最近とくに感じることがあります。

1年間に20~30軒近い家づくりをしている創和建設の

新築住宅の中で、毎年印象深い家が数軒…。

一般的に「家=間取りと素材」みたいな考えもありますが、

外注設計の多い創和はそのあたりの考えが少し違っていて、

窓の大切さ、そこから見える景色の大切さがとても重要。

実物をつくっているので余計に感じます。

どんな家にも必ずある「ちょっといい景色」、それは狭くても

部分的でも構わない。中から立って眺める坐って見上げるでも

構わない。窓のカタチも縦横サイズも位置も構わない。

そこを最大限活かすのが…そう建築家のお仕事なんです。

(この欄でも再三言ってきた、サッシの天端をとりあえず

揃えておこうという単純な設計ではそれは無理)

朝から晩にかけて太陽がどこから昇ってどこに沈む。

遠くの林やお隣さんの庭など、利用できるところはすべて計算。

要望間取りもあるし、それを実現する手法と悪戦苦闘、

だからこそ、設計期間が半年という長丁場になる。

たまにあるんです「何故、ここに開口が無い…なぜ?」みたいに。

その逆もあって「いったい何故ここに窓がある、それもこのサイズで」

そんなちょっと悲しい結果も…「優先順位が違ってませんか?」

間取りや便利さ重視になってしまった昨今の建物ですが、

それの計画の得意な建築家がけっしていい建築家ではなく、

その土地の一番楽しいところと、そこから見える美しい景色を

探すことが得意な方に出会えてこそ、幸せな家になるような…。

外から家を写した写真は雑誌に掲載されるが、

        窓から見た景観は雑誌に載せようもないですから。

    「勝手に言うだけって楽でいいですね~。」

時間もかかり価格もそう安価ではない建築家への依頼、いい人に出会うと

価格以上の価値のある景色と空間をプレゼントしてくれます。

「小さく建てて、豊かな景色を見せてくれる家」いいですね。

外から見るか内から見るか?…う~ん、どっちもですね。(我儘(笑))

最後に「描く方もつくる方も、一緒になって楽しむこと。もちろん施主も」

それを生かすも殺すも、施主さんご自身がモデルハウスや間取り集などの

業者からの「間取りの洗脳」から、真っ白なアタマに戻れるか…かな?

「多摩境の家」や「命が輝く家」のご主人さんが数度口にした言葉、

「家は3回建てなければというが、

              私たちは1回ですが後悔するところがない!」

皆さん…普通は一生に一軒の家。いい出会いがあるといいですね。

「果樹のある家」完成見学会と家並み見学会!

数年前に開催した「風のいえ・家並み見学会」好評でした。

それに続いて今回は3月28日「里いえ・家並み見学会」

そして主役は、今月末に竣工する「果樹のある家」

見学会場は新宿から1時間…中央線の藤野駅、

合併のため現在は相模原市緑区名倉地区。

棟梁クラスの大工さんが4名で頑張っているこの家は、

地元神奈川の無垢材の一部の構造で木組みを実施

太陽熱利用に太陽電池をプラスした「そよ風ルーフ」

資源活用薪ストーブ・太陽光利用のスカイライトチューブ

藤野電力&雨水利用と、エコの限りを尽くした感じの家。

「環境と健康に負荷を与えない」仕組みのオンパレード。

この家の周りには、木々を挟んで「里山長屋」と「森の家」

すべてビオフォルム環境デザイン室さんの設計と工務店は

弊社・創和建設が加わった3軒が適当な間隔をおいて、

いい感じで自然にコミュニティをつくっています。

その3軒すべてぐるりとみていただける稀な見学会です。

自然とのつながり、家と人とのつながり…などなど見どころ満載。

当日は、設計の山田さんから「家づくりの想い」を語る時間も。

まだまだ現場は完成に向けて邁進している真っ最中ですが、

1軒でも素晴らしいのに、それが3軒。そして遠くには春の山並み、

近くにはナラなどの林、そして庭や菜園…煩いくらいの鳥の声(笑)

詳細はそのうちに、メールやこの場でご案内します。

今日は、この土地に初めて建ったはじまりの家

「藤野プロジェクト・里山長屋暮らし」の内外とそのお隣の

「地産地消の森の家」の外観とウッドデッキからの眺めを

少しだけ…。

「果樹のある家」もこれに負けじと…

いや、3軒一緒になることの相乗効果で見栄えがします。

(1+1+1=3 ではなくて 倍くらいになってるかな?)

   
   
   
   
   

   
   
   

今でも、現場の職人さんたちは一生懸命働いていて、

見学会というイベントが鞭のように感じるかもしれないですが、

…ココロは焦って手元は落ち着いて丁寧にラストスパート

中村棟梁はじめ関わっている方へ「皆さ~ん、頑張ってください!」

風船を配ったり、パンフレットや宣伝文句がいっぱいの

派手な見学会ではないですが、暮らし方を真剣に考えた、

施主・設計・工務店、とくに優秀な職人たちのの努力の結晶。

 3月28日(土)は、ぜひ「藤野の里」へお越しください。

土壁塗りワークショップ…相模湖ドッグランカフェ!

現在リノベーション(元は古い納屋)の真っ最中の現場、

相模湖千木良地区の高台にある「ドッグランカフェ」。

眼下には相模湖、そして対岸の若柳・寸沢嵐地区を望む。

   

そんな自然豊かな眺望の丘で、

3月21日から2日間の土壁塗りのワークショップを開催。

古い納屋をカフェ&住宅にリノベーション、

セルフビルド…そして今回のワークショップ、

施主さんの苦労と楽しさがいっぱい詰まった家づくり。

(創和建設からは、監督の原部長が担当)

古いモノでも良質なモノは壊さず再生するというリノべのお手本。

大工さんは厚木から来ている佐藤棟梁

                …機転を利かせていい仕事しています。

東京・高尾山(大垂水峠)を超えてわずか10分足らず、

          相模湖ドッグランカフェのオープンもそう遠くない。

一般(普通)の復旧リフォームからは考えられないほど、

すべてにおいて遠くかけ離れているこの家ですが、

とても素敵になりそうな予感をビシビシ感じます。

現在設計中の新築フルセルフの「高尾・多摩御陵の家」と双璧で、

私たちの正直な感想…「凄い時代になったな~」…です。

(創和の家 たまに出てくる スーパーマン…以上5・7・5・7・7)

  そらやまの家…もうすぐ竣工!

若干の仕上げと外構を残して完成した「創和・そらやまの家」

相模原市緑区名倉の里と町の境目あたりに建ちました。

ガルバリウムの屋根・白洲そとん壁と無垢の杉板の外壁、

内装と言えば、無垢・漆喰・和紙でつくりこんでいます。

自然住宅の中では、2世帯なので仕切りは若干多い方ですが、

薪ストーブを選択されない家としてはスケルトンに近いです。

(玄関ホールと廊下というものを持つか持たないかの差)

創和建設の家では、見慣れた太陽熱温水器搭載。

無理をしない田舎暮らしの調度いい塩梅の家になりました。

ウナギの寝床という、難しい敷地形状ではありましたが、

外から見ても中から見ても、

              とても雰囲気のある家になりました。

外構完成もまじか、その時には外観含め再度掲載します。

   
   
   
   
   
   
   

この家も、

地域型ブランド化住宅…国交省の補助金をたっぷりいただいて、

耐震等級・断熱等級・維持管理・履歴管理その他もろもろ、

すべてに優れた家をお得に実現

この事業の後継「グリーン化」…創和建設は、今年もやります。

低炭素住宅はお得ですよ。

☆漆喰見学セミナーを開催したこの家から徒歩10分

次回の完成見学会は「果樹のある家」…今月末です。
ここは、隣の里山長屋をはじめ家並みも素晴らしい。

そして「日連・まんなかの家」も完成に近づいています。

街中の無垢の洋風住宅(やはり長期優良住宅)

こちらは、お引渡しと完成がぎりぎりのため、

公開の完成見学会は出来ないようですが、施主様に

お願いして個別見学など…。

家づくりが町をつくることに繋がる…工務店冥利につきる。

ご興味のある方は、とりあえず創和までご連絡を…。

(史上最高のというか最低の住宅ローン低金利の今、

 特にフラット35が凄いことになっています。こんなに下げていいの?)

   

  相模原市・粟(あわ)の家の里山暮らし…

里山の「木の家」のお手本のような家の住まい手Hさん、

久しぶりに伺い、とてもゆったりとに暮らされていました。

大きな空間の真ん中に薪ストーブが置かれ、

その煤け具合から「薪ストーブ料理」に精を出してるが

良くわかります。(料理の先生なので)

少し和の山小屋風の風情も感じさせてくれる粟の家、

古~い先代からの無垢のタンスもとても馴染んでいて、

より一層感慨深いモノもありました。

蓄熱土間・薪ストーブ・ゴエモン風呂・藤野電力など

エコそれも自然エネルギーによる省エネ、

これだけいい暮らしをしていながらも

1ヶ月の電気代は2000円を切るようです。

暮・ら・し…という言葉がとても似合う優しい「粟の家」…豊かです。

   
   
   
   
   
   

創和建設のいくつかの(家)プロジェクトの中で、もっとも

土に近い農的プロジェクトであり、人のつながりももっとも

強いイメージ。当然、すべての家に蓄熱土間があります。

「粟の家」…「ホップの家」…「○○の家」と続くこの企画

やがて風景となって私たちの前に姿を表してくれます。

☆山梨県都留市「都留の家」の基本設計が大詰めを迎えています。

北都留森林組合さんのご協力で、施主が伐採の現場から参加、

地元中の地元で間伐した木材を使った地産地消の家づくり。

プレカットきざみも、地元・甲斐東部プレカットセンター。

中田さん・小俣さんの協力にて「本当の地産地消住宅」に。

こうなったら、大工さんも弊社の中から山梨県人を選びます。

間取りもカタチも強烈に面白い感じになっていました。

面白いという事は、裏を返せば間違いなく現場は苦労する。

そして一番苦労するのが施主さん。ただ、施主さんもやりたがり。

「都留の家」…こうご期待。

                      …たぶん強烈に面白いです!