2010年07月16日
「フィルム・コミッション再び」…月とキャベツ
篠原哲雄の監督で、当時主役にミュージシャンの「山崎まさよし」の
「月とキャベツ」
という映画がありました。
その配役以上に話題にのぼったのが、景色や建物の穏やかさで、
それには「群馬県中之条町」の全面協力があったとのことでした。
まだ、「フィルム・コミッション」の言葉さえ認知されておらず、
役場の方々の苦労は並々ならぬものがあったと推測します。
映画「月とキャベツ」公開後、この中之条の町には、
廃校の「旧第4中学校~その後伊参スタジオ」をはじめ、
「ロケ地」となった場所に、たくさんの人達が訪れました。
(私もその中の1人)
「眠る男」も同様で…
日本人が意識した「フィルム・コミッション」の先駆けであり、
小さな町が「1本の映画」で観光客を呼べることを証明した作品。
また行政(職員の中に映画好きがいたのかも?)がそれに関与し、
住民とともに(結果)意識的に町の活性化に成功した初めての作品?
それから、数々の映画がこの町で生まれ…。
TVドラマでも「眠れる森」をはじめ、今でも…。
最近では音楽の世界でも、「川嶋あい」のPV等…。
古くても良き建物はそのままに。景観を壊さない控えめな街…。
それも、「いかにも」じゃなく、キチンとそこで生活してる感があること。
背の高い建物は、空が狭くなるので駅のまわりのみ。
税金をいっぱいおとしてくれる工場の誘致も盛んでエリアを決めて集中。
(キレイなだけじゃ食っていけないから、白鳥も水中では一生懸命)
今、長野県には、こんな街がけっこうあります。(映画誘致もいっぱい)
松本市街・小布施市街・安曇野…都会から田舎まで素晴らしい。
ここ5年くらい「山梨フィルム・コミッション」とともに、かなり目立ってる。
「映像に耐えうる街」というのは「きれいで人の集まる街」なんです。
そこそこ人の入ってない緑は、自然の力が強すぎて決して美しくない。
だから、人の住める「美しい里山」に…。街の中とのメリとハリ!
都会から田舎まで「相模原」の伸びしろはまだまだこれから。
↓
映画の話から、最後は商売の話になってしまいました。…チャン・チャン!
(ガンバレ! 相模原フィルム・コミッション)
ガンバレ緑区!
ガンバレ創和!
では、1週間後にまた。再び女子チームにバトン・タッチだ~。