年間十数件のリフォームの現場に立ち会ってみて

はじめてわかる新築住宅のアレコレ。

新築当時は最先端であり、メーカー一押しである新建材を

これでもかと使ったであろう「時代」のわかる中古住宅もあれば、

バブル期にローコストで建てたであろうことが一目瞭然であり、

経年劣化の極みがみてとれる良質ではない建売住宅もあります。

ただ、この差って「五十歩百歩」なんです。

べニアに綺麗な、ヘタをするとプリント素材という仕上げの中で、

素材自体や塗装が厚いか薄いかがその価格差に表れるのでしょうが、

二十年経ってみると、その差はとてつもなく少ない。

          所詮…なんです。

かえって、もう少し昔のシンプルな規格住宅の中で、

職人さんの手作りのパーツが多い家の方が

古くても汚くても、良く見えたりします。

設計や建築に携わっている人たちは、余計にそう見えます。

新築時に「二十年後にどうなっていくんだろう」ということを

ご家族と一緒に大切に考えること。

「これって、難しいことなのですが、もっとも大切なことなんだろうな~」

リフォームに携わって初めてわかる良質の新築住宅

    =経年変化(人と一緒に落ち着いた味のある家に)…理想です。

   リフォーム&リノベーション

どういう訳か新築ばかり目立っている感のある創和建設ですが、

じつはリフォームやリノベーションもそれなりにやってるんです。

現在、施工中の家やこれから取り掛かる家を含めて7軒ほど。

ただ、床や壁をやりかえるだけではなく、

             どの家も「一味違った雰囲気」になります。

今日、ご紹介するのは、出来上がったばかりの2軒。

どちらも相模原市の既存住宅を増改築した個性的な家。

その対照的な2軒の家をご覧ください。

現在制作中のリフォーム部のサイトでは、もう少し詳しく

その他の物件もそのうちに見ていただけると思います。

まずは、そのさわりをちょっとだけ…。

   日連の家

   
   
   
とにかく自然素材にこだわりセルフビルドを思いっきり多用し、

部屋の空気を改善することに努めた増改築。

バブル期の中古住宅ですが、施主様の想いが強ければ、

ここまで出来るというお手本のような家になりました。

薪ストーブのチカラも借りて、とても心地い空間が広がっています。

「家族で暮らす」という言葉がとてもお似合いのあったかい家です。

筋違補強をしていらない壁など取っ払い、大きな空間を奪取!

   吉野の家

   
   
   
もともとデザイナーズ系のシンプルでカッコいい家でしたが、

デザイナーズの弱点ともいえる住み心地を大リフォーム。

それも元の雰囲気は壊さないように地道に改良。

無理やり自然住宅系に持っていくと失敗するのも見えているので、

そこは施主様を含めよ~く考えて写真のように計画しました。

楢の床に自然塗装の壁を配し、色を増やさず…これも大成功!

ケミカルな臭気や湿気を、人の代わりに家が吸ってくれます。

このように、リフォーム・リノベーションはどんな暮らしを目指すのか?

そのあたりがなにより一番大切なような気がします。

部屋のイメージからも、施主様の暮らし方がアタマに浮かびます。

これから先、相模原・八王子・富士吉田とリフォームの現場も

完工しだい、その姿をここでご紹介できると思います。

その、どのお客様にもに言えることですが、

家がその人を表すような、そんなリフォームになりそうです。

飛び込み営業メインの、屋根や外装の塗り替えや床と壁の張り替え

で1セットなんぼというパック制のリフォームも、それはそれであり。

ただ、時間をかけて設計企画するこんなリフォーム・リノベーションは、

たいへんなことも多いですが、満足度はとても高いような気がします。

みなさんしっくりと素材感のあるリフォームをぜひぜひ考えてください。

文章が長くなりましたが、

創和建設…リフォームもやってますのでいつでもお声かけを。

ご来社の折には一言「こんな暮らしがしたい」、それだけで充分です。

コストの配分は、優先順位を良く考えて、後悔のないお住まいに…。

次回のリフォームの完成物件は「牧野の家」になります。

                                  それでは。