2014年02月28日
地域型住宅ブランド化事業…里まちネットワーク「小渕の家」設計完了!
創和建設では、町並みを意識した2つのタイプの家づくりがあります。
一つは「風のいえ」や「連のいえ」に見られるような、
お隣同士のコミュニティや、そこからの周囲への広がりを意識した
田舎暮らしを念頭においた良質住宅プロジェクト型の家づくり。
いくつもの決まり事がゆるやかに設定されています。
もう一つは「街中自然住宅」と呼べる今回の「小渕のいえ」のように、
まわりはある程度利便性がいい。都心部でも可能なカタチ。
狭いながらも良質の家を何軒かつくっていくという家づくり。
国がすすめる地域ブランドの利用も効果大!
ともに、素材は無垢&自然素材は変わらないのですが、
前者の方がその純度は高く、自然エネルギーまでこだわりがあります。
合板の有無も大きな違いがあります。
そして今回のお話し…。
後者の街中・自然住宅プロジェクトと言っていい品物。
ハードルを下げることが可能、すなわち住み心地より性能を選ぶ感じ。
土地の価格の高い場所に多く、「小渕のいえ」もそこからはじまりました。
一つだけ条件があり「里まちネットワーク」の長期優良住宅にすること。
地域材の家づくりの広報も兼ねて、無垢材で家を造ることだけが条件。
里と街と両方とも可能な家づくり町づくりです。
本日2軒目の設計がほぼ完了し、これで出揃いました。
見事に、2軒とも設定したハードルの遥か上を飛び越えていった家になり、
このまま行けば、嬉しい誤算と言っていいと思います。
遅くても期限の10月までには完成しますので、
最初は予定していなかった完成見学会もしたくなるような設計です。
外装…高千穂シラス・そとん壁+杉無垢
内装…杉無垢+漆喰及び土佐和紙
コッテコテの木の表しというより、標準コストに近づけるための、
すっきりした簡素な漆喰とペンキの仕上げ。
問題は木製玄関ドア…ユダ木工さんの認定品を使えれば簡単。
ただ、コストが高い。さて、どうするか?ですね。
里と町の狭間の楽しみな2軒…経過はそのうちにここで。