2015年07月05日
化学物質過敏症(シックハウス)の方のための「暮らしのセミナー/住み心地見学会」終了!
先日お知らせした見学会のご報告。
化学物質過敏症(シックハウス)の方のための勉強会の結果です。
勉強会といっても、施主様ご自身の家づくりでの苦労話や、
どうやって暮されているかなど、生きた言葉で語っていただきました。
それだけ化学物質のケミカルな家は厳しいということ。
素材を丹念に吟味し、お会いしてから1年半以上の月日をかけて…。
参加されたお客様、創和のスタッフともども「目から鱗」の勉強会。
確か2年ぶりの企画かと記憶しています。前回同様今回もウロコです。
家とは人が暮らす場所。いい家を造るためには、
十人十色のそれぞれ違った家づくりがあることを前提に、
お客様ご自身が一番気持ちよく暮らせる家を探すために、
「ショールームではなく実際に建てられた家の完成見学会や
住んでおられる住み心地見学会などに数多く参加しする」こと。
ここまでは、いつもの家づくり~シックハウスにおいては
この空間だけでなくそれ以上に「大丈夫な素材を探すこと」。
いろいろな家を見て、たくさんの住まい手さんの話を聞いて、
その家の空気をいっぱい吸い込んで「これなら大丈夫!」と、
それぞれの家づくりに、どうぞいっぱい役立てていってください。
「暮らしの見学会」はOBの施主様のご協力が無ければ叶いません。
今回は、土壁の家とくんえん杉の家の施主様にご協力を仰ぎました。
ありがとうございました。みなさんたいへん参考になったようです。
多摩産材の桧と杉、そして高知県の土佐栂と土佐漆喰
木舞土壁で全面囲われた良質な住宅です。シンプルで、
伝統工法により金物・釘・接着剤がとても少ない家です。
モノが少ないことも写真からわかります。匂いの発する
モノは出来る限り回避するスケルトンの暮らしがベター。
最後の縁側スペースは、外気とワンクッション置くという
施主様の考えだったそうです…素晴らしい考えですね。
今回の見学会の2軒は、年月を重ねた今でもいい家でした。
何年経っても丁寧につくられた木の家の価値は変わらない。
次回は、来週の「里まちの家・住み心地見学会」です。
こちらの結果報告は再来週あたりになります。