よりも田舎を選びたい。」

そして本日より基礎工事に入った方も、やはり東京からの移住の方。

「藤野」が好きで長い間、通いつめていただいた大切なお客様です。

(このようなとっても恐れ多い方が、かなりたくさんいらっしゃいます。)

敷地が南斜に開け、その眺めの一番いいセンターに製作物のキッチン。

台所に立つと、目の前の大きな開口から素晴らしい景色がいっぱい。

眺望のいえではなく、眺望キッチンといってもいいような。

キッチン中心の家⇒ご主人の奥さまに対する深い愛情がうかがえます。

また、やたら大きな「土間」も抱えてます。今までで最大面積!

当然そのような家なので、いつもと同じように無垢中心の材選びとなり、

外装に関しても「焼き杉とガルバリウム」の併用を計画しています。

大きな吹抜空間を持つ平屋建ての住まいで「デザイナーズ」もちょっと加味。

先日地鎮祭を行った「風のいえ」とは違った趣があります。

このように、建物の間取りや風情は、土地に合わせて造ることが当然ですが、

いまどきの規格住宅は、どこに建ててもだいたい同じ間取りで同じ形。

「住まいを作る」というより「住まいを選ぶ」のに等しいようです。

この自然住宅の最大の特徴ですが、なにしろセルフビルドが多い。

セルフは、コストダウンにも若干つながりますが、一番の理由は

参加することにより、家に愛着がわき長い間好きでいられる。

メンテナンスも一度経験しているので、自分たちで簡単に出来ます。

そのためにも、素材は簡単に手に入るものを考えたほうがいいようです。

それでは今日から始まった「焼き杉とガルバの家」の最初の写真です。

ちなみに、基礎屋さんは創和直属が地熱基礎に取り掛かっているため、

青野原から津久井工業さんに来てもらいました。とても上手いです。

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まだ始まったばかり…まわりの景色のほうが目立つぞ!


9~10月にかけての「相模湖 移住 計画土地」

来年早々から始まる「上野原 移住 計画土地」

JR横浜線の「相原駅」の近くにもございますので、

ご興味のある方はぜひご連絡を。(橋本駅 至近)

全て「100坪前後の 自然住宅 限定土地」として販売致します。

今日は、もうすぐ相模原市緑区名倉で着工する

自然住宅限定土地・藤野‘風のいえ‘プロジェクトの

近隣の挨拶まわりと顔合わせを実施しました。

顔合わせは、定休日のところ牧野「直子の台所」さんを開けていただき、

施主様・設計のikbの池辺さん・創和建設・協力会社含め14人が

一つのテーブルに集まって自己紹介です。

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自分の業種や、どこに住んでいるかなどを話しつつ、

神奈川県産材(相模原・津久井産の木材)のことや

地熱基礎の施工のこと、水道の配管材に至るまで、

初対面のわりには活発な打合せになりました。

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それがだんだんにお互いの信頼に繋がっていくのだと思います。

黙っていても心が通じるなんてありえない。とにかくしゃべる…

みんなが自分の想い・考えを節操なくしゃべる…もちろんいい仕事のため。

弊社は特に、施主様や設計士を含め殆どが地元という場合には、

このように全員集合というカタチをとらせていただくことも多いのです。

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施主様が遠い場合や来れない時でも、現地に来ていただいた折りには

必ずひとりひとり紹介させていただいております。

各職方さんが、発注者に顔を曝すということは必要なことみたいです。

設計と施工のタッグという点でも、建物にとてもいい結果をもたらします。

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(みんなで模型を覗きこみながらあ~だこ~だ)

たぶん「施工精度」では一番必要なこと…顔の見える家づくり

誰もが自分の仕事は自分で責任を持つ…顔の見える家づくり

施主様・設計士・施工者が横並びになる…顔の見える家づくり

(それにしてもこの店~ジブリっぽい⇒特に薪ストーブあたりが!)

先日、お世話になっている相模湖の不動産屋さん(ファミリーホームさん)に

「外張断熱」について聞かれ、どうしようか迷ったすえ、

(創和建設も「外張断熱」をやっている手前めったなことは言えませんが、)

いいことも悪いことも思っていることを正直に話しました。

建築場所は、相模原市緑区の相模湖付近の自然豊かな郊外の戸建住宅。

まず「外張断熱」をすすめるかですが、出来ればそうした方がいい…くらい。

ただしそれにはいろいろなきびしい条件があり、なんでもいいわけではなく、

1.間取り、外観は出来る限りシンプルにすること。

2.基本的に換気をいつも以上にキッチリとること。

3.外壁が発泡系断熱材の痩せや地震等の外的振動により

ずれ落ちる可能性があるので、施工に十分注意すること。

4.気密性が向上する分、家の中の化学物質が外に逃げずらいため、

建築材料をいつも以上に自然素材とすること。

5.設計・施工の全てを完璧にすると、かなりのコストアップを覚悟すること。

関東の気候や風土は「高気密・高断熱」はけっして向いていない。

「外張断熱」をすべきか否かの判断ですが、

最終的にはお金が余ったらということになるのかもしれません。

まず、構造や仕上材料によるマイナス要因をなるべく減らし本体を考え、

人体に負荷をかけない家づくりをする。

(特にお子さんのいる家庭は注意で、いまの通常の建物は体に良くない

接着剤や塗料がドラム缶にすると数本分使われているといいます。

…引っ越しの日にわかるゾクに言う新築の酸っぱい匂いがソレ)

そこをとにかく高気密・高断熱化って…とても考えられない世界です。

高気密は病気と背中合わせ…もっと削ぎ落とした考え方もあるのでは?


「自然住宅化」がまずありきで⇒次に「外張断熱」へ移行できるのでは。

それと、一番大切なことですが…どんな暮らしがしたいのか

その土地を選んだ理由が必ずあるはずで…10人いれば10人の暮らしが。

(建てる場所が自然と共存できる相模湖のような土地であれば…)

家にいる間は窓を開け、外の綺麗な空気をたくさん取りこむ生活をする。

冬でも、それこそ天気のいい日は窓全開、土間や床に昼間の熱を蓄える。

夏は夏で、涼しい風をとりいれ、エアコンばかりではない省エネ生活。

そして無垢の柱や梁、その他の仕上げ材が住空間を健康にしてくれる。

こんな「気持ちのいい暮らし」をより高めるためにプラスαがいくつか…

「薪ストーブ」を選ぶ人もいる。「地熱やそよ風」を選ぶ人もいる。

「大きな軒や庇」を作る人もいる。「庭や木を充実」させる人もいる。

そして「外張断熱」を選ぶ人もいる。そんな立ち位置の工法だと思う。

…と、ざっくり説明させていただきました。(私個人の意見です。)

なんでも付いているが、材料も腕も劣悪な住宅が多い昨今ですが…、

骨組みと仕上げをキチンと造り、余裕のある方は…是非「ソトダン」を!

以前高千穂さんから抜粋した「なんでもない家をつくる」…素敵です。




66回目を数える「広島原爆の日」

そして今年に限って、たまに耳にする「夏休み」

もう40年くらい前?の吉田拓郎の「夏休み」という唄

当時、ギターをはじめた中学生が最初に覚える唄

速くなく、コードが簡単(Am・C・Dm・E7 の4つだけ)

原爆とこの唄

ホントかどうか 後ズケのような気もしますが…とりあえず歌詞

(麦わら帽子は もう消えた 田んぼのカエルは もう消えた

姉さん先生 もういない きれいな 先生もういない

畑のトンボは どこ行った それでも待ってる 夏休み)

中学生の自分は、のんびりとした風景を想像しながら弾いていました。

大好きなきれいな先生は、2学期から転校するんだろうな~、くらいに。

こんな別の解釈がマジメにあったとは知らずに…。そっちがホントらしい。

広島出身の吉田拓郎が「原爆の悲劇」を「夏休み」という唄で表現…いかにも?

今年露出が多かったこの唄は、いつもある映像のバックで使われていました。

それは、あの東日本大地震と大津波、そして2次災害の福島原発の事故により

廃墟となり誰もいなくなった東北の町と、それでもそこで再び立ちあがる人達。

親も先生も家もなくなり、それでも学校へ通いはじめた子供たちの姿。

子供の頃聞いてた「夏休み」とは、全く意味が違って聞こえてきました

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広島は浜田省吾や原田真二も輩出してます。