2013年02月06日
相模原市緑区「住みつなぐ現代民家・森のいえ」…また少し工事しています。
相模原市の里山に建築された現代民家「森のいえ」
ホンモノの地産地消にこだわった地元材利用の木の家。
桧・杉・松・楢とそれぞれを適材適所で利用しました。
昨年末にお引渡しとなりました「自然住宅・森のいえ」。
また、ここでちょっとだけ工事に入りました。
懐かしい佇まいを持つこの家は、その外観とは違い性能は
いたってハイスペック…環境創機さんの「そよ風」も配備して、
薪ストーブとともに、心地いい住環境を造り出しています。
それぞれに意識し考えられて配置された窓からは、
里であったり、森であったり、山の芸術であったりと、
窓が絵画の額縁のような役割で、風景を美しく見せます。
間取りよりも暮らし方を意識した、可変性に対応できる住宅で、
お子さんの巣立った後や、現在の用途とは違った暮らし方にも、
対応可能な空間づくりが考えられています。
○LDKという既存の言葉では理解できないであろう、
間取りにとらわれない家になっています…これ大切です。
(間取り優先は、長い人生ずっと同じ暮らし方になってしまう)
それでは、木立ちの中にたたずむ現代民家「森のいえ」完成写真。
(素人撮影なので、質感があまり伝わないと思いますが…)
先日の「地熱住宅・里のいえ」の第一期完成とともに、
こうして、またこのあたりの土地の資産価値も上がっていきそう。
そこに造る家や住まう人のスタイルで、土地価格も変化していきます。
3年ほど前にお客様に言われた一言
「町の不動産屋さんと建築屋さんがしっかりしているとその町が良くなる」
私たちのような職種は、それを肝に銘じて「家づくり」を考えなければ、
と思うこの頃です。それが、自身の仕事の未来に繋がる事も含めて…。
この相模原市緑区(旧藤野町名倉)の里山につくられたいくつかの
個性的で懐かしい家々(里山長屋…森のいえ…里のいえ等々)は、
初めからその場にあったように、すでにその風景に溶け込んでいます。
「住まう方の忍耐力と志」に感謝です。
人と家と自然、そして時の関わりも一生懸命考えながら、
「住まう人・描く人・造る人」が一緒になり完成したこの住まい。
1番ぴったりくる言葉は…「心地いい場所」です。