2013年01月04日
毎年恒例の、住宅展示場にてお勉強です。
箱根駅伝(日体大)勝ちましたね~無欲な総合力の勝利ですね。
そんな中、毎年恒例の1年に1回の住宅展示場巡り。
ハウスメーカーさんや、最近ではパワービルダーさんも参入、
昔より減ったとはいえ、乱立する住宅展示場なるモノ。
ただしバカにしてはいけません。なかにはホンモノの家づくりを
個人的に考えている方もたくさんおられます。(稀少ですが…)
すくなくとも、これからの流行りや政府の補助金等には敏感で、
勉強させていただくこともたくさんあります。(頭からの否定は×)
意匠デザインの優秀な方は、昔から多いように思います。
(破風板の存在を樋で隠すというデザインもハウスメーカーさんから~)
一昨年までの耐震、その前は外張り断熱そして昨年・今年は無垢系や
オール電化型のスマートハウス(?)等、
流行り廃りにとても敏感なハウスメーカーさん。
ただし、高気密高断熱とシックハウスの表裏一体のリスク、
外張り断熱と白アリの表裏一体のリスク、
耐震性の向上とプレハブ住宅化になってしまうリスク、などなど。
何かを突出させるたびに、創造性のある建物から建売系の普通の建物に
近づいていく危険性をはらみながら…それはそれで大変だと思います。
今年はいつもの年より、これと言った方向性が見当たらなかったのも事実。
それと毎年思うのですが、もう少し現実的な「30坪くらいの建物の展示場に
すればいいのに」です。設備系もモデルハウスと実際に建った家のギャップ
がやたら大きすぎる。
余計なモノを持たない「スモール・ハウス」も見直されている現在、
電気を消費しない家づくり(オール電化とは別)も含めて、
でかけりゃ良いという考えは世の中に逆行しているとしか…?
ご覧の通り、日中にも関わらず…今年は人、少ないです。
いろいろな意味で、極めて露骨な2極化になっていくであろう今年。
建築業界はどこに向っていくのか?
「良いことだらけの家づくり」の底が知れた今…難しそうですね。
10年以上も続けている正月の住宅展示場巡り、
とてもいい勉強もさせていただき、反面教師にもなっていただき、
中には顔を覚えてくれている営業の方もおられ、楽しい時間が過ごせます。
ある意味成熟しつつある日本の住宅業界のこれからは…
とっても「あたりまえ♬あたりまえ♬」のことですが人は十人十色。
誰にでも合っている住宅 ではなく この方にはこの住まい
一生に一軒家づくりには、
(施主~建築家~工務店) という図式がなにより理想ということを!