2014年02月24日

相模原市緑区…「榛(はしばみ)の家」上棟!

藤野・榛(はしばみ)の家…上棟!

何十年かぶりの迷惑な大雪、談合坂パーキングエリアで

ヤマザキのパン屋さんがヒーローになってから数日…

遅ればせながら目出度く「榛の家」上棟です。

場所は、名倉のシュタイナー学園にほど近い眺望の地。

大きな2世帯住宅で、自由な自然住宅という感じです。

施主様の奥さんが1級建築士ということもあり、

想いがたっぷり詰まった住まいになっていきます。

      パッと見の感想…デカい!

土地も広く。敷地でみんなでソリ遊びができます。

この土地の広さが、建物を境界と並行させないという、

とてもとても素敵な無駄が可能になりました。

仕上げもすべてがきっちり決まっているわけではありませんが、

建物がすすむにつれて決まっていくこともあるという、

いい感じのゆるい大雑把さを感じます。これ大切。

決まっていることに越したことはないですが、

無理やり決めるといいことないですね。前向きな持越し。

良い住まいは、図面やデータだけではない可変性って大切です。

自然住宅なので、やはり間仕切りも少な目。

仕切り壁を大切にするのではなく、その間の空間を大切にすること。

この日の上棟式は一般の方(シュタイナーのお子さん達)も参加されて、

雪の中賑やかに行われました。みんなとっても逞しい!

生きること、暮らしていることが、繋がりの中で成り立っていることを

再認識させてくれる楽しい上棟式イベントでした。

建築中の家も「どうぞご見学を…」というスタンスでいきますので、

このような建物や式典を小さいうちに見ておくことが良い想いでになり、

この生徒さんたちの中から「建築家や大工さん」を目指す子も出てくるかも。

祈願のあとの「お餅まき」など珍しいイベントも実施、これもいい思い出。

昔は、畳屋さんが舗道まで店を広げトントンと畳づくりに精を出すのも

普通の風景でしたから、モノづくりが日本人の体に染みついていましたね。

それでは、自然住宅「榛(はしばみ)の家」の上棟の賑やかな様子です。

   
   
   
   
   
   
   
   

不便と風が強い立地のぶん、陽当りと最高の景色を持つ「榛の家」

上野原市の素朴な景色や星空もとても美しい…藤野の高台の家です。

 

  設計…池辺潤一  施工…創和建設㈱  大工…関戸&戸谷