「化学物質過敏症」の方のための住宅


本日は、施主様(初めて)、設計事務所さん(二度目)と

刻みの状況確認と打合せを兼ね、加工場に集まりました。


弊社の三人をいれて計六人、約三時間の話合い。

とても、有意義な時間を過ごさせていただきました。


建物の構造の打合せや納まりを軸に、そのところどころで

今回の建物の目的である「化学物質過敏症」の方でも住める家の

…工期・材料の確認・養生の方法・キッチン廻り・見学会のこと など。

特に大工さんは、仕口の納めについて入念に確認しておりました。


施主様が、刻みの終わっている柱や土台を見ながら、

「とても細かく綺麗に刻んでありますね。大工さんて器用なんですね~。」

と、目をまるくしていたのが印象的でした。


上棟後の材の養生は、最終的に「し・な・い」ことに決まりました。

材の日焼けや汚れより⇒「化学物質過敏症」に、より優しい方を選択。

無垢の木の性能はそのままに、匂いをなるべく排除する目的です。

何十万もする空気清浄機に何台も囲まれて生活している人もいます。

そのランニングコストたるや、考えられない程高価になります。


「CS」の方は、人により千差万別ですが、基本的に匂いに敏感。

私達にとっては「匂い」でも、「CS」の方にとっては「臭い」のことが多い。

ただ、無機質な建物には絶対にしたくない。


杉⇒栗⇒檜⇒土佐栂 等いろいろな材を体で確認していただき、

一番 体と心にあっているもので住まいを創らせていただく。


まだまだ始まったばかり、上野原の山あいの加工場で

新たに「ビシッ」と気持ちを引き締めた車座の六人でした。



久しぶりに 音楽家の 一言!


上原 ひろみ    「目の前に立ちはだかるトラブルは 私の栄養でしかない」

            ⇒スゲー、これでもかの前向き⇒顔に出てるな 上原さん!


j・コルトレーン   「一日練習しなければ 自分に分かり

            二日練習しなければ 友人に分かり

            三日練習しなければ 聴衆に分かる」

            ⇒神様でも、人の子 普通に地道なんだな。


フジコ ヘミング  「間違ったって いいじゃない 機械じゃないんだから」

            ⇒う~ん。癒されるな~。⇒でもフジコさん、弟さん凄すぎ!



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神様「コルトレーン」 どういうわけか ニュースのBGMに良くつかわれています。




先日のブログで、弊社の「伝統工法の家」の刻みを紹介しました。

ノミを使ってコツコツと、プレカットなら半日のところを…。


東大生でも、その時の大工さんの頭にはかなわないかも?


ただ、「手刻み」にも、良いところ と 悪いところ があります。


まず、とっても良いところ。

「手刻み」のできる大工さんは基本的に腕が良い。(まれに雑な人も…)

また、口うるさい人(失礼~仕事に厳しい人)もかなりの確率で多い。

関連業者さんも、そのつもりで乗り込んできます。

そういう訳で、腕が良いということは、当然仕上った家も良くなる。


具体的には、プレカットと違い材の良い面を見えがかりに持っていける。

真壁住宅では、間違いなく必要です。

また、大工さんから見て、悪い材をその場ではねる事が出来る。

金物も目立たない所に使う事ができ、仕口もかなり自由。


完成すると、「手刻みの家」は、何か柔らかいような気がします。


悪いところも三つ程あります。

基本 コストが高い!

次に 工期が長い!

最後 ゴミが多い!


「高い・長い・多い」⇒特に「高い」がきびしいです。


「伝統工法・手刻みの家」は、施主様も工務店も「楽」じゃないが、

思いっきり「楽しい」ぶん、今の時代ではちょっと贅沢です。


ただ、今日も加工場で「一生懸命」刻んでいる大工さんたちが、

「楽しい」って感じるのは、だいぶ先の話ですね。(中村さんファイト!)


刻み期間 残りあと 一カ月…「上棟」実に「楽しみ」です。



(追伸)

先日、知合いから聞いたのですが、亡くなった木村拓也(ジャイアンツ)

のお墓には、名前の変わりに「一生懸命」と彫られているらしい。(感動)



フル ハウス
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      ウェス・モンゴメリー


 今日はお休みということで…映画の夜。

 

「シンドラーのリスト」


とても長い映画ですが、マラソンのように長い分、最後の感動も大きい。

子供たちが、大人になる前に一度は見た方がいい映画だと思います。

実話なのですが、その背景がとても強烈!


「人類最大の負の遺産…アウシュビッツとビルケナウ」

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 死の門…アウシュビッツへ続く鉄道
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ただ、ユダヤ人というだけで(大量殺戮・人体実験)その数150万人

それも、労働力にならない子供たちから…。

殺戮を繰り返したドイツ人達、彼らも家に帰れば子の親なのに。
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「オスカー・シンドラー」

ドイツの実業家でナチスの党員でもある。

ユダヤ人を助けるため、自らの工場に「ユダヤ人」を雇用、

私財を使い果たし、1200人の尊い命を救った。
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シンドラーに救われたユダヤ人たちは、彼らの持っている唯一の財産

「自分達の金歯」を集め「指輪」をつくり、シンドラーに贈ったそうです。


「杉原 千畝」

日本の外交官、リトアニア領事としてシンドラーと同じく、

ヨーロッパで迫害されていたユダヤ人を救った。
日本政府の命令をことごとく無視して…「命のビザ」…

自らの意思で寝る時間も惜しみ、ビザの許可をだした。

帰国するための動き出した汽車の窓からも休まず書き続けました。
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その数実に6000人分。帰国した杉原さん、もちろん外務省を免官。

その後、不遇の人生を送ったとのことです。…おかしな話ですが。

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イスラエルとリトアニアでは、彼の功績をたたえ、

いくつかの切手にもなっています。



「オスカー・シンドラーと杉原千畝」

この二人に共通するもう一つのこと。

二人とも「ヤド・ヴァシェム賞」…諸国民の中の正義の人が贈られ、

エルサレムの丘に記念碑が…一人の命はこの地球より重い!



世界遺産でも資料館でも「負の遺産、負の歴史」も大切ですね。

先日、「天然住宅」さんの物件の完成見学会にお邪魔してきました。

内装は床が「くんえん杉フローリング」壁が「快適クロス」「貝てきシックイ」と、いづれも天然素材から出来た材料で仕上げられてありとても雰囲気の良い感じになっていました。

又、一部のタイルはお客様がご自分で張られたそうでとても気に入っている様子でお話されていて楽しそうでした。(自分もお客様に喜んでもらえる家づくりをしようとさらに気合が入りました!)

ということで、本日は弊社の「土壁のいえ」のキザミを見に大工さんの加工場に行ってきました。

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整理整頓された加工場で大工さんの人柄が表れてます。

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                     キザミもきっちりしてます。

まだ土台のキザミですがこれからも楽しみです!

創和「土壁のいえ」 そのうち姿を現わします!

明日(日)より上野原市内において、既存住宅の外柵工事にとりかかります。

現在進行形…里山の土壁長屋「藤野 エコ・ヴィレッジ」の写真もアップ予定。

(お知らせ)

10月17日…シュタイナー学園 学園祭(藤野)

 同 日 …土と平和の祭典(日比谷公園)

昨日、東京平和島にて「オンリー・ワン クラブ」の展示会があり、

会社を代表して見学に行って来ました。


エクステリアで、これから「オンリー・ワン」のカタログに掲載する

予定の物の中で、少し良い物があったのでご報告します。


アルミフェンスの変わりに建てる「無垢注入木柱」と「柱脚」です。

体に害はなく、腐食も少ない。イぺやウリンに比べ木目もしっかり

直接土に埋めても大丈夫らしい…。

シロアリが嫌いな成分を使用しているので、とても安心らしい…?

天然素材の分譲地の外柵あたりに使ったら、かなりいい感じです。


明日は、「竹小舞の土壁のいえ」を弊社の大工さんが真剣に

手刻みをしている加工場へ、施主様と一緒に…楽しみです。


「オンリーワン」諸々の写真を~いつものように!

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明日あたり、弊社の小俣君が「天然住宅」さんの

「完成見学会」の感想を書くのでは?希望的観測。



今夜は、一世を風靡した懐かしの「ボブ・ジェイムス」

「タッチ・ダウン」は個人的には二重丸でした。…心地良し!

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            それでは。