先日のブログで、弊社の「伝統工法の家」の刻みを紹介しました。

ノミを使ってコツコツと、プレカットなら半日のところを…。


東大生でも、その時の大工さんの頭にはかなわないかも?


ただ、「手刻み」にも、良いところ と 悪いところ があります。


まず、とっても良いところ。

「手刻み」のできる大工さんは基本的に腕が良い。(まれに雑な人も…)

また、口うるさい人(失礼~仕事に厳しい人)もかなりの確率で多い。

関連業者さんも、そのつもりで乗り込んできます。

そういう訳で、腕が良いということは、当然仕上った家も良くなる。


具体的には、プレカットと違い材の良い面を見えがかりに持っていける。

真壁住宅では、間違いなく必要です。

また、大工さんから見て、悪い材をその場ではねる事が出来る。

金物も目立たない所に使う事ができ、仕口もかなり自由。


完成すると、「手刻みの家」は、何か柔らかいような気がします。


悪いところも三つ程あります。

基本 コストが高い!

次に 工期が長い!

最後 ゴミが多い!


「高い・長い・多い」⇒特に「高い」がきびしいです。


「伝統工法・手刻みの家」は、施主様も工務店も「楽」じゃないが、

思いっきり「楽しい」ぶん、今の時代ではちょっと贅沢です。


ただ、今日も加工場で「一生懸命」刻んでいる大工さんたちが、

「楽しい」って感じるのは、だいぶ先の話ですね。(中村さんファイト!)


刻み期間 残りあと 一カ月…「上棟」実に「楽しみ」です。



(追伸)

先日、知合いから聞いたのですが、亡くなった木村拓也(ジャイアンツ)

のお墓には、名前の変わりに「一生懸命」と彫られているらしい。(感動)



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