2011年03月19日
時をつなぐ…「里山長屋・藤野プロジェクト」完成です。
4世帯の人たちが集い、語る場としてつくられたこの長屋の風景。
藤野の里に建つ「里山長屋・藤野プロジェクト」の完成です。
地産地消にこだわり、素朴な暮らしに戻る懐かしい家。
雑木林に囲まれた里山の、おおらかな周囲の環境を生かした
自然と融和する和やかな木組みの家々。
ゆっくりと流れる時間も人も、自然と一緒に時を重ねます。
そして、杉の床を素足でゆっくりと踏みしめると、
木の香とともに温かさが柔らかく伝わってきます。
「共に生きる」ということの大切さが、
ちょっとだけわかったような気がします。
里山長屋暮らし
住まい手たちの個性が…こんなカタチになりました。
この写真からも「凛」とした空気が垣間見えます。
~神奈川の端っこ 藤野からの お知らせ~
鎌仲ひとみ監督作品「ミツバチの羽音と地球の回転」藤野上映会
瀬戸内の小さな島「祝島」の美しい海と、そこに造られようとしている
「原子力発電所」との交わることのない関係を描いています。
ポスターに書いてある「ここで生きていく」が主題なのかな?
このおじさんホントにいい顔してる。いい生き方をしてきたんだろうな。
(たまには、見終わってから考えることの多い映画もいいですよね)
夕方にはUAのライブも少しあります。(この映画にどんぴしゃ!)
小さな上映会ですが、ご興味のある方は「webサイト」で調べて下さい。
4月10日(日) 15:00~ (上映 映画終了後、鎌仲監督のお話)
18:20~ (UA ライブ)
19:00~ 2回目上映会
会 場 藤野倶楽部・直子の台所(芸術の家のちょっと先です。)
*ご予約:トランジション藤野の池辺さんまで。
2011年03月15日
「小舞土壁の伝統住宅」の報告です…自然住宅は震災の影響も少なかった。
かなり間が空きましたが、このあたりで中間の御報告です。
弊社の自然住宅限定宅地に建つ「湖のいえ」の3棟目、
木組み伝統工法による「小舞土壁のいえ」の現況です。
「美しい木組み」と「丁寧な施工」で完成前の現在でも、
「きっと良い家になるんだろうな~」感が200%です。
今月いっぱいで、木工事が完工。来月から土佐漆喰塗り。
来月には、目に見えて姿を変えていくはず。
ここまで来るのには、大工さんや左官屋さんだけではなく、
基礎屋さん・板金屋さん・設備屋さん・電気屋さん etc. など、
「伝統工法」ゆえの、大変な作業もあったはず…感謝です。
話は変わりますが、
東北・関東の震災を受けられた皆さま方は、日々大変な思いで
生活していることと思います。強烈な映像が毎日流れています。
心よりお見舞い申し上げます。
建築業界も、合板や外装材・断熱材等の供給も止まり、巷では
当分の間「住宅建築」が出来ないのではと囁かれています。
今後の復旧も相当な時間と労力が必要なようです。
(某タ○ホームも当分新築は見合わせとの噂も流れています)
ただし、この手の自然住宅は殆ど合板に頼っていないので、
多少の遅延はあっても、今まで通り行けると思います。
(時間はかかるが人力によって造られる住宅の良いところ)
それでは、久しぶりの中間報告です。
前回と変わった気がしない?~これが伝統工法の特徴です!!
最後の最後までキッチリと…2か月後の完成が待ちどうしいです。
↓見える所も隠れる所も変わらずに「丁寧な仕事」をしています。↓
「骨太の木組みの平屋建て」…5月の完成が楽しみです。
(お知らせ)
明日より、緑区内でひさしぶりの「蔵」が着工となります。
既存住宅との兼合いで、やっと確認がおりた物件です。
国道20号線(甲州街道)に面しています。(月末上棟)
お客様が張り物でとの要望を「蔵だから是非塗りましょう」と
説得して、化粧垂木と塗壁の仕上げになりました。
屋根は銅板というわけにはいかず、スチールブラックの
ガルバリウム鋼板を使います。
いつものように…「ガ・ン・バ・リ・マ・ス」⇒ほとんど口癖!
2011年03月12日
「藤野 土地」の御紹介!…大地&創和プロジェクト。
「大地&創和」によるプロジェクト第一弾。
「里山で暮らそう」
着々と準備が整いつつあります。
4月の本番を目指して、土地の整備・資料の作成、
を含め、今出来る事は全てしようと思います。
最終的には「藤野の土地…ここの持つポテンシャル」
に期待して、素のままを見ていただく…かな?。
「大地を守る会」を意識して2年、関係を持って半年、
そして今回このような共同事業が立ち上がり、
少なくとも「はじめの一歩」を踏みだせることに感謝です。
2011年03月08日
もうひとつの「片流れのいえ」上棟!
上野原市内にて、無垢の「お木楽ハウス」に続き…
もうひとつの「片流れのいえ」が予定通り上棟しました。
上野原市内のお世話になっているべストさんの5区画目です。
スパンスタイルで外装を仕上げるスタイリッシュな外観です。
内装は少しダークな感じになると思います。
~もうすぐです~
また、現在設計に入っている(ほぼ完成に近い)二つの家。
「大空間を持つ無垢の平屋住宅」…ともに藤野に建つ予定。
ウキウキする大屋根住宅がもうすぐカタチになりそうです。
ともにウッドデッキを抱えた木質系の外観となります。
高額なイメージがつきまとう「自然住宅」をある程度抑えた
価格設定で(しかも平屋を)造る試みでもあります。
それぞれ周りを見渡しても、同じような家が一つもないような、
個性的で創造力が豊かな住まいになればと思います。
1軒は、完全に「バリアフリー」に立ち向かっています。
床に段差をわざとつけて、奥行き感を出しています。
施主様の生活スタイルがそのまま家に反映されます。
限りなく、間仕切りを排除した間取りも二重丸です。
杉・メープルなどの木をふんだんに使った2軒となり、
いつものように、無垢材と白洲の塗壁との組合せです。
あとは、バランス…バランス…バランス…バラ…です。
設計にかけた時間の倍の価値はありそうです。
それぞれ眺めが良い立地を最大限利用した計画で、
南面の大型FIXを額縁に見立て、景色を絵のように
見せるという、「湖のいえ」や「風のいえ」と同じ考え方
で創っていきます。(共に都内から移住してこられる方)
お客様の強い想いと、若い設計者のセンスが光ります。
…楽しみです。
(久しぶりのオススメ映画・米2004)
きみに読む物語(レイチェル・マクアダムスがいいです)
2011年03月06日
創和建設「新社屋&展示ブース」リノベーション中間報告
なかなかブログを更新しなかったり、文章が硬かったりと
社内でも不評な私に変わり、姪にはホントに助かります。
20代の彼女のブログからは「夢と自由と未来」を感じます。
それでは、50代の夢?でもないけれど、
とりあえず今日は「リノベーション」を書きます。
四月初めの完成を目指し、弊社の新社屋のリノベーションが、
(というほどたいしたものではありませんが)
着々と?行き当たりばったりで、ボチボチ進んでおります。
とっても古~い町屋を、コツコツと…あまり「お金をかけず」に
そして「造り過ぎない」ように注意しながらやってます。
いざとなると、この「造り過ぎない」が難しいんですね。
「引き算の論理」…これって大切なことなんだろうな。
また、耐震補強もしながらなので、古さを残すのもそれなりに大変です。
(それでも大きな地震がきたら、表に一目散に逃げるつもりです。)
他の古民家から引き揚げた古材も利用し、雰囲気が残せたらと思い、
大工さんには言いたいことを言ってます。(やる方大変!)
古材の欄間を利用して「行燈」も製作中です。
完成のあかつきには、この古い町屋の中で一杯飲みながら
(ジャズを聞こう…じゃなくて、一生懸命仕事しよっと!)
↓着工一ヵ月後の現在はこんな感じになっています↓
床のくんえん杉もおわり、来週からは外装の漆喰や杉板の仕上げ。
そして内装の漆喰・白洲・杉板・エコカラットなどが順番に入ります。
完成まで一カ月、自社のことで確かにモチベーションはいまいち
ですが、なんとかカタチにしようと…頑張っていこうと思います。
昔の建物の復活なので、(大工さん・左官屋さん・塗装屋さん)
の腕と気合いにかかっています。特に古色染め!ガッツ!!
言うだけ(口だけ)番長より!!!
ついでの写真…先日何年かぶりに楽器屋さんでウキウキしてきました。
ず~っと触ってたので、そこの店員さん遠巻きに変な眼で見てました。
(大学卒業と同時にギターを売ってしまった日…懐かしい想い出です)
定年後にもう一度~爺さんバンド~くるみpvみたいに(夢)