2010年11月06日
奇跡の「テリー・フォックス・ラン」
週末は、残業ついでの「映画の夜」。今日は…
「テリー・フォックス物語」
映画としては…駄作に近いかな? ただ、もとの実話は…鳥肌もの!
カナダの国民的英雄であり、1ドルコインにも描かれている
…義足のテリー…
優秀なバスケットプレイヤーだった18歳の彼は、骨肉腫により入院。
即座に右足を切断…希望も見出せず、投げやりになった頃…
そこで知り合った幼い子供達が「ガン」により次々と亡くなっていく
辛い現実を目のあたりにする。そこで彼がとった行動は…
「希望へのマラソン」
右足切断から3年、広いカナダを東から西へ8000キロ。
「ガン撲滅」のための募金しながら義足での大陸横断を断行。
それも一人1ドルを100万人から⇒計100万ドルを集めるため!
沿道の人々は、義足むき出しのまま走る彼を、疑問に思っていたが、
日が経つにつれ、距離を重ねるにつれ、応援し始める。
だが、なかなか思ったように募金が集まらない。(一人1ドルだし)
走り始めて143日後~走行距離実に5373キロのとき、
「ガン」が彼の肺に転移する。そして余儀なく「希望へのマラソン」は中断。
それから5カ月 1981年・6月・28日 テリー・フォックスはこの世を去る。
享年 22歳
だが驚くべき「奇跡のマラソン」が、これから始まる。
志半ばで散った「テリー・フォックス」の意思は…
カナダ中、いや世界中の心ある人達に受け継がれていた。
「テリー・フォックス・ラン」
と呼ばれるチャリティマラソンが世界中で開かれる。もちろん日本でも。
58カ国で開催され、最初の目標金額の100万ドルを遥かに超え、
実に3億6000万ドルという莫大な善意の募金が集まった。スゲー!
このあたり「アレックスのレモネードスタンド」と似たところがあります。
彼にとっての「マラソン」は「人のため」であり「医学のため」であり
なにより「自分自身の生きてゆく証」だったのかもしれない。
もちろん今も「テリー・フォックス・ラン」は続いています。
これが、映画にもなったカナダで最も偉大なヒーローの物語です。
そして、今日の一曲!
「ロッド・スチュワート」が「テリー・フォックス」に捧げた
「ネバー・ギブアップ・オン・ア・ドリーム」
う~ん、いい言葉だ。 ネバー・ギブアップ!