ピノキオの鼻!

どんな仕事にも「慣れという魔物」が住んでいます。

その仕事が特化していればいるほど「慣れ」が住みやすいようです。

とくにモノづくりの世界では「慣れ」は要注意!

自分のチカラを過大評価してしまうみたいです。運がいいだけなのに、

たいしたことない実力をたいしたことあるように…錯覚。

こうなると、前もっての支度(施主さんとの打ち合わせ前日)を、

簡単に考えてしまいがちになります→そして当日自分自身困る。

これを防ぐには、

ピノキオのようにどんどん伸びた鼻を、時々ポッキリ折ってあげること。

「このくらいでいいかな?」という恐ろしい考えが少しでも浮かんだら、

そしてお客さんの要望を煩いと一度でも感じたら…それはとんでもない!

すぐにポッキリ自分で自分の鼻を折ってさしあげましょう。

自信と慢心の境目あたりで「ポキッ」…謙虚に、謙虚にいきましょう。

一生住まう家を託していただいた感謝の念を込めて…

まずは一日1回この呪文を唱えて…

「テクマクマヤコン・オレハバカダ・オレハバカダ・オレハ…オオバカだ(笑)」

これで、「慣れ」という悪魔のささやきがどこかに飛んでいきます。

「慣れ」という名の手抜きという罪悪…みんなで時々思い出しましょう。

(評判が上がるのには時間がかかる、逆に悪評はほんの少しですぐ広がる。

いつでもどこでも、1割くらいは仕事を始めたばかりの頃の気持ちを残しておく)

すぐに伸びていくピノキオの鼻をニッコリ上手に折れる人になれるように…。

ピノキオ…ということで挿入歌の「星に願いを」、たくさんのジャズマンもカバー。

ケニュー・ドリューのこのアルバムも凄くいいですよ。上品な名盤です。

  sowaのブログ

  ☆2度目の登場 … ケニー・ドリュー トリオ

あっという間に、残すところ今年もあとちょっと…歳をとると季節が早い!
創和建設不動産部の単独のホームページがやっと出来ました。

そちらのブログも見てください。地元に根差したほんわか気分です。

藤野案内も載っています。(来年は、いよいよ建設部の新しいサイトを…)

「創和建設不動産部」で検索…ブログも開設(建設ブログと違い楽しいです)

建築部は地元と県外が半々、それに比べ不動産部は地元密着。

来年は、不動産部充実の年になりますように!

「康(こう)の家・完成見学会」

藤野の日連地区に「平屋プロジェクト・連のいえ」の1軒目を

来年の1月18日(土)に完成見学会をやりま~す。

お時間がある方は、当日13:30に現地に集まってください。

便利な立地の日連地区に残された数少ない閑静な土地。

そこにつくられる予定の自然素材の4軒の背の低い木の家。

詳細は来年「@イベント・ニュース」で年末に発表します。

      見学希望の方、出来れば、ご一報を!

              「康の家」

地産地消だけでなく、家の質もたいしたものです(自画自賛(笑))。

駐車スペースはたくさんありますので心配ありません。

今年の初めに完成した「名倉・風のいえ」に続く「家プロジェクト」。

骨太の現代民家そのものの住まいを、ぜひ体感してください。

合併後の住所は「神奈川県相模原市緑区日連…」と

「藤野」の名前は消えましたが、あちこちにいい雰囲気の住まいが…

この(家プロジェクト~連のいえ)もそうですが、

家が建てられるたびにまわりの景色も良くなっているようです。

当然、資産価値も上がっていくのだと考えています。

ここ藤野は、住まう方の心がご自身の家だけに向いていないという、

とても特異な町であり、とても素晴らしい町のような気がします。

相模湖・藤野への移住を考えている方、

現在のご自宅の建替えをお考えの方、

なんにも考えてないけど家づくり街づくりの勉強をされたい方…etc.

なるべく周囲の環境を壊さないような開発そして建築など、

ご興味のある方は・ぜひぜひ・いらしてください。

そして「相模原の木」が、こんなにも素晴らしいことも含めて、

大工さんをはじめ各職人さんたちの丁寧な仕事を見てください。

   (↓ 真剣に家づくりに取り組んでいる中村棟梁)

    

かたくるしくない「住宅完成見学会」です…詳細は後日に。

「里まちの家ネットワーク」の1発目の地鎮祭です!


東京都の西北部にあたる武蔵村山市伊奈平に建つ家。

国交省の補助金事業・地域型住宅ブランド化事業

「北相模・甲斐東部 里まちネットワーク」の1軒目「武蔵村山の家」の

地鎮祭を迎えました。

幹線道路にも近く、準防火地域でもあるこのあたり、

敷地もそんなに広くはありません。

今の条件…すべて地域型住宅ブランド化事業にピッタリですね。

「里まちネットワーク」…なにしろ木を使いましょうという

     ざっくりとした想いでみんなで立ち上げたグループです。

今季はここをはじめとして、13軒の家が造られます。

神奈川県と山梨県の2つの県をまたいだチームに、

それぞれの想いを抱いた企業が集まりました。

木の家の底上げ、そして地域産材の消費と、

    成功すればいいことばかりのこの仕組み…

ただ一つのデメリット…工務店自身がちょっとだけ面倒!それだけ。

それでは「国交省・地域ブランド型住宅・チーム里まちネットワーク」

     「武蔵村山の家」 始動です!





八王子→昭島→伊奈平…思ったより…近いです(笑)。

2013年12月23日

表・彰・状…チビ殿!

先日、相模原市より愛猫ご長寿記念の表彰状をいただきました。

藤野の「かぶくん動物病院」さんが代わりにあずかってくれて、

私はとりに行っただけなのですが…

その日は早めに帰って、その長老の目の前に表彰状を掲げ、

「わかるかい?おめでとう。今日は記念に美味いキャットフードだ」

とわけのわからないことをほざきながら、楽しいひと時を過ごしました。

家の前に段ボールに入っていた真っ黒い捨て猫3匹の最後の1匹。

3匹の中で、1番愛想がなく1番小さかった彼が、1番長生きしてます。

目のチカラも失せてきて、活動エリアもとても狭くなった彼、

最近……いちだんと…加齢臭が加速…それはいかしかたない。

20年近くたくさんの癒しをいただいた彼に…感謝です。

「軒の出」!

家づくりで大切なことの一つに「軒の出」があります。

夏の暑い日差しを遮り、冬の寒い時期に太陽の恩恵を受けるため、

南側の軒をある程度張出す事が、四季をもつ日本では理想です。

しかし、どこにでも言えることではなくて、隣地の家が近かったり、

これから建ちそうだという敷地では、張り出した軒が仇となる場合もある。

とても、寒い家になってしまう。夏と冬、どっちらに標準を合わせるか?

寸法も出せばいいというものでもなくて、その場所で検討が必要。

日本の家は、夏の過ごしやすさに標準を合わせることが一般的かな?

古民家のほとんどがそうなっているようです。

また、すべてに軒を持つ形状が最高ですが、

片流れの場合、カタチのかっこ良さは、間違いなく下がった面が○。

上がった方は2階の窓から上が間延びしてアウト!

接道面が下がると、外から見ていい家になりそうですね。

そして、

家に囲まれた街中…軒の出はあまり関係なし、ただし雨漏り対策にはなる。

敷地が広い田舎暮らしの立地…ここは、間違いなく100%軒は張るべき。

おもしろい事に、構造が今に比べると雑なスカスカの昔の家でも、

あたりまえですがキッチリ軒が張っていると雨漏りは少ない。

外壁の色褪せや痛みも防いでくれます。長持ちです。平屋はなおさら。

昔からの日本の家のカタチは、長い間考えられたもの。

町屋には町屋、田舎の家にはの田舎の家の形があったはず。

そこに無理やり欧米のものを取り入れたため、

この軒というパーツまでそうなってしまい、建物寿命まで短命に…。

すべては、土地の狭さと価格を下げるための工夫なんでしょうが?

この国は、地中海に面しているわけではないので、

なんとか風とかいう「ここはどこ?」みたいな家を建てるのは???です。

今日は、軒のことをちょっとだけ…アタリマエのことを書いてみました。

(破風の細い、軒の先端の樋ナシの家が1番カッコいいんだよな!)

☆アランフェスのジム・ホールが亡くなりました。

アランフェス(当時空前の大ヒット)で一般の方にも知られようになったので、

ちょっとアーティストの立ち位置を勘違いされたこともあったようです。

とても柔らかい品のある音色の大好きなギタリストでした…残念です。

ジャズの黄金時代を築いてきた人たちが、毎年少しづつ消えていきます。

そして悲しいくらいにジャズアルバムの大安売りの時代になってしまた今、

お金を一生懸命ためて1枚のレコードを買う時代が懐かしい。

      

       「大人買いは、感動ゼロなんだよな。」

      

↑もうひとつ…横浜野毛のジャズ喫茶の名店中の名店「ちぐさ」が

お店のファンによって、奇跡的な復活を遂げたそうです。それも少し前から。

羨ましいほど音楽が1番の贅沢だった時代の人たちによっての復活です。

それぞれの青春が、薄暗いそのアナログっぽい場所にはあったのでしょう。

珈琲とジャズの「ちぐさ」の名物マスターの心が今でも生き続けているようです。

(ジャズ喫茶はカッコいい建物も多く、特に夕暮れ時のほんわかした灯りが…)

暇をみつけて横浜へ行ってみようと思い早数か月!同じ神奈川とはいえ遠い。

横浜の古い街は、いい感じの古い建物が多く、私たちも勉強になります。

                来年こそは、「横浜・ちぐさ」へ再び…数十年ぶりに!