2015年02月23日

内郷の里…「ホップの家」みんなで楽しんでます。もうすぐ完成!

  ホップの家 完成(…もうすぐ!)

ほぼ完成!創和建設の農的暮らし・内郷の里プロジェクト

…その2軒目にあたるホップの家の本体工事が完成。

場所は、相模原市緑区寸沢嵐の里山の150坪の斜面です。

お隣のゴエモン風呂の「粟の家」に負けないくらい面白い。

外構や薪ストーブ・藤野電力などを残しあらかた完成。

今日は、今のところの完成写真を掲載します。

外観等は、外構が一段落してから改めて載せます。

「この建物の建築写真は枚数が多いですね~。なぜ?」

「たぶん、施主・設計者・施工者のみんなが遊んじゃってる?

いや言葉が悪い、みんなで楽しんじゃってるのだと思います。」

そんな、関わったみんなが楽しんじゃってる「ホップの家」です。

    こんなにスケルトンでも長期優良住宅。
    
    メインの通りは窓は少なくメリハリ。
    
    バカデカイ吹き抜け…見せ場です。
    
    北面も南と同じく風が通る大きな窓と土間。
    
    その土間から見える内観もスッキリいい。
    
    丸窓と化粧梁がガッチリと組んであります。
    
    天窓は明かりだけでなく熱気も調整。
    
    タイタニックの舳先バルコニーって呼んでます。
    
    ムーミンの入口…って呼んでます。
    
    間接照明も…なんだか遊んでます。
    
    ボーズのスピーカーは構造火打に設置。
    
    流木の玄関取っ手は、これから取り付け。
    

これで、梁や枠がすべて隠れたりすると、望んでいない

デザイナーズ系の少し冷たい住宅になっていきます。

特にサッシなど配列をまっすぐに縦横端部を合わせたり、

納まりを犠牲にして格好ばかり優先すると、

それはより顕著になり、無垢材と自然素材の

香りが一挙に低下していくから不思議ですね。

このような家は「少しの遊びがあって調度いい」くらい。

「どこかに緩さがあっていい塩梅」なんだと思います。

昔から、名人はどこかに隙をつくるなどと言う人もいます。

丸窓、尖ったウッドバルコニー、玄関照明もセイルライト

たぶんイメージとしては里山に船をつくったよう。

職人さんの中には「家はお洒落なカフェっぽいけど、

この家は1日いても何故か飽きないですね」という人も。

たぶん理由は、大きな空間と、調度いい木のパーセンテージ、

そしてすべての色が素材の本来持っている色を使っているから。

そして何より楽しんでつくている自由な家だからなんだと思います。

2階のがらんどうの居室で立ち話しをしている風景を1階から見上げ

「ほんとにカフェみたいだな」「ある意味、街中自然住宅のいい見本」

「田舎暮らしでも街暮らしでも、木の建物の価値はそう変わらない。」

これから、どんな暮らしをしていかれるんだろう。与えられた間取りで、

建築家の言うとおり暮らすのではなく、自分勝手に思うがままに…。

そんなことを考えさせてくれる、みんなが自由で楽しい現場でした。

追伸…楽しいという言葉の影には、まーるい壁を何度もやり直した

面倒でつら~いお仕事を一生懸命やった職人の苦労もたくさん…。

そしてもうすぐ、最後の「内郷の里プロジェクト」のカタチが見えてきます。