2022年01月24日

吉村順三に学ぶ

創和建設は、家づくりにおいて“設計”を大切に考えています。
お越しいただいたお客様にも、家の価値の7割8割は設計で決まると言っております。
弊社は、自然素材の工務店ではありますが、建築士の資格を持っているスタッフが複数名。
他社さんよりも設計に対する想いはとても強いと言っていいと思います。

そこで、私たちが家づくりで大切にしている、またはヒントを頂いている
建築家の言葉をいくつか…今日は吉村順三さんの言葉の抜粋です。
じつに、わかりやすい。そしてじつに心地良さそう。

○簡素、質素を旨とすべし
○コンパクトにつくれ
○設備は“簡単”“軽装備”を心がけよ
○ヒューマンスケールの独自寸法で
○階段もむやみに幅はなくていい
○天井も全て高くなくていい
○豊かな空間の断面
○新建材ではなく、自然な素材を使う
○居間には外と繋がる大きな開口を
○潔い粗末感、不便を愉しむ
○対角線を意識して奥行きに広がりを
○ご近所とのバランスを考える
○囲まれた落ち着き

「その方が気持ちいいだろう」これが口癖の吉村順三、
どっちか迷ったら心地いい方を選択する。
カッコいいだけの設計ではない、人が主役のデザインなのでしょう。
人気の建築家、中村好文、伊礼智など、皆さん方向は一緒。

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素敵ですね〜、でも、この建築家の皆さんとってもお高い坪単価の家を設計されているんですよね〜。
「う〜ん、勉強になります‼︎」 by 創和建設スタッフ一同

創和建設の埼玉県進出の始まりの家“飯能の家“が完成し、
最後の仕上げ外構と造園工事と薪ストーブの火入れが行われました。

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写真でわかるように、とても気持ちがいい家になりました。
半農暮らしとも言われるように、畑もかなり大きな面積をとり、
自然な植栽に囲まれて、家がいっそう輝いている感じです。

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外装は、高千穂シラスのそとん壁。
国産無垢の杉が主体の構造・造作・建具など、
家の中は空気を作り出す素材ばかり、接着剤までこだわり自然なものに囲まれた家。
まだ小さなお子さんも、これからずっと健康に暮らされていくのでしょう。

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新築住宅が多い飯能住まいの地域でも、他の家とは一線を画す自然素材の家。
これから先、施主のS様と一緒に、良い歳のとり方をしていくことでしょう。

12月2日晴天、大和市東林間でスイス漆喰の家の地鎮祭が行われました。
創和建設で、久しぶりの高気密高断熱の家。
ただし、住まい手が息苦しくないセルロースファイバー充填の家です。

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床は、肉厚のビンテージ・オークのオスモ・フロア。
壁の白い漆喰と相まって、とてもお洒落な空間になると思います。

設計は、高気密高断熱のスペシャリスト、カラザ設計の鎌田さん。
耐震・断熱計算にとても強い建築家。

気密を高めれば高めるほど、住み心地は落ちていくのが普通。
そのマイナスを、少しでも改善させるよう、呼吸・調湿にチカラを注ぎ、
創和スタッフ一同、頑張っていきます。

東京都小平市の菅村設計さんとの“藤野・つかず離れずの家”に続いてのコラボ。
浅川沿いに新築中のこの家は、森の窓という木製サッシをはじめ、
創和建設が普段使わないような素材がかなり使われています。

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どちらかというと、やりたがりの工務店と言われる創和建設ですが、
それでもこれだけ新しいものを使うことは珍しい。

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家が大きいこともあり、木工事は来年の2月まで、
そこから内外装の仕上げに入り、完成は4月末頃。
実に長い。後から建った一般住宅にどんどん抜かれていきます。
工期が長いのは、自然住宅の宿命。

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生真面目な大工の筆頭、長田棟梁が一生懸命腕を振るっているところ。

東浅川という地名ですが、ほぼ高尾です。

昨年の調布市深大寺の家の完成から約1年。
そこから車で約5分、深大寺にもう1軒、創和建設の自然住宅が建ちます。
今度の深大寺の家は、閑静な住宅街の中の2世帯住宅。
都内、それも人口密度は低くないはずですが、
昼でもとても静かな環境。

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自然素材の家の暮らしにはぴったりな環境です。
そんな“深大寺の家”の地鎮祭。

設計は、市川創巳さん。
自由さの中にも落ち着きが見え隠れする、
自然で大人の家の建築家です。
上棟は、ウッドショックもありまだまだ先になりますが、
その際には、またここでご紹介いたします。

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深大寺の現場の近くには、お蕎麦が美味しお店もあり、それも楽しみの一つです。