2023年06月12日

酒蔵が小さな映画館に(深谷シネマ)

今日は、仕事以外のブログをと思いながらも、そう書くこともないので、
またスットク写真からネタになりそうなものを引っ張ってきました。
6月ということで、私の1番大好きだった映画監督のビリー・ワイルダーの
誕生月(サンセット大通り〜名作ですね!)という無理矢理こじつけブログ。

埼玉県深谷市といえば→渋沢栄一とネギとふっかちゃんだけではないんです。
それと今は、花園インターアウトレットも出来たんでしたっけ?

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ただ私たち建築関係の人間にとっては、深谷にはちょっとだけ有名な映画館があります。
そこは『深谷シネマ』と名付けられたミニシアター。昔、4軒もあった市内の映画館が
閉店に追い込まれ(日本中どこも一緒)でしたが、なんと3300人の署名を集め復活‼︎、
古い銀行の跡地での再開を経て、現在の酒蔵(七つ梅酒造)をリノベーションした
とってもいい感じの映画館に生まれ変わりました。素敵という言葉で片付けられないくらい
関係者の方々はご苦労だったと思います。

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実に、300年前の酒蔵でのミニシアターの復活でした。
上映している映画も、流行りものだけではない、思わずニッコリしてしまうものも多く、
懐かしくもあり建物同様ほっこり出来ます。

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最後に、私の若き純粋だった頃(大昔)に、八王子の映画館で買ったパンフレット
を少々公開。だいぶ色褪せておりますが(和田誠のお楽しみはこれからだ!
なんていう映画本を真剣に読み漁り、次はどんな映画を見に行こうとか、
ウキウキしていたのを思い出します。最近のことは、すぐ忘れてしまいますが…。

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そして、その中でもっとも感動した映画「ロング ウェイ ホーム」。
ぜんぜんヒットしなかったのですが、ど真ん中の琴線に触れた感じで、
何度見ても泣ける、今見てもたぶん泣ける、くらいハマりました。

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リノベーションの話を全く書きませんでしたが、深谷シネマで1番感動した風景は、
奥の方の昔のお店の看板で『耳そうじ』と書いてあるあたりの風情が素敵です。
『耳そうじ』のお仕事が昔はあったんですね〜。

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