2014年08月17日

相模原市緑区名倉「榛(はしばみ)の家」…1期工事が完成です。

  「榛(はしばみ)の家…竣工!


藤野・名倉地区シュタイナー学園の近くに建築中」の「榛の家」

このたび、母屋の1期工事が無事竣工いたしました。

現在、造園屋さんがいい感じにポツポツと植栽を始めています。

まわりに豊かな自然があるために、あまり作為的に大それたことを

やらずとも、自然につくっていけばいいんだろうな?

「枝葉が風にゆらゆらと揺れえるような林の中に家がある感じ」…かな?

特に、夕焼けを背にそとん壁の白の質感が映えてきれいですね。

神奈川県産木材・九州の白洲壁・栗駒山のくんえん杉フロア・四国の漆喰

新潟と飛騨高山の木建具・その他埼玉西川材にも協力を仰ぎ、

薪ストーブ・ハイブリッド床暖房・アイアン手すり・セルフビルド等々

…・他にもいろいろ、やりたいことをやった感がいっぱいです。

抜け感のある自然住宅と対をなすきっちりとした自然住宅の見本。

外からこの家を見ても、中から外の景色を見ても、

どちらもとても自然で気持ちがいい住宅に仕上がりました。

施主様に感謝、そして工事中ご迷惑をかけた近隣(まわりに家がないので?)、

土地をうっていただいた地主さん、すべての方にまた感謝です。

大きくどっしりと、それでいて威張ったところのないこの家の

顔をご覧ください。敷地に平行でないところがまた(笑)です。

「風のいえ・地熱利用の家」と同じく、角度を振る贅沢さ(敷地が広い恩恵)

それが通りから見てじつにいい。

そして、そして…

涼しくなり、木の葉が落ちてお隣の上野原の町並みが眼下に見える頃、

もう一度この家の2階のコーナー窓から撮影をお願いしよう。

遠ざかる中央線のレールと車両と少し古めの疎らな町並みが

きっと優しく懐かしく見えるはずです。

   
   
   
   
   
   
   
   
   

以前、自然住宅の住宅展示場と化している「旧・藤野地区」と

書きましたが、もう一つ言えることがあります。

それは「高千穂シラスのそとん壁」の展示場に思えるほど

シラスの家が多いこと。とても高価な素材ですが…う~ん凄い。
藤野・芸術の路を散策する際には、ポツポツと建っている家々も

眺めてください。他の町とどこか違って見えると思います。