藤野観光協会を中心とするこのチーム。昨年までは相模原市緑区がオブザーバー、そして今期は相模原市が参加。創和建設も役員の一人として参加しています。

空家対策を主眼に、国交省の補助金をいただきながら取り組んでいくリフォーム&新築の仕組み。
この町の素晴らしいところはいくつもありますが…“藤野観光協会”があることが大きい。
町の未来を考えたときに、絶対に無くしてはいけない部署の一つ。スタッフに移住者が多いことも素晴らしい。
少人数とはいえ、新しい血そして外から目線で町を見てくれる。
じつは、地元に生まれ育った私たちよりも、町の価値をわかってらっしゃる。

個や企業などの発展・充実は、地域が輝いてこそ実がなっていく。
横浜市・川崎市に次いで神奈川県で3番目の政令指定都市“相模原”の中で、小さくとも個性のある町として、その他一同と一緒くたにされずに埋もれずに生き続けるために…。
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2019年08月11日

“地域通貨”って?

創和建設のある藤野という町は、普通とちょっと変わってる。この地域だけで使える地域通貨なるものが存在する。
それも1つではなく(萬)と(ユール)などいくつかある。

自分の出来ること、得意なことをやる代わりに、苦手なことをやってもらうという“ギブ・アンド・テイク”の仕組みで、すべてそれぞれがもつ一冊の手帳が管理する。
トランジション・パーマカルチャー・シュタイナー学園があり、そして移住者も多いという環境がゆえに、そのコミュニティが発展してきたようです。

特に“萬”は藤野の人口のかなりのパーセントの人達が参加していると思われる。創和建設からも6名が参加。
以前、神奈川県庁での会合の折に県の役員から「そうなんだ、藤野から来てるんだ。あの神奈川の独立国ね!」と言われてしまったこともあり、政令指定都市・相模原に編入されてもそのイメージは変わらないらしい。
興味のある方は検索してみて下さい。

ただ、「何も得意なことがない僕は、どうすればいいんだ?」って話ですよね。地域通貨という1つのコミュニティ~前向きな人達の集まりでなんとなく元気がもらえそうです。

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           萬手帳

八王子 “暮らしの見学会”を開催致します。

創和で建てて頂いてから約一年。
無垢材や自然素材を使って作った八王子曖昧の家。

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これから注文住宅をお考えの方、9月21日限定でお施主様より見せて頂けます。
自然素材、無垢フローリングに興味がある方、お待ちしております。

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“minotakeの家プロジェクト”のN邸の地盤改良が無事終りました。

今の家づくりは、建物だけでなく地盤も10年の瑕疵保険(保証)がついています。
地盤が沈んで家が傾いた時でも、第三者機関がその修繕のお金を出してくれるという
とてもありがたいシステム。そのぶん施工者に厳しく施主さんを保護するようできています。

そしてここ創和建設のminotakeプロジェクトも同様に、昔だったらそのまま基礎工事突入だったのが、地盤調査をしてそのデータによっては地盤改良をしっかりしたあとに基礎に入ります。
このあたりの保険や保証の仕組みは、設計者というより私たち施工者のほうが昔からすすんでいる。それだけ住宅がクレーム産業という証拠。

これから上棟~構造~仕上げといつものように“安心&安全”を確保しながら、それでもダメダメ主義じゃない暮らしを意識した豊かな家づくりを目指して、施主&設計者とともに歩んでいきます。
“暖炉のある家”と“ASAZUMIの家”のすでに2軒が完成したこのプロジェクト。
この3軒目も負けてない…素晴らしい自然住宅になります。

お隣の4軒目のM様邸の基本設計もすでにはじまり、1軒の家が4軒のコミュニティへと繋がり、そしてまだ土地として販売契約に至っていない最終の5軒目・6軒目(そのすぐ手前に建築中の3軒を含めると合計9軒の自然住宅の家並み)の柔らかな家並みが完成…それは周囲の畑や遠くの山並みと一体になり、やがて風景となります。

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完成したばかりの相模大野の家の施主さまから、設計の市川さんと創和建設にお呼びがかかり、(竣工祝い)ということでお食事会(兼、呑み会)にご招待されました。

場所は渋谷と表参道のちょうど青山通りの真ん中あたりの地下にある素敵なお店。
じつはこの近辺、私が遥か遠い昔、大学を出たばかりで表参道の骨董通りあるゼネコンに勤め始めた時に週末同期の仲間たちと訳もなくウロウロしていた想い出の通り…
青学の校舎以外はすっかり変わっていましたが、通りの雰囲気は昔と変わらずやはりオシャレ。(当時は、バブルの夜明け前、望めばどんな企業にも就職可能な勢いのある時代。
日本が上ばかり見ていた時代…そう、私もコンクリート打放しのカッコいい家が大好きで、今とは違う人生の夢ばかり見ていた時代?年を重ね、好きな家のカタチも、今ではまったく変わっていきましたが…)

夕方7時頃にはじまり、途中私たちの前に銀の大皿が…そこには大きく言葉が書かれていて…サプライズです…「素敵な家をありがとう!」の文字が…これだから、いくつになっても、ものづくりはやめられない(笑)!感謝するのは私たちのほうなのに、お客さまから逆に感謝される。いい仕事です。今も昔も、家づくりは人と人との繋がりで出来ていく。

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帰りの渋谷から藤野まで中央線(終電)で揺られながら「私たち造る側は年間30軒のうちの1軒、だけどお客さまは一生に一軒の大切な住まい」という、いつもの私の口癖が頭の中をぐるぐるまわって、より感動に拍車がかかり「もっと、頑張らねば!」と変なプレッシャーが…そんなに若くないのに。‘若き頃の想い出の街’と‘銀の皿の文字’で、気合入りまくりの渋谷の夜…感謝です。