2016年01月04日
平屋に暮らす…連のいえプロジェクトの最後の1棟“閑(かん)の家”完成!
平屋に暮らす“閑(かん)の家”…竣工!
4年前の栗畑の原っぱをはじめて見てから約4年の歳月
やっと完成です…連のいえプロジェクト。
「内郷の里」と同じく、長いようで…短く…はなかったです。
ここ「連のいえ」も、相模原市緑区の気持ちのいい土地にある
それぞれ施主様の心のこもった漢字1字の邸名。
“康の家”~“芹の家”~“樺の家”~“閑の家”の4軒
複数棟からなる平屋暮らしを目指した企画でしたが、今までの
創和建設の家プロジェクトでも、もっとも厳しい決まり事。
建物の高さを、こちらから低くしていただくことをお願いしました。
ある意味、お客様にたいへんご無理をお願いしてしまった。
(ただ、背の低い建物は、どっしりとして見栄えもします)
土地の販売前…
想像では、そのあたりがネックになるかなと思いましたが、
予想以上に平屋を望まれる方々が多かった。意外?…(笑)
喜んでいただけたので、まあ結果いいか…みたいな。
今回の“閑(かん)の家”の仕様ですが、
構造材…神奈川県相模原市の地域産材を利用(間伐材)
外装…漆喰&焼き杉 屋根…ガルバリウム横葺き
床…杉15ミリ~30ミリ 壁…漆喰(高知県)&自然塗装
天井…杉板&漆喰&自然塗装 木建具…杉(新潟県)
キッチン…栗製作物(長野県産) 玄関ドア&浴室…桧
太陽熱そよかぜシステム 雨水利用樽 薪ストーブ
このように、すべてやりたいことをやりきった感があります。
家の中の深呼吸が、とても心地いい。
軒の深い南面の木製サッシを通して、冬は降り注ぐ太陽の
ありがたい熱をいただき、夏の強い日差しはシャットアウト。
それでも中に入ってきた夏場のいらない日差しは、
吹き抜けを通して北側の2階から外部へ放出するという
パッシブソーラーを実現し、断熱性の高い外断熱工法と
そよ風の通気層などで、四季を通して暮らしやすい家に…。
1階の土間は土間で、冬場は蓄熱もしてくれるという優れもの。
間取りではない、ご家族の暮らしを重視した設計とエコと健康、
そして建築として木の家としての質感や重厚感…建築としての
上質感をビオフォルム環境デザイン室さんがキッチリと計画。
ごちゃごちゃと書きましたが、ここ4軒共通のもっとも
素晴らしいところは、窓から眺める穏やかな景色。
お隣さんの庭や畑が、すべて借景として使えること。
企画前のちょっと荒れた栗畑よりもあきらかに素晴らしい。
完成後に周囲から眺めた風景は、違和感もなく溶け込んでいる。
資産価値も当然大幅にアップ。家並みが町並みや風景に…。
たった4軒だけですが、家並みのチカラって凄いんですホント。
そのうちに、4軒の全景写真が撮れるようであれば、
見て頂こうかと…ちょっと広すぎて微妙なんですが。
というわけで、今年のブログの1発目は、最後の“連のいえ”!
閑の家の完成写真を見ていただきます。
“連のいえ”に参加していただいた施主様方
Kさん、Sさん、Kさん、Uさん、Hさん、ちょっと手前の
偶然平屋になった柿渋作家のKさん、近隣の皆さん、
長い間ご迷惑&お騒がせし、それを温かい目で
見守ってくださり、ありがとうございました。
昨年初旬までは、ここ“連のいえ”と相模湖の“内郷の里”で、
創和建設の“家プロジェクト”はお仕舞いと考えてましたが、
懲りずに最後にもう一度だけやってみようということで、
今年からは“soraの家プロジェクト”を始めます。
現在、造成の真っ只中…きっと面白楽しくなる予感がします。
JR藤野駅にも近く、里山の風情も残っている広い土地です。
そう…きっと…(駅に近い割に)面白そう!
芸術の町“ふじの”の移住者いっぱいの名倉につくっていきます。
「SORAのモニュメント」を中心に据えた4軒の家プロジェクト。
ご興味のある方は、創和建設の不動産部までご一報。
今年1年も、楽しめる家づくりに邁進していく所存でおります。
そして、多摩地区の家づくりやリノベーションもパワーアップ。
カフェ家スタイルも新しい素材をどんどん取り入れていきます。
創和建設&創和リフォーム工房を、よろしくお願いします。