2012年03月03日
(セルフビルドの4軒の住まい)完成・工事中・そしてこれから…
昨年から今年にかけての住宅づくりで、
以前に比べ大きく変わったことがあります。
それは「セルフビルド」で家づくりに参加すること。
「体に負荷をかける材を使用するくらいなら、
その分のコスト削減のために自分でやってしまえ」です!
なかには、内壁をすべて施主施工という大胆な家も。
ここ十年、少しづつ増えては来たのですが、
ここまでのセルフで出来るモノなのかという感想です。
それも、量だけではなく、レベルがかなり高いのです。
今年施工のいくつかの「セルフビルド住宅」をご紹介します。
各家はブログで紹介していますので、詳細はそちらで。
~これらのセルフのお客様の特徴~
みなさん東京や横浜から「田舎暮らしや移住」を目的に、
藤野・相模湖・宮ケ瀬に移り住む方が約8割です。
ハウスメーカーさんの展示場に興味を示さず、
そこらに建っている家に多いに興味を示す。(賢いですね~。)
下の写真の「季のいえ」の窓手摺がアルミではなく木製。
これだけで、家の雰囲気がガラリと変わる、不思議です。
全てがこの調子で、スケール感や質感の才能があるんだと思います。
コストの管理もしっかりされている。かけるところにはかける…など。
そして最終的には良い住宅が出来ていくんでしょう。
「ほんとに尊敬の念を抱きます。私が建築家でなければ無理!」
完成物件
工事中物件
これから物件
その他にも
現在施工中の 藤野・名倉「風のいえ」
夏頃施工予定 藤野・名倉「里のいえ」
年末施工予定 藤野・名倉「木蓮の丘」
のプロジェクトにおいてもセルフビルドが入ります。
(この藤野・名倉という土地は、セルフビルドの大名行列です。)
2012年03月01日
「木蓮の丘 計画」…ゆるやかに始動!
「小さな小さな コミュニティ」
先週の日曜日、「木蓮の丘」の3名のお施主様が集合。
これから始まる(小さなコミュニティ)の顔合わせです。
(芸術家の方が多く住んでおられる集落に出来ます)
個人的なことは細かく言えませんが、楽しい企画になりそう。
(道路・井戸水・木蓮の木)の共有…皆さん前向きでした。
創和建設の昨年からのコミュニティのゆるやかな分譲計画、
湖のいえ⇒風のいえ⇒季のいえ⇒そして木蓮の丘
この顔合わせの最後に、お施主様からご提案。
木質バイオマス燃料を使ったウッド・ボイラー(名古屋エーテーオー)
検討の価値ありです。(この新築物件2軒の間での使い方?)
また「藤野電力」の小型電力(蓄電)の試みも話題に上りました。
ここに初めて立ち会った設備屋さん、目を丸くして
「みんなで将来を見据えて創る」にびっくりしていました。
だれも自分のことだけを考えず、全体の敷地をまず考える。
パーマカルチャー的な生活をしたい方、カフェを開きたい方…。
あ~だ・こ~だと楽しそうに話し合っている。
楽しい「家づくり」と自然な「庭づくり」でいい「家庭」ができるのでしょう。
新しく住む方々が仲よくする。ある意味セコムさんより強い防犯装置ですね。
東日本の震災以来、お客様の間でも「いざ!」と言う時の危機感が…。
「藤野電力」は3月の相模湖の住宅「完成見学会」にて、参考にして下さい。
(4月の・風のいえ・の見学会)でも見ることが可能です。
来年の今頃には、藤野(名倉)の土地にもう一つのエコが加わります。
● 「木蓮の丘」…一番の試みは、そう「小さなコミュニティ」そのもの。
2012年02月29日
JR中央線「藤野駅」…改修工事が始まるようです。
古い木造の駅舎「中央線・藤野駅」
弊社のドまん前にあり、お世辞にも豪華とはいいがたい。
ただ、なぜか味があるんですね、これがいいんです。
景色の邪魔にならない。おくゆかしいんです。
お隣の「ふじの音」とのバランスも良く、
改修と聞いて少し心配です。
どこにでもある無個性の金属的な駅舎は勘弁してほしい。
リノベーションで質のいい駅舎…期待しています。
ひと昔の藤野駅には、ほんとに(藤の花)が咲いていました。
「故郷に帰ってきた人」や「田舎暮らしを望む方」の心に残るような、
そんな駅舎ができれば最高ですね。質素でかまいません。
もう少し緑を植えていただけると(笑)ですね。
近くには、「高尾」という古い駅もあります。
私が好きだった「国立の駅舎」も様変わり。残念。
安全性やバリアフリーもあるので何とも言えず、
コストも限られているのでしょう。
2012年02月28日
「藤野・風のいえプロジェクト」…3軒の現況です。
昨年からすすんでいる「藤野・風のいえ」
現在3軒の住まいがつくられています。
● 地熱利用の自然住宅
この家は以前この地に建っていた古民家の古材も
積極的に利用しております。コストのためではなく、
捨てるのが可哀そう…惜しいというお気持ちから。
この古材もこの家に再び参加できたことにより、
少なくとも120年の寿命が確保されたことになります。
その他「仕掛けのたくさんある」楽しい住まいです。
● 伝統工法の木組みの住宅
この家は手キザミの木組みの家(小舞土壁)です。
3人の棟梁が力を合わせここまできました。
地熱の家とともに、土間には藤岡瓦を敷きこみます。
屋根熱(太陽熱)利用の「そよ風」のため、
屋根は瓦とガルバの2重になっています。
落ち着いたたたずまいの住宅になっています。
● 小舞土壁の平屋の住まい
先日もお知らせした伝統住宅。
3月初頭の上棟を目指し、コツコツ刻んでいます。
上記の2軒と同じように、神奈川県産材(相模原材)
ほんとうの地産地消の住まい。
化粧の材木を刻んでいる様子です。
木組み・平屋・深い軒…いい日本家屋だ。
● 4軒目の「風のいえ」
現在「基本設計」に入っています。
先日のお客様とのお話では、想像より早めにあがりそうです。
このブログに書かせていただくのは5月頃かな?
1生に1軒の住まい…竣工までモチベーションを保って下さいね。
ビオフォルムさんと素晴らしい信頼関係が結ばれているようです。
いつもながら、遠足の前日の子供のようにドキドキです。
500坪の土地にこの4軒が散りばめられ、そこに自然な植栽が…。
1年後にはどんなコミュニティーが出来ているのでしょうか。
た・の・し・み・で・す。
2月も仕事のブログばかりになってしまった。
3月はアタマをもっと春にしてノ―天気に…!
2012年02月27日
妻との待ち合わせはいつもこの映画館、そしていつも「ローマの休日」を観てました。
思 い 出 は こ こ か ら
先日のお客様から聞いたちょっといい話。
そのお客様の故郷にある古い映画館「旭座」。
この大型シネコンの時代に、信州で今でも立派に営業をしています。
お話しを聞きながら「ニュー・シネマ・パラダイス」を想い出しました。
その日の夜にうれしくなってすぐに調べて(ニッコリ)です。
そこには、シネコン慣れしている私たちが、どこかに忘れてきたような、
そんな懐かしい風景がありました。
映画を観ることが、とても贅沢だった時代。(街の真ん中にありました。)
大人も子供たちも、目がキラキラ輝きスクリーンを見つめ…
映画館…そこは特別な場所。そして少しだけ大人にしてくれます。
伊那・旭座 の 空気をあらわす言葉をもうひとつ
~親父と初めて観にいった映画は「ブルー・スリー」でした~
皆さん、ホームページを1度見て下さい…和みますよ。