2012年12月13日
「カフェのような家」…最近多いです。
昨年あたりから市街地のお客様の仕事もボチボチ。
里山や畑の中と違いまわりは住宅や店舗が多く、
家づくりが若干変わってきます。(年齢によっても)
完全な和の設えではなく、どちらかというと洋寄り。
材木も杉・桧だけではなく、選択肢が広がります。
市街地の奥さま方の要望で多いのが「カフェのような家」。
そんな建築雑誌も出ていて、それもなかなか良いんです。
基本オーガニック系なので、無垢材と自然素材を多用。
トレ―サビリティまでは追求しないのですが、
その雰囲気は間違いなくオシャレな自然住宅そのもの。
壁は西洋漆喰などのテクチャ―のやや大きめんはものを選択。
もちろん色は、床以外は白系でまとめ、統一感をだしています。
特に経年変化しつくした家具と部屋が、とても似合っています。
フライパンや鍋がキッチンの上部からぶら下がり、
雑多な室内でもなぜかカッコよく見えてきます。
和が素足で暮らす家だとしたら、
このような家は土足まではいかないですが、スリッパ必需品かも。
床や建具や造作材の塗装でガラリと変わる洋風自然住宅
設計者だけでなく、お客様や私たち工務店の感覚が問われます。
チープな感じがしない「カフェのような家」であれば大歓迎。
セルフビルドも1番やりやすい住宅でもあり、
センスも必要…材の質よりつくる方のセンスで決まる家。
街中でも、そんなちょっと良い家が適度に並ぶと、
相乗効果といいますか…一段と良くなるんですね。
それぞれが、少しづつ個性を発揮しながら似たような方向を目指す。
私たちはコレを「住まいのAKB48大作戦」と呼んでいます。
ちなみに「カフェのような家」なので、カフェではありません。
行き過ぎに注意!
(派手な家は行き過ぎると…悲しくも「ザ・チープ」になってしまいます。
一生住む家まで、「コレ可愛い」という価値観で判断するのはやめましょう)
「別に家は可愛くなくてもいいですよね!」