2012年09月20日

犬と暮らす…再び!

自然住宅で「犬と暮らす」こと。

年末に予定している新築住宅の1番の宿題です。

先週、そのお客様より1冊の雑誌をいただきました。

私は、ず~っとネコと暮らしていますが、犬の経験はありません。

「さあ、どんなんだろ-?爪を研ぐのだろうか? 勉強・勉強!」

以下、私が気になるところの抜粋です。

○リビングは犬が遊びまわれるスペース(直線距離が長い)にするため、

開放的な間取りとする。またいつでもどこでもご家族が見えるように。

この十分な直線距離が犬のストレスの発散となる。

(この距離感…かなり大切らしい)

○風通しが悪いと湿気がこもり家が傷みやすい。

対角線に開口部を。これは人と一緒。

○犬のトイレや食事をする場所は、ニオイが気にならず、

掃除・かたずけがしやすい場所とする。間取りに反映。

○高いところから、より広い場所を見渡せるのは犬にとってNG。

○絶対に開けられたくない部屋は、扉やカーテンで仕切り

ドアの取っ手はレバーではなく握り玉とする。

中が見える格子戸を使う方や床に数段の階段を付ける方もいる。

○家全体の温度を同じにして、ヒートショックを防ぐ。

○床の仕上げは、タイルカーペットやコルクタイルのように

ピースを組み合わせて使える物がベスト。
sowaのブログ

また、それが1階である場合は、土足やテラコッタタイルも可。

掃除がしやすいしクールボードがわりにもなる。

○腰の高さまでの壁紙は、見切りで貼りかえられるようにする。

○障子は紙ではなく、プラスチック製とする。

○暖房は、エアコンではなくゆっくりじんわり温めてくれる

薪ストーブなどが、犬の住環境には優しい。

○犬の散歩道具の棚は玄関近くに。

○玄関近くに犬専用の洗い場やケアを設ける。

○濡れ縁には人工芝を敷きこみ日向ぼっこスペースを。

○ウッドデッキは下から風が入るようにする。

○庭は土か芝が1番。砂利やレンガや石畳は熱くなるので、

犬の負担が大きい。ウッドチップは犬が食べることがある。

感想…わかってはいましたが、犬はネコより人との繋がりが強いようです。

☆最後にこのような言葉もあちこちに散りばめられていました。

「犬も人も住みやすい住環境は同じ。いくら犬のことを考えてた家でも、

人が暮らしにくければ意味がありません。共に生きる…を考える。」

いよいよ設計開始です。地域型ブランド事業の補助金を使った

「長期優良住宅+地産地消住宅」を目指します。

☆現在、弊社では(犬と暮らす家)に3軒関わっております。

それぞれのお客様の考え方で、ご家族の中で犬の地位が違ってます。