2023年08月17日
八王子市 “榎の家” リノベーション完成‼︎
この家の名前となったシンボルとも言える庭の榎(エノキ)。
以前造園屋さんに「エノキは、共に生きる〜共生という珍しい意味を持ってるんですよ」
と聞いたことがあります。
生まれ変わったリビングから、ウッドデッキに続く空間とテーブルと榎。
実にいい、絵になります。ここに、人が入るともっと素晴らしい風景になります。
年代物のピアノが完成後に置かれ、それもじつにいい感じ。
五線譜と音符がピアノから斜めに飛び出し見えてくるようです。
創和建設は最近リフォームの割合が増えていますが、リフォームは新築に比べて難しく、
元の家の色があること、そしてそれがすでに大きく経年変化していること。
そこに、ピカピカの一年生の新しい材料で化粧していくことなど、
とても難しくセンスのいる作業かと思います。
残すもの、捨てるもの、再生するもの等々、そこには人の想いも加わり潔さにストップもかけてしまうことも。
ただ言えるのは、無理矢理色合わせや空間作りしないことが肝心。
「やがて時が経てば同じようになる、そのために本物でつくる」くらいでちょうどいい。
経年劣化ではない経年変化を意識して計画することと、細部に細かくなりすぎないこと。
家の中の風景、中から窓越しに見える外の風景、そして外から家を見渡す風景、
それが心地よくなれば大成功です…建て替えではなくリノベを選択するということは、
もともとその家に対する住まい手の愛着が強いということ。
数十年先を見据えたリノベーションの仕事をいただける喜びを感じながら
施主様に感謝です。
創和リフォーム工房、これからも自然素材のリフォーム
そしてリノベーションの仕事に携わっていきます。
施主ご家族がそしてご家族と家が「共・に・生・き・る」八王子市の榎の家の完成です。