2013年05月28日

「制震装置…ダンパー」のある家、つくりませんか?

ゴールデンウィークの最中、ちょっと制震について勉強を始めました。

合板バリバリの耐震住宅が普通になっている現在、

工務店も視点を変えて(金物だったりラス下を昔ながらに斜の施工だったり)

いろいろと差別化を考えています。差別化…差別化…です。

住宅の要所要所に制震装置の星飛雄馬の「大リーグボール養成ギブス」の

ようなバカ高くバカ大きな装置をつける事を考えている方もおられます。

それって、建築として美しくないだろーとは思いますが…。

制震・免震性が上がるのは間違いないとは思いますが、

コストの大半をそっちにとられてしまい、肝心な住まいの親骨がチープに

なってしまうということも良く聞く話ですね。

断熱と耐震は、お客様に宣伝しやすく売りやすい言葉なので、

ハウスメーカーさん建設会社のみなさん煽るように使ってきますね。

そこに、もっともらしい数字が加われば鬼に金棒…ちょっとした詐○みたい?

今回の制震ダンパーは、機械モノ(車に使っているような)なので、

もろにショックアブソーバーのような小さな形状をしていて、

シンプルはシンプル。そして大壁の住宅の壁内で隠蔽可能。

効力もありそう、価格も高くない。自然住宅にも使えます。

心配はメンテナンスと耐久性かな?

これは、どの装置もそうですが、機械は壊れるという心配ですね。

壊れるものは、プラスαと考える。基本構造はちゃんとやっておく。

普通の家をキッチリ建てるというのが大原則で、そこがはじまり!

sowaのブログ

まずは、耐震装置より前の基本の家づくりでの強さを…。

建物の形や窓の配置、上下階の壁の位置 等々⇒基本ですね。

そしてその前にもっと大切なこと…楽しい家になっているかどうか!

耐震や断熱の安心感の前に、住みごこちを考えましょう。

そして最後に…自分だけの家になっているかどうか。

派手にする意味は全くないのですが、まわりとみんな一緒ではない

自分だけの個性がしっかり反映されているかどうか。

普通なんだけど、家に入って見ると「どこかイイよね、何か他と違うよね」

ちょっとだけ「クスッ」と笑える優越感みたいなものアリかな?

ある種の建築雑誌に載っているような、家と住まい手がいい感じに映っている

のを見て、この家にこの人ありで羨ましく思える事があります。

住まい手そのままが家づくりに反映されているのが伝わってきます。

(実際は建築家の方や工務店の意向だったりもするのですが…)

                  以上、耐震から脱線した文になってしまった。

ご報告…今年度もまた、地域型住宅ブランド化事業がありそうです。

     今年はどんな「チーム」・どんな「ブランド」が出来てくるのか?

     そしてそしていつものように、弊社もどっぷりつかります。

まずは、材料主体の補助金制度なので、材木屋さん・建材屋さんの

地元の方が旗振りをしながら地元をまとめてくれるとありがたい…。

ここ何年かで、地産地消が普通に通るようになりました。

これからもこの分野は加速していくのだと思います。

林業・製材業・工務店…そして一番大切な施主の皆さん、

他の地域に遅れを取らないよう地域で頑張りましょう!

地元の木を使うことは、遠い将来私たちの子孫に必ずや恩恵が…。