藤野駅から少し東に、吉野という(昔)宿場町があります。

そこの高台に建つ予定の「無垢スギの自然住宅」

フラット35s を利用することで、ちょっと自然から離れますが、

柱・梁・床・額縁 等、出来る限り無垢を残した住まいになります。

地元の方の住宅で、窓から見える相模湖の東岸の景色が秀逸。

上棟日は決まっていませんが、また公開させていただきます。

吉野の甲州街道沿い…ここ数年で舗道が広がります。

(今、半分くらい?)

国道が広がり、緑が植えられ、そして良い景色が造られていきます。

このまま、相模湖畔をぐるっと1周できれば楽しそうだな~。

どんどん、どんどん 木を植えましょう!
ちなみに今年からこの吉野には「シュタイナー学園高等部」が開校されます。

家づくりで一番大切なこと…長い間飽きない家であること。

私たちのまわりでも、同じデザインや色使いで、

悲しいかな、その家の建てられた時代がわかってしまう。

家の時代というより、同じ家が並ぶので街の時代がわかります。

たぶんその当時は、流行りであり最先端であったのだと思います。

これが曲者で、そうすると~飽きるんですね、これが。

30~40代の方々がそこに住み始め、皆が同じような家をつくる。

そして、同じ家の塊が狭苦しそうに並ぶ。

(石目調のサイディングや南フランスみたいな家がその代表かな?)

同じデザインだから、飽きるのも早い。人より早く歳をとる。

建てた時代がわかるというのは、そういうことなのかな。

造っている私たちも、当時は気が付かなかったこともあり、

普通であることがつまらなく感じる時代があったのも事実。

ほんと何事も持続可能って難しいです。

同じことばかりやってられないし、少しでも前に進みたいし、

進んだつもりが後戻りだったり…う~ん。

飽きない住宅ってどんなん?

オーソドックスであり、派手ではないこと。

それは、デザインや色使いを含めて。

オーソドックスというのは、無個性ということではなく、

落ち着いているということで、立派に個性は主張する。

そう、そこそこの素材で主張するんですね。

人と同じくらいのスピードで歳をとってくれるような素材で。

外断熱などの付属品で、もっと大切なものを犠牲にしてしまう。

北海道に住んでいるわけではないので、お日様の恩恵さえ

少しもらえれば、そこそこ暖かい生活が送れるのに。

それには、上手な設計が必要ですが。

(田舎の切妻の塗壁や、都会の片流れの木とガルの混合)などは、

現代では「定番」と呼べる家づくりになっています。

塗りの家や木の家などは、何十年・何百年も定番になっています。

そんな「定番の住宅」が並んだ、程々の街並みは悪くない。

「ほ~、この街並みいいね」 

家は買うものではなく、造る(創る)もの。

皆さん、「ほ~」の家…たくさんつくりましょう。

「へ~」の次の「ほ~」でした。

造っていてとても楽しい家がたまにあります。

(住んでどうかは、その方の主観によりますが。)

玄関の天井が背丈よりちょっと高いくらい…すごい圧迫感。

そこのドアを開けると居間があり、とたんにドーンと広~い吹抜け。

まわりは隣の建物が押し迫り、玄関もうるさい道路に隣接。

けれど居間から裏のテラスに出て見ると、自然いっぱいの絶景。

外観は極めて普通…普通の中の普通。

しかし一歩中に入ると、そこには無垢の香りいっぱいの別世界。

この意外性はとても嬉しい~ガーンです。

欠点が一つもない人よりも、普通だが秀でているところが一つ。

これはとてもお得な気がします。

もとのハードルが低いため、その上がり方は尋常ではないくらい。

大黒柱も2本あったら目の焦点が定まりません。一か所で特化です。

1面でも景観のいい土地に家をつくる場合、

何はともあれ、そこを最大限生かしましょう。

それだけで100点ですね。

そういう訳で、全てにいい土地の方が設計は難しいんですね…うん。

「間取りを書くのではなく、暮らし方を描く」これができれば最高です。

 「へ~」の家…たくさん創りましょう!

         

先日、八王子の建築家の松葉さんからメールをいただきました。

なにやら、八王子の(旧)遊郭でイベントが企画されているらしい。

実行される時は、また連絡をいただけることと思います。(楽しみ)

たぶん「八王子の街おこしイベント」の一つなんでしょう。

人口が多いので、街おこしも大変そうだ。

読売新聞での彼の言葉の中に、

「東京ばかり目が向いている八王子の街でなにか起こしたい」

 というような言葉があります。その通りでこれからは地方の時代。

市長も変わり、これからどんな街に変貌を遂げるのか!⇒?

歴史のある織物の街…八王子。

ユーミン・サブちゃん・ファンモンの街…八王子。

(他にもたくさんいそうですが、)

そして大学と若者の街…八王子。

丸井・長崎屋・西部・そごう、と次々にデパートも無くなり、

未来はどんな街に…。

その中でも、面白いことを考える人たちが…どこにでもいますね。

いろんな街でそれぞれの価値観でポジティブに…素晴らしい!

(そうそう、…の街で想い出すことがあります。)

山梨県富士吉田市

ここには「フジ・ファブリック」という面白いバンドがいて、

スローやミディアムな曲がおじさんたちにも心地いいです。

ボーカルの志村正彦が、29歳の若さで亡くなりとても残念で、

志村が亡くなったあとの「フジフジ富士Q」のライブの最後の最後、

奥田民生が歌ったフジファブの名曲「茜色の夕日」は、滅茶苦茶感動です!

sowaのブログ

     ☆ 惜しい才能でした…志村さん29歳は早すぎる。

昨年から今年にかけての住宅づくりで、

以前に比べ大きく変わったことがあります。

それは「セルフビルド」で家づくりに参加すること。

「体に負荷をかける材を使用するくらいなら、

その分のコスト削減のために自分でやってしまえ」です!

なかには、内壁をすべて施主施工という大胆な家も。

ここ十年、少しづつ増えては来たのですが、

ここまでのセルフで出来るモノなのかという感想です。

それも、量だけではなく、レベルがかなり高いのです。

今年施工のいくつかの「セルフビルド住宅」をご紹介します。

各家はブログで紹介していますので、詳細はそちらで。

~これらのセルフのお客様の特徴~

みなさん東京や横浜から「田舎暮らしや移住」を目的に、

藤野・相模湖・宮ケ瀬に移り住む方が約8割です。

ハウスメーカーさんの展示場に興味を示さず、

そこらに建っている家に多いに興味を示す。(賢いですね~。)

下の写真の「季のいえ」の窓手摺がアルミではなく木製。

これだけで、家の雰囲気がガラリと変わる、不思議です。

全てがこの調子で、スケール感や質感の才能があるんだと思います。

コストの管理もしっかりされている。かけるところにはかける…など。

そして最終的には良い住宅が出来ていくんでしょう。

「ほんとに尊敬の念を抱きます。私が建築家でなければ無理!」

完成物件

藤野・吉野「思いっきりセルフ住宅」
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工事中物件

相模湖・寸沢嵐「季のいえプロジェクト」
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これから物件

宮が瀬・鳥屋「湖の自然住宅」
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藤野・綱子「森の音楽スタジオ」
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その他にも

現在施工中の  藤野・名倉「風のいえ」

夏頃施工予定  藤野・名倉「里のいえ」

年末施工予定  藤野・名倉「木蓮の丘」

のプロジェクトにおいてもセルフビルドが入ります。

(この藤野・名倉という土地は、セルフビルドの大名行列です。)