藤野「平屋プロジェクト…連のいえ」


「連のいえ」の1軒目がだいぶ形になってきました。

もうしばらくで、迫力のある姿をお披露目できると思います。

構造材の重厚さは、やはり圧巻。ビオフォルムさんの特色です。

山田さんと創和建設のコラボで、4軒の平屋の家並みをつくる試み。

そして「連のいえ」の1軒目は、とてもハードルの高い1軒目になりました。

棟梁は中村御大+関戸御大+浅川御大が参加。3名とも大ベテラン!

合計3名の大工さん。このような家なので、平均年齢がとても高いです。

2軒目の基本設計も終わり、3軒目4軒目の造成も順調に進んでいます。

こうした平屋を目指した「連のいえ」の雰囲気を伝える家が、

やはりここ藤野にはいくつもあります。

先月「建築雑誌・住む」で特集を組まれた「風のいえ」の2軒もそう。

再度「連の家」の参考に、ここで「雑誌・住む」の一文をご紹介します。

        タイトル「育てる庭、安心の家」

雑誌に紹介されている「木舞土壁の家」には、

                 こんな素敵な言葉が添えられていました。

「庭先で野菜を育て果樹を摘む、実りある暮らし。施主様は都会から

里山の風情を色濃く残した集落(相模原市緑区名倉)に引っ越してきた。

隣近所には野菜作りの名人が何人もいる。教わりながら、ゆっくりと

土を育てながら、2度目の夏。丹精込めて育てた旬の味わいは格別だ。

居間から出て、南庭に広がる畑。日に日に太る野菜、色づく果樹。

毎朝早く起きだして、庭をひと巡りするのが何より楽しい日課になった。

地元の材と技で建てた木組みと土壁の家。お互い様で助け合う

ご近所付き合いと豊かな安心の日々…」

そして、最後に垣根のないお隣との関係を象徴するような写真が1枚。

そこに映っているのは、「木舞土壁の家」の家主が、お隣のお子さん

(木と土と太陽の家)の三輪車を押している姿…これがホントの庭続き。

マンションが多く昔に比べてご近所との関係が希薄になったとはいえ、

庭がありそこで育つものがあると、今でも良好な関係ができていくのかな、

と改めて考えさせられる1枚の写真でした。素敵です。

人と家、人と庭、そして人と人…すべてがほのぼのと繋がっています。

ここ「連のいえ」の「連」は、地名の(日連)と(連る)からとっています。

残り2か月を切りました。3人の棟梁が、毎日生真面目につくっています。

ここも「風のいえ」のように、4軒すべての家や外構が完成するまで、

3年ほどかかるのだろうと思っています。気の長い話ですが…。

↓それでは「風のいえ」の繋がった2軒の設えを見てください。↓

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  設計協力は、ビオフォルム環境デザイン室の山田さんと

  きなり舎の桝さん。ともに伝統住宅の設計に長けています。

  表しの化粧の杉と桧だけでなく、竹木舞と土壁が昔懐かしい。

  後置きの家具は、アンティークショップで買われ、

               古~いものを置かれている方多いです。

こんな感じで、「プロジェクト・連のいえ」はこの「風のいえ」の2軒の関係性が

4軒になるようなもの。それぞれの個性的な家が、ある程度の繋がりを

もって、全体を見渡すと素敵な景観になることを期待しながら、

現場監督・大工さんはじめ、すべての職方の頑張りで完成を目指します。

毎度のことながら、このての家の木のボリューム感には圧倒されます。

          「平屋プロジェクト・連のいえ」

木の香りも半端ない!       

         それでは、もう少し…建物の完成公開写真をお楽しみに…。

  

「高尾の家」

ここは、「大地を守る会」の会員さんの家づくりです。

現在「高尾の家」は、2人の大工さんが一生懸命頑張っています。

ともに、いつもは一人で1軒の家を仕切る優秀な大工さんたちです。

寡黙でとても腕のいい2人の棟梁…

こちらの現場に来る前は、「藤野・土間のある家」や「里まちの家」で腕を振るい、

そしてここが終われば、やはり自然住宅「牧野・命の輝く家」へと続いていきます。

この2人、遠い昔に同じ親方のもとで修行した大工さん。だから仲もいい。

ここも素晴らしい建物になるであろうことが、仕上げ途中の今でもわかります。

(現在は、長い時間をかけ外まわりが完成して内部の造作へと移っています)

街中の自然住宅の特徴である1軒完結型の家で、パティオが力を発揮します。

このパティオの使い方や飾り方で、この住宅がどんどん変わっていき、

現場に行くたびに「実面積より広く見える楽しい空間だな~」と感心します。

外装のガルバリウムと杉板、内装の漆喰と杉板という都市型自然住宅の王道。

さらに、ウナギの寝床の敷地を最大限生かす面白い仕掛けもたくさんあります。

歴史ある街「高尾」の甲州街道に面した

          現代町屋「高尾の家」の施工中の様子を少しだけご紹介…。

やはり、家づくりって大変だ…12月の完成が楽しみです。ガンバレ!W棟梁。

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無垢の大きな梁、そして杉板や羊毛断熱材などが見て取れます。

全体のカタチがはっきりわかるまでもう少し。
ビニールクロスの無い家なので、これからも時間がかかります。

設計が良くて大工が優秀であれば、家づくりは問題なし。

ただ1番大切なのは、関わる方たちの相性がいいこと…これ大切!

「高尾の家」もみんなで協力してここまで来ました…もう一息。

横浜の荒川さん(設計)のサイトも覗いてくださいね。

12月初めの「完成見学会」を目指して、入ってくる職人さんも増えてきます。

やがて足場がはずれ、この高尾の街に風変わりな木の家が見えてきます。

こんな「現代町屋」風な建物が並ぶといいな~などと思いながら…

  「高尾の皆さん…自然素材で家をつくりませんか?」

みんなが集まる~薪ストーブの火入れ式

遅いお知らせになりました。火に集まる人たちのお知らせです。

先日の「藤野・里まちの家」に続き、もう一つの新築現場にて

薪ストーブ・火入れ式が賑やかに行われました。

場所は、先日完成見学会を行った「相模湖・寸沢嵐の家」。

前回と同じように、関係者10人ほどが薪ストーブを囲んで、

家主がチャッカマンで火をつけるとみんなが拍手。

それから1時間ほど、薪ストーブを見ながら楽しくおしゃべり。

言いたい放題で、酒も飲んでないのにちょっと騒がしい。

薪ストーブが設置されただけで家の雰囲気が一変します。

ストーブ屋さんてホントにいい仕事ですね。

火をつけただけで拍手が…それまでの職人さんもたくさん苦労しているのに…

デンマークのワムというメーカーの、どちらかというと少し小振りな薪ストーブ。

この家には、サイズもカタチもとてもあっています。(泥臭くない感じ)

いつものごとく、この火入れ式の儀式を境に家の主役になる黒い箱!

  

               そして今日から

「薪ストーブのある暮らし」の始まりです。

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☆参加した人すべてが見事に火を見つめていますね。

 太古の時代から人間って火のまわりに集まるんですね。
 これから先、薪割りの作業も手ぐすね引いて待っています。

 ここの施主さん薪割で1年後には今以上に筋肉隆々に…。

 施主のI(アイ)さんご家族、長い間どうもありがとうございました。

 この地域ではファイヤーサイドのアンコールをいれた

 「ヤマボウシの家」に続き2軒目の薪ストーブのある家になりました。

 それにしても、家じゅうが暖かい…家族に火をともすささやかな式典です。

 夕暮れ時のこの「相模湖・寸沢嵐の家」の外観はとてもいい雰囲気。

 大きなガラスから空間のつながりがよ~く見えて素敵なんです。

 このような家は、これから選ぶカーテンも難しいですね。