2015年07月20日

相模原市「藤野・里まちの家」…住み心地見学会開催!

相模原「里まちの家」…住み心地見学会

7月11日(土)に開催した住み心地見学会

「里まちの家」と書きましたが、

創和のウェブサイトでは「ポチタマの家」とご紹介しています。

偶然通りかかったテレビ局の撮影隊が「ぜひ取材を…」

ということで、新築当時かなりの時間テレビに映ったことで改名。

今回の住み心地見学会で「里まち」の名を改めて使ったのは、

里でも街でも似合う家という代表的な建物だから。

そう、都市部の家づくりにもヒントになる造りだから…

東西に家が隣接し北斜面という100%恵まれたとは

言えない立地ながら、高断熱と自然素材という組み合わせで、

とても心地いいエコな暮らしを送っておられる施主さまと一緒に、

これから同じような立地・敷地に家づくりを考えられている方たちを

集めての見学会。とても参考になったのでは?と勝手に思っています。

30分ほど私がとりとめのないお話をして、施主様ご夫婦の活きた話、

そしてなによりこの暑いさなか涼しい風が吹き抜ける家のつくり、

「電気代が1ヶ月で3000円は越さないんですよ~」

「クーラーも昨年は2日間ほどしか使わなかったんですよ~」

などなど、実際に暮らされている方の言葉はとても重く説得力がある。

カッコだけのエコではない、ホントにお財布にもエコなんですね。

先々週の「化学物質過敏症の方の住み心地見学会」に続き、

今回も実のある充実した時間を過ごすことができました。

参加者が予想外に多く、約30人近い人を受け入れてくださった

里まちのオーナーさんご家族にはとても感謝です。

住み心地見学会…完成見学会に比べ、いつものことながら

設計や工務店の人間にも勉強になります。

建物で最も大切なこと

一にも二にも、それは現地を良く把握した上での設計ということ。

「どこから日が昇りどこへ日が沈み、どう風が吹き抜けていく」

「この敷地のどのあたりから見える景色が素晴らしいのか」

たったこれだけのことをやらない設計者の多いこと、残念です。

相模湖・相模川という水源を抱えるこの町の家づくりで大切な

「しっかり呼吸する素材で断熱性の高い家をつくる」

このあたりを含めて、これからも胸を張って紹介できる家を

キチンとつくっていければと再確認した一日となりました。

長期優良住宅という仕組みを最大限利用した自然素材の家

  「里まちの家」の住み心地見学会のご報告でした。

   

ダッチウエストの薪ストーブの煙突がストレートに屋根貫通、

大きな吹き抜けと2階を繋ぐいくつかの高さの違った開口部。

そのすべてに意味があり、心地いい暮らしを支えてくれている。

遠くは東京の豊島区から参加され、お勉強みたいな話を

静かに聞いてくださった参加者の皆さんにお礼申し上げます。

そして最後に、センス良く暮らされている施主様に再び感謝…です。