国の補助金を利用した家づくりの2軒目と3軒目のお知らせ…


地域ブランド「里まちネットワークの家」

一軒は昨年末、そしてもう一軒は今年のアタマから、

2軒の基本設計がはじまりました。(相模原市緑区小渕地域)

地元の無垢材と自然素材、そして長期優良住宅の組み合わせ、

上手くいけば、そこに木材利用ポイントもプラスになります。

(国交省と林野庁から最大160万円の補助金となります)

期限のある仕組み(3月本申請、9月完成で、枠が残っていれば)

ここの並んだ藤野の2軒…とてもとても期待しております。

「北相模・甲斐東部 里まちネットワーク」の模範になるように。

自然に馴染んだ質の高い家を建てていただくことが理想。

長期優良と無垢の家という相反する方向性の中で、

施主・設計・私たち施工サイドを含めて、みんなで苦労する。

現在、東京・武蔵村山市に続き、神奈川・相模原市の計3軒。

昨年から今年にかけての大きな目標のひとつ

「神奈川県と山梨県の県境をまたいだ森林利用の実現」

が少しづつカタチになって見えてきました。

これまでの3軒は、チームの規約にのっとり山梨県東部の木材。

上野原市・大月市・都留市・道志村あたりの山や森の木を使います。

北都留森林組合の中田さん、甲斐東部プレカットの小俣さん、

これからは、皆さんの逞しい肩にかかっています。よろしくです。

北サイドも南サイドも、その立地を100%生かした自然住宅になりそう。

この2軒が並んで建つことの意義も大きいのだろうと考えます。

低めにした設定したハードルのずっと上を超えそうな「地産地消の家」

土地としては避けられこともある、ウナギの寝床と呼ばれる超長方形。

そこを逆手にとっての大逆転劇になりそうです。

このところ、煩いくらいに地産地消の話ばかりになってしまいました。

次回からは、他のお話しに変えていきます…?

それでも、なんだかんだで…街も山もあり…人もそれなりにいて…

通勤は1時間とちょっとで都心に行けるそれなりの便利さ。

「会社の立地が東京・神奈川・埼玉・山梨の4県に近くて良かった」

                            ご先祖様に深く感謝!

☆東京都・武蔵村山の家…着工!☆

やっとです、やっと始まりました。(ふ~!)

構造計算をはじめ、設計・事務作業による時間が半年。

構造事務所さんとあれこれと話し合いながら決定までの時間、

写真の丈夫すぎる鉄筋量からもそれがうかがえます。

こうして「里まちネットワークの家」の1軒目が、

東京都武蔵村山市伊奈平において無事着工しました。

東村山・東大和・小平…このあたりの地理が今一つわからないのですが、

実際行ってみると「近い・近い」…中央道・圏央道のチカラは凄い。

地産地消の無垢材による家づくりに国が補助金を100万円。

長期優良住宅というオマケがメインになっている違和感はあるが、

最終的には良質住宅になっていくのでいいかと…頑張ってみます。

ここのチームは、北都留森林組合と甲斐東部プレカットセンター

による木材支給になり、ほぼ山梨県東部の木(杉・ヒノキ)を使います。

山梨県…遠く感じる方もいると思いますが、神奈川・東京の隣接県。

たまに目にする「週末は山梨にいます」や「週末は河口湖に…」

などのJRのポスターからも、その近さがわかります。

武蔵村山市伊奈平…創和の水まわりの代理店・伊奈平の(アベルコ)さん、

電気屋さん瑞穂の(トライブ)さん、大工さんあきる野の(石川・大塚)さん、

基礎屋さん八王子市北野のタカケンさん、その他大勢、創和建設には

この近くから通ってきている方がホントにたくさんたくさんいます。

特に、アベルコさんは伊奈平で同じ町内。

彼らにとっては、通勤時間が短くてこの家は楽(らく)そうだ。

さあ、昨年に続き「地域型住宅ブランド化事業」…今年もスタートです。

自分たちの仲間で立ち上げたチームなので気合いも入っています。

続いては、現在設計中の相模原市の2軒の「地域ブランドの家」。

長期優良住宅という言葉だけにどっぷり浸らずに、

「これと同じような家があそこにもあった」ではない、

地元材の木を表しで使った「住む人も、まわりから見る人も、心地よし」

という「目に見える差別化した家」を目指してつくっていきます。

差別化…言葉は良くないが、私たち工務店が生きていくうえで、

誰もが必ず直面する言葉。

お金をかける差別化ではなく、センスの良さで差別化でき、

敷居があまり高くない家になっていければと思っています。

「ものづくりに携わる人は頭を垂れて、つくられたものは凛と胸を張る」

無垢材の木目は、慣れていない方は少ししつこく違和感がありますが、

見慣れてくると、それはそれはとても素敵に感じられるはず。

そしてそれが経年変化で、もっともっと良くなるのが…不思議です。

それでは、武蔵村山「里まちネットワークの家」の着工の様子です!



この八王子の鉄筋屋さん、とてもきれいです。

相模原市緑区日連「康(こう)の家」…薪ストーブ・火入れ式!

先月、本体のお引渡しが済んだ連のいえプロジェクト「康の家」

引っ越し後の一大イベント「薪ストーブの火入れ式」です。

私自身、年間たくさんのイベントに参加したり開催したりしますが、

この「薪ストーブの火入れ式」が断トツで一番好きなんです。

まず、あいさつがいらない、そして見るからに暖かい!

お客様の笑顔が灯りに照らされて、とても幸せそうに映ります。

そこに参加された皆さんが一点を見つめ暫し無言…

そしていろいろな話に花が咲く。

薪ストーブの前は、沈黙があったとしても、それはそれでありなんです。

参加し笑顔になっている私ですが、ココロの中で毎回のように思うことは

「これから、毎年ご主人さんは大変だな~」…もちろんほんのちょっとだけ。

DLDの中村さん…優しいが無駄にデカいとご自身で笑いながら言われ、

おっしゃる通り薪ストーブのサイズが、彼の大きさゆえ微妙に感じます。

この家の長押も、今少しで頭が擦りそう。態度は控え目なんですが…、

とても素晴らしい営業の方です。商売っ気がなく見え、商売してる感じです。

この町は、寒冷地でもないのに、年々薪ストーブは増えていってます。

あとは肝心な薪屋さんを誰かはじめてくれれば言う事なし!

この日の参加者は、施主様ご家族、設計の山田さん、ガスの中村さん、

電気の草野さん、水道の佐藤さん、そして創和の志村と小俣でした。

それではお料理の得意な「ピキャンの薪ストーブ」の素朴な雰囲気を…。

(先月もアップした「康の家」の完成写真もついでに添付します。)

   薪の調達は北都留森林組合さんから…
   
   この通り、みんなが炎をガン見してます
   

   ↓ここからは、「康の家」の完成写真です。
   
   景色と家が無理ぜずとても調和しています
   
   内外観とも自然住宅というより伝統住宅の趣
   
   太陽熱利用「そよ風」を最大限に利用します
   
   薪ストーブの熱が上昇気流で広い吹抜けへ
   
   この企画に合わせたやや背の低い2階部分
   
   調湿の優れた土を塗った心地いい真壁和室
   
   群馬の藤岡瓦を敷き詰めた玄関と広い土間
   
   丸窓の細工が、より一層つながりを感じます
   
   太い大黒柱が居間・和室・台所の角にドン!
   
   木製キッチンは埼玉・フォレスト西川さん作
   

これにて「平屋で暮す…連のいえ」の一軒目「康(こう)の家」

のブログ紹介は終了いたします。(外構は後日)

この「連のいえプロジェクト」は、次回からはここのお隣に建つ

「芹(せり)の家」の紹介に移っていきます。

こちらも見どころいっぱいの(平屋の住まい)になります。

住まいは、その地域の風土に深くかかわりながら長い時間をかけて

つくられてきました。ここ藤野の地も、バブル期を除いては同様です。

生活する上で過不足のない程よい大きさの「芹の家」は、そんな里山の中で

本当に必要なものはなんなのかを、施主と建築家が丁寧に吟味した結果、

庭とのつながりを意識した「上品な和みの住まい」になります。

「芹の家」の完成は、夏の声を聞くころになります。

1つ…1つ…と住まいのカタチがだんだん見えてきます。

創和建設一同、これから出来る「新しい町並み」を楽しみにしています。

隣接の相模原市緑区の山中で木を切り出し、製材してくれた林業者さん、

暑いさなかから寒い時期まで一生懸命現場で精を出してくれた職人さん、

長い工期の間、ご迷惑を文句も言わずに笑っていてくれた近隣の皆様方、

そして最後に、あらためて施主様に感謝いたします。ありがとうございました。

                                創和建設(代)志村

相模原市緑区牧野「命の輝く家」…上棟!

1月24日(金)の大安のおめでたい日、ここは牧野の里・眺望の地

めでたく上棟を迎えました。

以前から創和の住宅見学会に何度も何度も通っていただいたお客様。

そして一緒に土地探し・家づくりをと始まったこの家

                         …なにしろ眺望が素晴らしい。

眺望が素晴らしいぶん、土地には傾斜がついています。

すべてが100点の土地を選ばずに、敷地の形状は60点~70点?

ただし陽当りと眺めは100点どころではなく150点。

傾斜地のデメリットを差し引いてもあまりある景色と明るさ。

(工事はちょっとたいへんですが…建物は面白くなります。)

このような個性豊かな土地を選ばれた個性豊かな施主様。

そんな施主様が自らの気持ちをそのままに強く名付けた

            「命の輝く家!」

設計は、施主のお仲間でもある女性建築家の(きなり舎)さん。

上棟して、そのカッコよさにみんなで感心…才能を感じます。

この家のカッコ良さはどこから来るんだろう?「なんで…?」

その答えはた・ぶ・ん~背が低いからに他ならないと思います。

とても良い家を設計していただきました。

シンプルで、高さに比べ幅の広い家は、やはり見栄えがします。

屋根の勾配もきつくなくゆるくなく程々に調度いい。

やはり、階高が低いこと、そして天井が低い部屋はいい感じになるんです。

坐り心地がいいというか、無駄な壁のスペースがなくキッチリしてる。

そのあたりで、安定感と落ち着きが感じられます。

「それにしてもこんな小さな町に、なんで建築家がこんなにたくさん?

          まちづくりに関しては、間違いなくプラスに働くんだろうな」

それでは、上棟の様子と、開けた南景の写真をまずは公開です。

(担当の大工さんは、ともに上野原から来ている鷹取さんと長田さん)

   
   
   
   
   

   
   
   

   

牧野…このあたりも、昨年の綱子や大久和地区もそうだったように、

無垢いっぱいの、とてもいい雰囲気の住宅が増えています。

芸術家も多く素敵なカフェや温泉もあり、とてもとても自由な感じ。

南小も至近で、やまなみ温泉や東尾垂の湯などがあります。

この日「直子の台所」でも上棟をしており、(少しづつ賑やかになって)

これからも田舎ならではの素朴で自由な町並みが期待できます。

前向きでやりたがりの人たちがたくさん集まっている印象です。

もちろん、このような家づくりなので、木材は「地産地消」。

せっかくここも相模原(旧・津久井・青根)産木材なので、

             どうか、木材利用ポイントが間に合いますように!


神奈川県相模原市緑区牧野地区…ここの未来もなんだか明るそうだゾ(笑)