2011年04月23日
「白洲物語」…何でもない家をつくる
「白洲」…(はくしゅう)とは読みません。(シラス)と読みます。
「創和建設」がメインの仕上材として利用している壁材で、
弊社の社屋の内装の約半分に漆喰と併用で使用、
吸湿力が高く、とても気持がいいです。(マイナス2度)
成分は天然素材の「火山灰」…とてもエコロジー。
2万5千年前の火山噴火から生まれた建築材料で、
とてもお世話になっている「高千穂」さんの商品です。
「白洲」を紹介する資料のなかで一冊の本があります。
…シラス物語 21世紀の民家をつくる…
この宣伝本~かなり良いことが書いてあり、
中でも、個人的に一番好きなところを抜粋で紹介します。
「何でもない家をつくる」
便利さを追求するばかりが家じゃない。
家をつくるにあたり、ぜひやりたいことが一つあった。
それは、土間をつくること。
「小さい頃の思い出は、土間の奥で兄がお風呂の薪をくべる。
母が魚を焼いている。土間でなにかしらそれぞれの仕事をしながら、
家族がみんな一緒にいる。そういう家をつくりたい。」
「子供たちはお風呂に入る時、土間におりてつっかけをはいていく。
冬場はちょっと上着を引っ掛けて~お風呂に入るではなくて、
お風呂に行くという。(笑)
段差があるのも、それはそれで変化があっていい。」
こんな感じが…読んでいてとても気持ちがいいです。
何でもない家をつくる…良く考えているからこそ言える言葉ですね。
「シラス」は、自然素材の中では高額なほうではありません。
ただ、新建材に比べればやはり高価。(あたりまえですが)
そこでこんなコトも書いてあります。
「建てる方のコストは変わらなくても
地球の支払うコストはローコスト」
「地球の支払うコスト」
(う~ん、ナ・ル・ホ・ド)…地球の支払うコストか~!(上手い)
これから弊社で建てさせていただく住宅の
かなりの割合この材料が使われる予定です。
「高千穂さん。めいっぱい使うので地球コストだけじゃなく、
実際のコストも宜しくお願いしま~す。(笑)」
高千穂シラスさんのホームページも見て下さい。参考になります。
「お仕事ブログ」が続いてるな。来週こそは「お遊びブログ」に…。